エニアグラムのトライタイプとは？27の性格タイプを解説

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トライタイプ診断テスト

 

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エニアグラム・トライタイプとは？

エニアグラムを理解しているけれど、それをどう日常や人間関係に活かせばいいかわからない方へ―― トライタイプ がそのヒントになります。

トライタイプは、エニアグラムの資質を最大限に引き出し、他者との関係やコミュニケーションを深めるための新しいアプローチです。この記事では、米国の研究者キャサリン・チャーニック・フォーブルが提唱したこの理論を基に、エニアグラムをさらに活用する方法をご紹介します。

参考：https://www.katherinefauvre.com/tritype/

エニアグラム基礎編では、9つの性格タイプから1つの基本タイプ（ガッツセンター・ハートセンター・ヘッドセンター）を選ぶのに対して、トライタイプ では、残りの2つのセンターにも焦点を当てています。

例えば、あなたがタイプ8なら、ガッツセンターが8になるだけです。
残りのハートセンターやヘッドセンターはどこでしょうか？

トライタイプを2つの視点で考察

アーキタイプ27種類（現在162タイプを執筆中）

アーキタイプとは、トライタイプの原型です。この元型は27種類あります。
最大で162タイプあります。
*各アーキタイプの記事内に6通りのトライタイプのパターンのURLを設置中です（まだ未完成2025/2/24に更新）

• タイプ125　指導者/メンター
  • △125、△152、△215、△251、△512、△521
• タイプ126　支える人/サポーター
  • △126、△162、△216、△261、△612、△621
• タイプ127　教師（先生）
  • △127、△172、△217、△271、△712、△721
• タイプ135　技術者（エンジニア）
  • △135、△153、△315、△351、△513、△531
• タイプ136　監督官・指揮官
  • △136、△163、△316、△361、△613、△631
• タイプ137　システム構築者
  • △137、△173、△317、△371、△713、△731
• タイプ145　研究者・教授
  • △145、△154、△415、△451、△514、△541
• タイプ146　哲学者・思想家
  • △146、△164、△416、△461、△614、△641
• タイプ147　永遠の夢追い人
  • △147、△174、△417、△471、△714、△741
• タイプ258　戦略家
  • △258、△285、△528、△582、△825、△852
• タイプ259　知恵袋
  • △259、△295、△529、△592、△925、△952
• タイプ268　救う人
  • △268、△286、△628、△682、△826、△862
• タイプ269　いい人
  • △269、△296、△629、△692、△926、△962
• タイプ278　楽観的自由人
  • △278、△287、△728、△782、△827、△872
• タイプ279　ムードメーカー
  • △279、△297、△729、△792、△927、△972
• タイプ358　ザ・問題解決者
  • △358、△385、△538、△583、△835、△853
• タイプ359　思索家・孤立主義者
  • △359、△395、△539、△593、△935、△953
• タイプ368　正義の味方
  • △368、△386、△638、△683、△836、△863
• タイプ369　カメレオン
  • △369、△369、△639、△693、△936、△963
• タイプ378　パワープレーヤー
  • △378、△387、△738、△783、△837、△873
• タイプ379　大使・権力者
  • △379、△397、△739、△793、△937、△973
• タイプ458　ザ・カリスマ
  • △458、△485、△548、△584、△845、△854
• タイプ459　隠者・ひきこもり
  • △458、△485、△548、△584、△845、△854
• タイプ468　予言する人
  • △468、△486、△648、△684、△846、△864
• タイプ469　自分探しの旅人
  • △469、△469、△649、△694、△946、△964
• タイプ478　発信者・メッセンジャー
  • △478、△487、△748、△784、△847、△874
• タイプ479　妖精・ピーターパン
  • △479、△497、△749、△794、△947、△974

同じアーキタイプを持つ者同士は、基本タイプが違っても感覚が共有できます。

逆に、基本タイプが同じでも、アーキタイプが異なれば、同じタイプでも別人のように思えて仕方ないです。

トライタイプの導き方：タイプ９で検証

タイプ９は、外界との調和や内側の平和（９ｗ８：周囲との調和／９ｗ１：心の平和）を大切にします。そのため、無意識に自分を外界に合わせようとします。しかし、残りの２つの数字が異なれば、基本タイプの使い方はだいぶ異なります。

トライタイプは2番目と3番目のタイプの役割とは？

1番目（プライマリー）、2番目（セカンダリー）、3番目（テルシャリー）のタイプがどの順番でどう動くかに注目する理論

それぞれを見ていきましょう。

1番目のタイプ（プライマリー）

プライマリータイプは、自分の根源的な恐れや欲求を反映しており、性格や行動パターンの中心となるものです。

プライマリータイプは、私たちの根源的恐れや根源的欲求を教えてくれます。それはエニアグラムの根幹であり、最も大事な部分ではありますが、エニアグラムを現実社会で実践行く過程が盲点になります。そこでセカンダリータイプの登場です。

2番目のタイプ（セカンダリー）

セカンダリータイプは、プライマリータイプがストレスを感じたときに、一時的に回避する役割を担ってくれます。いったん、自分のセンターから抜けて、他のセンターに移ることで、一時的な防衛を図ります。

例えば、タイプ４の人が、ハートセンターにいることに限界を感じたとき、一時的にヘッドセンターやガッツセンターに意識を移す状態です。

はい！ここまで説明すればお判りいただけるかと思います。

エニアグラムは、あくまでその人の性格の最も本質的な部分を映し出しているにすぎません。しかし、私たちのほとんどが本質の部分以外の部分も活用して、毎日を生きています。

• ガッツ＜行動＞…この瞬間の意思や行動、とっさの反応
• ハート＜感情＞…人間関係や自己イメージ、アイデンティティ
• ヘッド＜思考＞…戦略や未来予測、情報収集と決断

など、3つのセンターをぐるぐる回しているのです。トライタイプは、この動きに注目をしています。

3番目のタイプ（テルシャリー）

テルシャリータイプとは、エニアグラムにおける「三番目のタイプ」を指し、普段はあまり意識されない側面です。

このタイプは、個人の性格の深層に位置しています。ストレスや特殊な状況で表れることが多いですが、未発達なため、自分一人ではコントロールができません。セカンダリータイプと比べても、さらに無意識に作用しています。

トライタイプ258を例に

例えば、トライタイプ258の人は、プライマリー：タイプ2として、「他者から必要とされたい」欲求があります。この欲求が満たされず、セカンダリー：タイプ５に移行して、いったん外界から身を引いて、独りで考える道を選びました。その成果が妥当かどうかを決着つけたいのです。

そこでテルシャリー：タイプ8の登場です。

トライタイプ258は、自分が身を引いて考えてきたことを実行に移し、他者を制圧することで、その人から関心や愛情を獲得します。

 

テルシャリータイプの統合

テルシャリータイプは、自分の中で最も無意識の領域にあるため、直接的に自覚することは難しいですが、セカンダリータイプを通じてこのタイプにアクセスすることが可能です。

すべてのセンター（思考、感情、行動）を統合することで、初めて本来の自分に戻り、内面のバランスが取れるようになります。このプロセスを通じて、より深い自己理解と成長が得られます。

テルシャリータイプの効果

テルシャリータイプは、他者との関係にも活かせる重要な要素です。

フロイト心理学で言うところの「イド」（本能的な欲求や心地よさ）に近いもので、テルシャリータイプが満たされると、その人にとって大きな快感となります。そして、その欲求が満たされたとき、人は本来の自分のタイプに自然に戻ることができます。

例えば、トライタイプ258の人は、テルシャリータイプであるタイプ8の「主導権を握りたい」という欲求が満たされたとき、「自分は必要とされている！」と感じ、再びタイプ2として他者に奉仕しようとする本来の姿に戻るのです。このように、テルシャリータイプを理解し、それを適切に満たすことで、自分の中心に戻り、より良い人間関係を築くことができるようになります。

テルシャリータイプは無意識×未発達ゆえ、根源的恐れや欲求には反映しませんが、心の奥底で他者の支援を必要としています。

参照：https://www.personalitopia.com/

トライタイプの活用法

エニアグラムのトライタイプ理論は、個々のタイプが抱える課題や生き方のヒントを、より具体的に引き出すツールです。トライタイプの考案者であるキャサリン氏は、エニアグラム専門のコーチとして、個人の成長やコミュニティでの活用を提唱しています。

例えば…

タイプ2は他者に必要とされたいという強い願望がありながら、人との親密な関係をどう築くかがわからず、孤立感を抱えることがあります。タイプ3は、成功への道筋が見えないことで焦燥感に駆られたり、タイプ4は自己表現の不自由さに苦しみ、一人で悩むことが多いです。

こうした状況をトライタイプは新たな視点で捉え、個々の成長と周囲との調和を図ることを可能にします。

さらに…

タイプ5は自分の強みや適職に気づくのが難しく、タイプ6は無意識に内面的な不安を抱えながら、その対処法に気づけないことがあります。タイプ7に至っては、刹那的な快楽追求に走り、本当の楽しみを見失ってしまうことが多いです。

タイプ8は、自分の強さを発揮できずに内向的になってしまうことがあり、タイプ9は自分のタイプに迷いを抱えがちです。タイプ1も、自己の信念に自信を持てず、自己疑念に陥ることが少なくありません。

もしあなたが、自分のエニアグラムのタイプは理解しているものの、それをどのように人生に活かすかがわからないのであれば、トライタイプがその答えになるでしょう。

トライタイプは、各タイプが持つ強みや弱みを明確にし、それをどのようにして現実の人間関係やコミュニティで活用できるのかを示してくれます。

これにより、自己理解が深まり、他者との関係が改善されるだけでなく、組織やチームの発展にも寄与することができます。

エニアグラムをさらに一歩進めて、日々の生活に具体的に応用したいと考えている方には、ぜひトライタイプを学んでいただきたいです。それにより、あなたの潜在能力を最大限に引き出し、より充実した人生を歩む手助けとなることでしょう。

ラス・ハドソンはトライタイプを評価している

ラスハドソン氏は、このトライタイプについて肯定的な意見を示していることがわかりました。

本人曰く、「新しいエニアグラム」と称していますね。

“Katherine and David’s work on the Tritype is fresh, innovative and illuminating. Even those well acquainted with the Enneagram will be surprised at the precision of this approach in identifying key features of the personality. Highly recommended!”

—Russ Hudson,Sexual 548, coauthor, The Wisdom of the Enneagram

http://www.enneagram.net/epro1_certification_training.html

以下、そのまま和訳

キャサリン氏とデイビッド氏の「トライタイプ」に取り組みは、斬新かつ革新的で、非常に引き付けられる。人の性格の特徴を示す際に、いわゆるエニアグラマーと言われる人たちにとっても、このアプローチの精密さには驚くことでしょう。超お勧めっす！

 

自分のトライタイプを知りたい方へ

ひよこ君とフクロウ君のエニアグラム講座の読者様限定で、グループ向けワークショップ・個人セッションのいずれかに参加いただければ、エニアグラム・トライタイプを学べます。

事前にメールにて「自分のトライタイプについて知りたい！」とお申し付けください。トライタイプについて教えることを前提でエニアグラムの講座を組ませて頂きます。