ESTJクリエイティブとは?-16の性格/DCNHサブタイプ編
ESTJクリエイティブは、従来のESTJの熱心さや実利志向を持っていながらも、新しいことに対してオープンです。他のESTJと比べれても、開放的な一面があり、誰とでも親しみを感じさせます。
既存の枠組みやルールを重んじながらも、新しい発想やアイディアを積極的に受け入れて、一緒に実現していくことに真剣になります。真面目な性格ですはありますが、どこかで遊び心があります。
ESTJクリエイティブの特徴
このサブタイプのESTJは、知的で魅力的、そして表現力豊かです。誰に対しても包容力を見せて、状況に応じて柔軟に行動を選択することができます。自分で「こうしたい」がハッキリとはしていますが、自分のやり方を人に押し付けません。
まずは、現状を受け入れて、その中で自分が何ができるかを考えて、最善の方法を選びます。
サブタイプの影響
ESTJクリエイティブは、「スターバースト」パターンと呼ばれる脳の構造を持っています。スターバーストとは、脳の中心から様々な情報が伝達される構造です。
ESTJクリエイティブは、目標達成に尽力します。ここまでは従来のESTJと同じかもしれません。
まずはなんでもやってみる
ここからです。ESTJクリエイティブは、自身が設定した目標を達成するために考えうる手段をたくさん思い浮かべて、全てを実行に移します。同時並行で行います。
例えば、来年までに月収100万円を手に入れたいと思ったら、その方法は、節約、投資、副業、起業、転職と選択肢は様々かもしれませんが、まずは全部やります。
まずはなんでもやってみて、何がいちばん良い方法かを見極めて、そこから最も効率の良い方法に集中します。ESTJノーマライザーのように慣れ親しんだ方法やハーモナイザーのようにみんなが選ぶ方法を選びません。
また、最初から何をどうするかは決めつけません。
シンプルに勉強家×努力家
ESTJクリエイティブは勉強が大好きな人が多いです。あらゆるパターンに対応できるように、たくさんの引き出しをたくさん持っていたいのです。ESTJドミナントと違って、ひとつのやり方にはこだわりません。
ESTJクリエイティブは、状況に応じて様々な対応ができるタイプだと誤解されがちですが、決して行き当たりばったりではありません。基本は短時間で結果を出すことに尽力しつつも、自分が慣れ親しんでないパターンでも「なんとかするぞ!」という意志が強いのです。
よって、他のESTJと比べてもブレイクスルーを起こしやすいタイプになるでしょう。
ビジネスライクだが社交的
ESTJクリエティブは、ビジネスライクでありながらも人付き合いにも時間を注ぎます。但し、人は選びます。その条件は、自分を高めてくれる人であったり、自分をより高いステージに導いてくれる人です。
そういう意味では、エニアグラムのタイプ3に最も近い存在でしょう。トライタイプであれば、△371や△173などのグループと親和性が高いといえます。
間違えやすいタイプ
ESTJクリエイティブは、その社交性と創造性から、時にENTJやENTPと間違えられるかもしれません。ただ、これまでお伝えしてきたように、目標指向のアプローチは、ESTJの核となる特性です。
ESTJは外向的思考(Te)を主機能として使用します。ESTJは、どこまでも目標指向であ理、その決断を下す際は、効率性や実用性を重視します。はじめはなんでもやりますが、結果が出ないと思ったら、直ぐにやめる!と判断を下して、よりよい方法を選びます。
ENTPやENFPのように、その場で思いついたアイディアを実現を楽しみません。アイディアは結果を出す手段です。
ENTJは長期戦を好むのに対して、ESTJは短期戦です。諸説こそありますが、そのスパンは3ヶ月単位です。数年後に実現したいビジョンではなく、数ヶ月後に手に入れたい現実なのです。
そのためにあらゆる手法を試しながら、確実に結果になるようにマネージします。
強みと弱み
ESTJクリエイティブの強みは、創造性と実行力のバランスです。常にアイデアを生み出し、それを実現するための具体的な行動をとることができます。一方で、弱みは、感情への欠如や、他者との衝突です。
創造性と実行力のバランス
ESTJクリエイティブの強みは、その創造力と実行力の見事なバランスです。例えば、会議の席でブレインストーミングを通して、様々なアィディアを出すこともできます。またプレゼン資料に落とし込んでみんなを説得することができるでしょう。
但し、いかに素晴らしいアイディアでも周りが動いてくれないときに、ESTJクリエイティブは苛立ちを覚えるでしょう。ESTJドミナントは、独自のリーダーシップで人を動かします。ESTJノーマライザーは、自分が一人でできる部分を確実にやり遂げます。ESTJハーモナイザーは上手に周りが動いてくれるように促します。
対して、ESTJクリエイティブは、自分のアイディアが素晴らしいと思い込んでいるため、周りかが実行に動いてくれないことに対して疑問を抱いてしまうのです。
その創造性は実行を伴う
一方で、ESTJクリエイティブが直面する課題は、感情的なニュアンスに対する鈍感さや、自己のアイデアに固執しすぎるあまり他者と衝突するリスクがあります。たとえば、彼らは自分の提案が効率的であると信じているため、同僚からの感情的な反応や異議に対して、理解を示すのに苦労することがあります。また、プロジェクトの方向性について激しい議論が交わされる際、彼らの直接的なコミュニケーションスタイルが誤解を招き、チーム内の緊張を高めることもあります。
アイディアを具現化する意識が強い
ESTJクリエイティブは、NP型の人々とは異なります。NP型の人々が持つ抽象的な思考や、可能性を探究する自由な精神とは対照的に、ESTJクリエイティブは具体的な結果を重視し、アイデアを実行に移すことに強い意欲を持っています。ESTJクリエイティブにとって、創造性とは、実用的な形で表現する手段です。アイデアを具現化して、社会に貢献することを目指します。この実践的な創造性こそが、ESTJクリエイティブをNP型の人々と一線を画す特徴です。
働き方/適職
ESTJクリエイティブは、創造性を発揮できる職業や、変化とスピードが求められる環境で活躍します。主に、その職業は戦略コンサルタントや広告営業など、様々な施策をプレゼンテーションをして、大勢の人をたちを動かす仕事でしょう。
- 事業のマーケティング戦略立案
- 販売のプロジェクトマネジメント
- 販促キャンペーンの打ち出し
- ウェブサイトのディレクション
などアイディアを実行に移しながらも、確実に数字に反映させる職業が向いています。
人間関係と課題
ESTJクリエイティブは、鋭いユーモアのセンスと会話力を持ち、人と遊ぶことができます。しかし、事が自分の思うように進まないと無神経になったり、反抗的な態度を取ったりする時もあります。
人間関係においては、他者の感情に配慮する必要があるでしょう。良くも悪くも、自分が内側で描いている理想の人生を送れているか?は人付き合いの鍵になります。自分の内面が満たされないと、人に対して厳しく当たってしまうかもしれません。(クリエイティブに限らず、どのESTJにもいえますが…)
数字、実績、結果以外で人と楽しむことができる遊び心や人生の後半で必要になってきます。
まとめ
ESTJクリエイティブは、伝統的なESTJの強みに加え、探求心と創造性を持つユニークなタイプです。彼らは新しいアイデアや変化に対して開かれた姿勢を持ち、それを現実の成果に変える能力を持っています。ESTJクリエイティブは、創造性と実行力のバランスを取りながら、多様な分野でその能力を発揮し、周囲に新たな価値を提供することができます。
DSNHサブタイプ
UCLA(カリフォルニア大学)で心理学と人文学を教えているDario Nardi博士によるサブタイプ理論です。16タイプの脳の活動と社会的役割を踏まえて16×4の64分類をしております。

16の性格タイプの社会適性や役割について、それぞれを細分化して教えてくれます。