ENTJドミナントとは?-16の性格/DCNHサブタイプ編
ENTJドミナントは、生まれながらにしてリーダーシップを発揮し、野心的で自信に満ちた性格を持つサブタイプです。ENTJドミナントは、自分の目標達成に向けて果敢に挑戦して、必ず周囲を巻き込んでいくことに喜びを感じます。
この記事では、ENTJドミナントの特徴や働き方、人間関係などについて詳しく解説をしていきます。また、ENTJ自身が気付いてない欲求にも踏み込んでいきます。ENTJの方は最後まで読んでください。。。
ENTJドミナントの特徴
ENTJドミナントの最大の武器は、目標達成に対する強い意欲と決断力に加えて、その統率力にあります。自分の中で、私たちはどこに進むべきか?が決まっています。
そのゴールに向かって、自分が舵を切り、メンバーを同じ方向に導きたいと考えています。
サブタイプの影響
ENTJドミナントは、基本的なENTJの性格に加え、広範囲でのリーダーシップが強調されます。この違いは、ESTPドミナントと比較するとわかりやすいです。
ESTPドミナントとの違い
- ESTPドミナント:その気になれば独りで目標に向かって進める。自分についてきてくれる人は歓迎するが、ついて来れない人は追わない
- ENTJドミナント:自分が受け入れている「仲間」は育てる。独りでは行動しないし、独りで実現できるようなゴールは設定しない
ENTJドミナントは、組織やグループ、業界、社会をより良い方向へ導くために、新しいアイデアや改革を推し進めることに情熱を燃やてします。そのため、現在の延長で満足できないのです。
例えば、ENTJドミナントが、カツラを作る会社の経営者だったら、こう考えるでしょう
-質の高いカツラを作る事よりも、頭皮に張り付くような植毛を作る事が目的なんだ。
本質はチーム結成
ENTJドミナントが打ち出すビジョンが、個人のレベルでは実現できないものであり、必ずチームや人の助けを必要とするため、ENTJドミナントはチームに積極的に働きかけます。
独りで3000万円を生み出す実力があっても、3人で5000万円を生み出すチームをたくさん作るでしょう。この点は、ENTJノーマライザーとの決定的な違いでしょう。ENTJノーマライザーは、個人の目標達成のコミットするのに対して、ENTJドミナントは自分が結成したチームの目標達成にコミットします。
間違えやすいタイプ
ENTJドミナントは、現場での強いリーダーシップや自信から、時にESTJやESTP…またINTJと間違えられる事があrます。
- ESTJドミナントとの違い:ESTJドミナントは現場のオペレーションに焦点を置くのに対して、ENTJドミナントはチーム全体のパフォーマンスを意識します。現場の管理よりも経営全体に重きを置きます…反面、マイクロマネジメントは苦手です。
- ESTPドミナントとの違い:この瞬間の手応えよりも、将来の可能性にベットします。目先の数字には意識しますが、その数字がこの先にどんな可能性になるのかを意識して、判断を下します。長期視点には立てますが、短期視点は抜けがちです。
- INTJドミナントとの違い:お互いJ型で自分の狙い通りに事を運びたいため、両者はの違いを見分けるのは難しいです。決定的な違いは、ENTJドミナントは議論が大好きです。INTJドミナントは議論は避けたいです。これは両タイプの劣等機能が大きく影響しています。
ENTJドミナントは、数年後のビジョンを示して、そのロードマップを示しますが、相手から何らかの反応を得たいと考えます。メンバーの意見を聞いて、自分のビジョンをより確かなものにしたいのです。
ENTJが議論を好む背景には、以下の心理機能が強く影響しています。
- 補助機能:内向直感(Ni)-外向思考からもたらされるゴールの軌道修正をしたい
- 劣等機能:内向感情(Fi)-まず構ってほしい(ENTJはツンデレと言われるが所以)
ENTJドミナントは、リーダーとしての役割を担いつつも、本音はみんなと一緒に何かを成し遂げたい気持ちが無意識かで働いていています。大きなことを成し遂げてみんなで喜びを分かち合いたいのです。
→そのうちENTJのシャドウファンクションは更新します。(ごめんなさい)
話を戻します。
ENTJドミナントは、チームではリーダーポジションを担い、リーダーとして役割に最も適しているタイプになります。
なお、現時点でリーダーとして活動していないからといって、自分はドミナントではないと決めつけないで下さい。リーダーになる機会は人生の中でいくつもあります。
そのときに、どれだけ主体的に動けるか?また、人を主体的に動かさせるか?です。
では、改めてENTJドミナントの強みと弱みについて解説をしていきます。
強みと弱み
ENTJドミナントの強みは、その決断力と統率力にあります。ENTJドミナントは、困難な状況においても迅速に動く事ができ、目標を提示して、その達成に向けて周囲をモチベートする事ができます。むしろ、カオスな組織でこそ、ENTJドミナントは、その手腕を発揮できるでしょう。
一方で、ハーモイザーのようなチームの調和を前提としたコミュニケーションや平和な日々を続けるような役割には不満を覚えます。ENTJドミナントは、何かに向かって挑戦をしていく活力を求めています。
前頭葉と左脳が発達しているため、どのようにロジカルに問題を解決していくか?に関心があり、その本質は問題や課題がない世界は退屈なのです。
働き方/適職
ENTJドミナントは、経営管理、政治指導者、起業家、メディア編集などの分野で活躍する事ができます。それ以外のでも、以下の条件を満たす仕事では、そのリーダーシップを発揮し、大きな影響力を持てるでしょう。
- 大胆な変革が求められている環境
- 能力主義×実力主義×結果主義
- 常に環境の変化し、コントロールする事が求められる
- 成功すれば、社会的な影響力を手に入れられる
ENTJドミナントは、仕事を通して大きな変化を起こして、何からの爪痕を残したいと考えています。独りでは困難な課題になればなるほど、そのポテンシャルは活かせるでしょう。
人間関係と課題
ENTJドミナントは、強いリーダーシップを発揮する一方で、人間関係においては他者の感情や意見に対する配慮が足りないときがあります。本気になればなるほど、自分とは違うタイプとの関係に亀裂が生じる事があります。
特に、ENTJはサブタイプに関係なく、内向感情:Fiと内向感覚:Siのケアは大切になります。昼間は鬼のように働いても、仕事が終わったら、まるでガス欠の自動車のようになります。
平日は、外向思考:Teと内向直感:Niを使っているときは満たされているかもしれませんが、その反動は仕事終わりに来ます。自分のケアを怠らないようにしてください。
まとめ
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DSNHサブタイプ
UCLA(カリフォルニア大学)で心理学と人文学を教えているDario Nardi博士によるサブタイプ理論です。16タイプの脳の活動と社会的役割を踏まえて16×4の64分類をしております。
16の性格タイプの社会適性や役割について、それぞれを細分化して教えてくれます。