16タイプ ESTJ型(外向、五感、思考、計画)

決め付けの刃:16タイプのESTJ型(外向、感覚、思考、計画)のESTJについて解説をしております。
ESTJ型の性格や傾向、適職など基本を抑えて、心理機能を元にMBTIのタイプダイナミックスやソシオニクスのモデルAを踏まえた解説をしております。主に海外記事を中心に書いています。
まずは目次を参照ください
- 1. ESTJ型の性格/特徴
- 1.1. 子供のころから努力家
- 1.2. 能率よく立ち回る
- 1.3. 挫折すると脆い部分も
- 1.4. 性格タイプ界隈では人気がない
- .
- 2. ESTJの長所・短所
- 2.1. ESTJの有名人・創作キャラクター
- 2.1.1. 海外(芸能人、政治家、組織のリーダーなど)
- 2.1.2. 日本 (芸能人、政治家、組織のリーダーなど)
- 2.1.3. アニメ・漫画キャラ
- 2.2. ESTJの適職
- 3. MBTIのタイプダイナミックス
- 3.1. 心理機能:主機能、補助機能、第三機能、劣等機能
- 3.2. 補助機能が発達していないと
- 4. ソシオニクス-モデルAの考察
- 4.1. ESTJ(LSE)のモデルA
- 4.1.1. 先導機能:外向思考(Te)
- 4.1.2. 創造機能:内向感覚(Si)
- 4.2. 役割機能:外向感情(Fe)
- 4.2.1. 脆弱機能:内向直感(Ni)
- 4.2.2. 脆弱機能:内向感情(Fi)
- 4.2.3. 動員機能:外向直観(Ne)
- 4.2.4. 無視機能:内向思考(Ti)
- 4.2.5. 証明機能:外向感覚(Se)
- 5. その他、LSEについて
- 5.1. LSEの社会的役割
- 5.2. ISTJやISFJと比較
ESTJ型の性格/特徴
ESTJ型は、能率主義のリーダーです。何事に対しても責任感が強く、マジメに取り組みます。物事の規律やルールを重んじて、何事も効率よく遂行しようとします。
もしも、このような傾向があればESTJかも・・・
- 責任感が強く、まじめ。支配権を持ち、チームを統率したい
- 規律やルールを重んじる(正しくあろうと自分を律する)
- 正しい決断を下したい(私情を挟まない)
- 自分が決めたことは最後までやり通したい(基本ガンコ)
ESTJは、エリート街道まっしぐら!というイメージが強いですね。
子供の頃から、クラス委員に選ばれる優等生タイプであり、親や先生からはかわいがられてきました。周囲の期待に応えるため、いい大学に進学をして、みんなが羨むような企業に就職している人も多いのではないでしょうか?

では、ESTJ氏に登場してもらいましょう

招待してくれてありがとう。なんでも聞いて
子供のころから努力家
実際に、ESTJは、努力家の一面があり、学業-スポーツ-仕事に対して一生懸命行います。更に、集団生活でもマナーや言葉使いにも気を使い、子供のころから大人びた印象を周囲に与えてきました。

ん?実際はどうなの?

昔のことだから覚えていないけれど、成績は良かったかな。あと、サッカーチームではレギュラーだった。有名大学に入り、いわゆる大企業にも入ったよ
社会人になってからは早く一人前になるべく、目の前の仕事に精を出してきました。新入社員時代は、余計なことを考えずに、目の前の仕事に一球入魂して、誰よりも早く終わらせることで一生懸命でした。
その遂行能力が評価され、周りの人から評価されてきました。

就職して社会に適応できた?

どうだろう?まぁ、色々な人に迷惑をかけたけれど、できたんじゃないか?
もちろん、全員が有能でエリート街道を歩んできたわけではありません。ESTJは競争社会の中心を生きるタイプです。その中で挫折をした人もいます。
能率よく立ち回る
ESTJは、能率よく立ち回ることが得意です。持ち前の外向性を活かして、誰とでも毅然とした態度で向き合うことができます。その場の「感覚」に頼るため、余計なことは考えずに、端的なコミュニケーションをすることができます。
人の気持や感情も組み止めれますが、最終的には論理を頼ります。ビジネスシーンでは、頼もしくもありますが、ちょっとドライにも見えます。自分が決めた事は最後までやり通すため、いちど目標を定めればコンプリートするまで粘り強く取り組みます。

仕事人間みたいな印象?

仕事中だから仕事人間になるのは当然でしょ!最近、やっとオンとオフを切り分ける余裕ができたかな。
一方で、仕事が遅い人やマイペースな人に対してイライラすることもあります。また、自身も周りの期待に沿えないとイライラするでしょう。
非常にチームやグループに馴染みやすく、仕事ができるポジションを確立しやすいです。また、大半のESTJも有能な人物だと認識されたい欲求があるのではないでしょうか?

あ、承認はされたいっす
挫折すると脆い部分も
一見、エリートイメージが強いESTJですが、ずっと順風満々な人生を歩めているわけではありません。一度や二度ではなく、裏では何度も挫折を経験してきた人もいます。

挫折経験は?

あまり言わないけれど挫折の連続かもしれない!
テストで赤点を取る、レギュラーになれない、大学受験で失敗する、就職活動で内定ゲットできない、仕事で評価を落として左遷を食らうなどはタイプに関係なくあります。
ESTJはエニアグラムでいうところの、タイプ1、タイプ3、タイプ8の人に相当するため、好ましくない結果に直面すると、その瞬間はかなり凹むことでしょう。ひとつの挫折をキッカケに闘志を完膚なきまで打ち砕かれるESTJもいます。
■知人(達)の例
いじめ、レギュラー落ち、浪人、留年、内定取り消し、ブラック企業入社、左遷、出世コースから外される、会社から追い出される、借金

こういうときってどうするの?

辛いときは、受け入れて、必死にあがくしかないんだよね。
ESTJの中にも失敗をたくさん経験している人はいます。彼ら・彼女らが順風満々なエリート街道を走ってきたわけではありませんし、誰よりも地に足を立ち行動している分だけ、誰よりも失敗を経験してきているはずです。靴を誰よりもすり減らしてきたことでしょう。
ただ、ESTJは、心のどこかで「止まったら終わり」とは思っています。

だから走り続けることができるんだね?

たまたまじゃない。止まっている人も多いし
これは個人の感想ですが、ESTJが困ったときに、支えてくれる人が多ければ復活はできます。そのことに気づいているESTJは効率主義・能率主義になりつつも、仲間思い出し、人間味を感じさせる一面があります。(はい、大学時代の親友がESTJだったので、彼を見てそう思いました)
なお、そんなESTJですが、性格タイプ界隈ではあまり人気がないです。

え?人気がないの?

このデータを見てくれい
性格タイプ界隈では人気がない

本データーは、エニアグラム×MBTIが好きな方が調査をしたデーターなのですが、本当に注目してもらいたい点は、エニアグラムとMBTIの相関ではなく、16タイプ(MBTI)辞任者の数です。INTPやINTJの回答者が3ケタなのに対して、ESTJ型の回答者はたったの20人でした。
詳しい内容はこちらの記事でまとめています。
さて、話を戻します。
ESTJの長所・短所
長所
- 陽気で愛想がよい
- 客観的、現実的な判断をする
- 手際がよい
- 責任感が強い
短所
- 人の感情に疎い
- 人の意見を聞かない
- 柔軟に対応ができない
- 自分の価値観を押し付ける
ESTJの有名人・創作キャラクター
海外(芸能人、政治家、組織のリーダーなど)
マーガレットサッチャー(政治家)、エマ・ワトソン(女優)
日本 (芸能人、政治家、組織のリーダーなど)
木村拓哉(元SMAP)、太田光(爆笑問題)
アニメ・漫画キャラ
八神月(デスノート)、波平(サザエさん)、煉獄さん(鬼滅の刃)
有名人・創作キャラクターについてはネット記事と当方の主観によるものです。
ESTJの適職
ESTJは、具体的なルールがあり、周りと協力しながら進めていく仕事が得意です。持ち前の責任感の強さを発揮して自分主導で進めていきます。
出世すれば、指揮権・主導権を獲得できる職場・環境で力を発揮できます。
経営者、管理職・現場責任者、警察官、軍隊組織全般、教師、エンジニア、警備員
MBTIのタイプダイナミックス
心理機能:主機能、補助機能、第三機能、劣等機能
主機能:外向思考(Te)
自分の心情や考えを大勢の人に伝えたい。周囲から支持・賛同を得て、外界を自分の基準で動かしたい。
補助機能:内向感覚(Si)
実践的で、現実に即した行動をとるようにしている。何が本当に正しく、間違いなのかを、自分で判断することができる
第三機能:外向感覚(Ne)
物事の良しあしの理由が、ほぼ個人の思い付き。論理破綻した主張を繰り返す。論破される。※その割にはガンコ。
劣等機能:内向感情(Fi)
人の気持ちや影響を考えるべきシーンでも、原理原則を求めてしまう。感情的表現が苦手で冷たい印象を与えてしまう。
補助機能が発達していないと
- 十分な情報を取り入れずに結論に急ぐ
- 視野が狭くなり、独断と偏見が多くなる
- 仕事全般ができない人になり、自信を失う
などESTJ型の本来の持ち味を発揮できなくなります。内向感覚を発達させることで、目の前の状況を細かく把握でき、いま何をするべきか、そうでないかの判断ができるようになります。
自分に対して自信があるか、ないかがはっきり表れるタイプでもあります。
ソシオニクス-モデルAの考察
ソシオニクスのモデルAに基づいてESTJ(LSI)を解説します。
ESTJ(LSE)のモデルA
先導機能:外向思考(Te)
ESTJ(LSE)の主な動機付けは外界に対して働きかけ、正しい状態で機能するようにすることです。
ソシオニクスの外向思考は「実業主義(Pragmatism)」に基づいた正しさや効率性の追求を指します。ESTJ(LSE)にとって、この先導機能×外向思考はビジネスロジックになります。
よって、ESTJ(LSE)は、生産的でありたいと考えて、能率的に動きます。グループやコミュニティだと、周りの人たちに対しても、ビジネスロジックを前提とした思考・判断・行動を求めます。

ENTJ(LIE)のビジネスロジックとは何が違うの?

つい、細かいことが気になってしまう
ENTJ(LIE)とESTJ(LSE)の違い
- ENTJ(LIE):望ましい結果さえ手に入る保証があれば、仕事の進め方に対して指示せずに丸投げする
- ESTJ(LSE):プロセスに拘る。細かい指示を出して、部下のみならず上司やクライアントまで管理する
ENTJ(LIE)は結果さえでればプロセスはその次です。最後に欲しいものを得ているかで、ENTJ(LIE)は意思決定を下します。
対して、ESTJ(LSE)は、プロセスにこだわり、マイクロマネジメントを好みます。
もしもあなたが、ESTJ(LSE)なら、将来の可能性よりも、目の前のニーズに関心を寄せる事でしょう。

将来の1億円よりも確実に手に入る100万円かな

現実的なんだね
例えば、あなたがESTJ(LSE)なら、ヨドバシカメラやビッグカメラに行けば、商品のデザインやブランドよりも、機能やスペックを重視します。
生産・消費共に実用性を求めます。
自身が達成したい結果が明確であり、どのようにしてそのゴールを達成しようかを日々考えています。
実際にESTJが何かについて話し合いをするときは、事実を大切にして、感情的な視点を排除しようとします。客観的な出来事、事実、知識についてのみ関心があり、コミュニケーションの感情的な側面を遠ざけるため、無味乾燥かつ単調な印象を与えるかもしれません。
一方で、ESTJは、約束を守るための努力は懸命に行います。たとえ口約束でもです。
ESTJは、コミュニケーションや相互信頼において人に対して厳しくなりがちですが、自分にはもっと厳しくしています。ESTJにとって、グループやコミュニティは、人々のニーズい対応するために作られた合理的なシステムだと考える傾向があり、自分の考えが実現されないことに対して苛立ちを覚えます。
但し、この強い達成欲や完璧主義さが自らを苦しめる場合もあります。
仮にあなたの本当の性格タイプがESTJであっても…
- 自分の実績や能力、社会的地位に対して自信がない
- 何気に完璧主義だけれど物事を完璧に遂行できない
- 成長意欲は高いけれど、目標に向かって行動できない
などありましたら、別のタイプを自認するかもしれません。
さて、あなたが本当にESTJ(LSI)なのかは、他の情報要素+心理機能とセットで見て判断ください。この記事を通して、ESTJが本来の自分のポテンシャルを引き出すヒントになるでしょう。
創造機能:内向感覚(Si)
ESTJ(LSE)が志向するビジネスロジックを活かすためには、創造機能の内向感覚を活かせるかが必須です。ソシオニクスの内向感覚は「快適さ」「ペースの維持」など身体の内側で感じる感覚です。

具体的に何?

日々の生活や身の回りの空間が快適であること
言い換えるなら、ESTJ(LSE)は深いと感じる環境、動きづらいと感じる環境ではビジネスロジックを活かすことができません。内側にコンフォートネス(快適さ)を作り上げる必要があります。
- プライベートはキチンとリフレッシュする
- デスク周りやPC内のファイルを整理する
- 空間やファッションなどに気を使う
など、心身ともに快適さを追求することで、持ち前のビジネスロジックを活かすことができます。目先の仕事をガンガンと処理するだけの日々を過ごしていては、結果としてパフォーマンスが下がることをESTJ(LSI)は知っています。

仕事一筋ってわけでもないんだね?

プライベートを上手に活用するのがコツさ
ESTJ(LSE)は、休日に家族や仲間と一緒にピクニック、ウォーキング、ハイキング、スポーツに行きたがります。既にスケジュールの一部に組み込んでいる場合もあります。
但し、リクリエーション二次的な欲求であり、どこかで仕事のノリになっています。
例えば、あなたがESTJ(LSE)だとしたら、ディズニーランドに行ったときすら、「効率よく並んで、ひとつでも多くのアトラクションを制覇するぞ!」と考えいる事でしょう。
プライベートを仕事のノリで考えると、必ずどこかで失敗します。
役割機能:外向感情(Fe)
ESTJは、感情よりも事実と客観性を大切にします。対人面では活発さや感情表現はせずに、ビジネスライクな態度をとります。
但し、冗談、笑い、楽しみに重点が置かれている場では、周りに合わせて、ノリノリの陽キャラにもなります。ESTJの弱点は、感情のコントロールが苦手であるため、無理をし過ぎると顔にでます。
自分の指示に従わない人や、他の人が自分の論理や理解に反した行動をとると、ピリピリします。
実際に機嫌が悪いときのESTJは、非常に直接的であり、時には恋人やパートナー…場合によっては見知らぬ人に対しても厳しい口調で間違いを指摘することもあります。
脆弱機能:内向直感(Ni)
ESTJが幸せで生産的であるためには、安定した環境が必要です。予期せぬ変化やカオスに満ちた状況では、ESTJは自分のペースが保てません。いちどリズムが崩れると、自らのペースを回復させるために時間をかかります。その瞬間は、非常に生産性が低く、恐怖に取りつかれて行動ができなくなる場合もあります。
ESTJは努力家で完璧主義な反面、
- その努力が長期的に報われない
- 自分の責任では手に負えない
- ゴールまでの道筋が見えない
などの環境に身を置くと本来のポテンシャルを引き出せずに、徐々に内向的な態度に変わっていきます。但し、いくら内向的になっても、その解決策を内界から見いだせずに、内向きな性格になっていくことも珍しくはありません。
ESTJ(LSE)が、非現実的かつ高い理想をもつと、内向直観の声に脅かされて自爆します。
加えて、ESTJ(LSI)が最初にぶつかる壁が「タイムマネジメント」でしょう。ESTJ(LSI)は、完璧に物事を成し遂げたい思いから、ひとつの事を成し遂げるのに時間を大量に消費する傾向があります。結果として、時間内に物事を終わらせることができない恐怖に脅かされます。
LSE は、慢性的に遅刻するか慢性的に早退するという変わらない習慣を持っている傾向があります。彼らは物事にどれくらいの時間がかかるかをほとんど知りませんし、考えることもほとんどありません。イベントとイベントの間の経過時間に驚かされることが多く、時間がどこに行ってしまったのか不思議に思います。LSE は、すべてのことを可能な限り適切に、可能な限り最高の品質で行うことを望む傾向があり、そのような方法で仕事を行うのに必要な時間を考慮しないことがよくあります。
https://wikisocion.github.io/index.html
ESTJ(LSI)にとっての内向直観は悪い知らせです。
このような内向直観の声を強く感じ取れば、ESTJ(LSI)は、自分の事をINTJやINFJと自認するかもしれません。特にMBTI®の公式セッションのタイプダイナミクスでは、ESTJの心理機能では、内向直観の説明はありません。よって、ESTJが内向直観を感じたときは、内向直観こそが主機能であると判断するのです。
しかし、残念ながらESTJ(LSI)にとって、内向直観は脆弱機能です。意識的に自由に使える機能ではありません。意識こそしますが、自由に使えずに、過剰に反応する弱点になります。INTJやINFJは内向直観を通じて輝いたビジョンが見えるのですが、ESTJの内向直観は悪い虫の知らせになるのです。
ソシオニクスでは脆弱機能の内向直観は、この機能を得意とする人から支援を得る必要がある、と論じられています。その適任者が、双対関係にあたるINFP(IIE)になります。成長過程で適切な支援を受けることで、内向直観(時間の感覚)に伴う課題を克服することで、ESTJ(LSI)はお仕事から日常生活で成果を出せるようになるでしょう。
- リスクマネジメント(危機管理)ができるようになる
- リズムを崩されてもすぐにメンタルリセットができる
LSE は、物事を行うのに永遠に時間がかかる人や、正当な理由もなく全体的な仕事のペースを遅くする人にイライラします。誰かが何もしていないように見える場合、LSE は有益なことは何も起こっていないと見なします。
脆弱機能:内向感情(Fi)
MBTI®ではどうかわかりませんが、ソシオニクスにおいてESTJ(LSE) は、人間関係のケアができる人/道徳を重んじる人、信頼や伝統を大切にする人に対してに敬意を払います。
合理性を追求するESTJ(LSE)にとって、非効率だけれど大事なことを担ってくれる存在からの支援は欲しいのです。
LSE は通常、人や人間関係についての個人的な感情について確信が持てず、そもそも個人的な感情を抱く権利についても確信が持てません。彼らは、心理的または精神的な観点から自分の感情を認識し、実証するために信頼できる誰かを必要としています. これは、自分の感情をより認識し、信頼することを時間の経過とともに学習するのに役立ちます.
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特に感情ワークはESTJ(LSE)にとっては非合理な取り組みですが、社会の中では絶対不可欠であることは気づいています。そんな感情面のケアを手伝ってくれる人をESTJ(LSE)は重宝します。
感情を定期的に表現し、人を理解しようと努めてくれる人、人間関係面のフォローができる人を必要としています。
但し、どのような支援を必要とするかは、ESTJ(LSI)の状況に委ねられます。また、ソシオニクスの原文ではジェンダーによる影響が多いと説明されていました。
LSE は独自の条件で人間関係にアプローチし、通常は率先して相手のことを知ります。彼らが求めているもの、つまり道徳的なサポートと安定性は、他の人々が提供してくれるものに依存しています。LSE のデートへのアプローチは、通常、伝統的なジェンダーの役割に従います。
https://wikisocion.github.io/index.html
LSE は通常、人や人間関係についての個人的な感情について確信が持てず、そもそも個人的な感情を抱く権利についても確信が持てません。彼らは、心理的または精神的な観点から自分の感情を認識し、実証するために信頼できる誰かを必要としています. これは、自分の感情をより認識し、信頼することを時間の経過とともに学習するのに役立ちます.
LSE は、人々の本質と LSE に対する意図を見極めるのに苦労することがよくあります。これにより、LSE がいくつかの側面で「近づきにくく」なるか、または他の側面に対して特に用心深いまたは疑いを持つようになる可能性があります。彼らの疑いを克服するために、彼らは善意と友情を非常に明確に示す必要があります。
LSE は社交的で、特に仕事や余暇活動を通じて多くの知人を持っているかもしれませんが、より親密な友情を築くことには慎重です。彼らは、一緒に活動をしたり、人々に役立つサービスを行ったりすることで関係を構築する傾向があり、無意識のうちに相手が見返りに感情的な親密さを開始することを期待しています.
動員機能:外向直観(Ne)
ESTJ(LSE)は、自分には才能があり、どこかで自分は優れていると信じている人が多いです。但し、必ず他人から確認してもらう必要があります。他人より優れているという確かな確信を得て、自分が有能だと確信できるのです。
自己有能感情が満たされたときに、ESTJ(LSE)は、自分の可能性や能力を信頼でき、成功へと向かって特定の分野に集中することができます。それがどんな分野でもです。しかし、残念なことに、ESTJ(LSE)にとって外向直観(アイディアや機会を提示する機能)は、自由に使えず、自分の可能性を信じられるような裏付けを求めます。
外向思考が強いESTJ(LSE)は、創造性やアイディアなど目に見えない可能性に関心をしめしても、確実性がなければ実行しようとは思いません。革新的な機会が目の前にあってもつかみきれずに終わるでしょう。一方で、スグに応用できるシンプルなものであれば迷わず手に取ります。
LSE 自体は、通常、実用的な問題 (Te + Si の発明性) において革新的で独創的ですが、時間の経過とともにわずかにしか変化しない傾向がある世界観ではそれほどではありません。
一般的な傾向と最新の開発について知ることで、LSE は時代に遅れをとっていないことを確信できますが、LSE は積極的に自分で情報を探すのではなく、他の人に情報を提供してもらうことに大きく依存しています。
無視機能:内向思考(Ti)
内向思考とは、ひとことでいえばアカデミックナレッジ(学術的見識)です。
ESTJ(LSE)は、内向思考に該当sるうアカデミックナレッジに対して興味を持つことがあり、また理解しようとも努めますが、ビジネスロジックのほうを優先させます。
優れたコンセプトやアイディアでも、現実世界に反映されなければ、それは価値がないものだと見なします。なお、ESTJ(LSE)は、この内向思考を比較的自由に活用できます。
ビジネスロジックで勝負をするのに限界を感じたときには、書店に足を運んで学術書などを開いています。何らかのヒントを得て、現実社会に反映させる方法について検討を重ねます。
証明機能:外向感覚(Se)
ESTJ(LSE)の最大の武器は、この証明機能の外向感覚常にあるといっても過言ではありません。
外向感覚といえば、ESTPやESFPを真っ先に思い浮かびますが、ESTJ自身、彼ら・彼女らと同じレベルで外向感覚を使うことができますし、実際に使っています。証明機能ゆえ気づかないだけです。(また軽視しています)
実際にESTJ(LSE)は行動的なのですが、ESTPやESFPのように行き当たりばったりになることは避けます。これは創造機能に位置づけられる内向感覚を重視して、今のペースを維持するほうに関心を寄せます。
一気に力を放出して、自身が燃え尽きたりすることを避けるからでしょうか?
なお、自分が脅かされたと感じると、火事場のバカ力と言わんばかりに、外向感覚が発揮できます。いざというときに、この外向感覚が発揮されるからこそ、ESTJ(LSE)はどのような状況でも高いパフォーマンスをあげられるのでしょう。
LSE は、周囲の人々に自分がどのように見えるかを明確に認識しています。彼らは、目を引くものやステータス志向のものではなく、歓迎され、親しみやすい印象を与えるために、外見と持ち物を作り上げます。
その他、LSEについて
LSEの社会的役割
必ずしも明確な解決策を提供することなく、社会における欺瞞、管理ミス、不正、または無秩序に対してキャンペーンを行う社会的抗議者。
「全体像」を無視して、日々の仕事の細部にかなりの労力を費やす多忙な働きバチ。
ISTJやISFJと比較
ISTJやISFJほどリラックスは得意ではない
ISTJやISFJほどすぐにリラックスモードに切り替えることはできません。ESTJは、意識的にリラックスできるようにするため、まずは仕事を終わらせます。その後に、リラックスタイムに入ります。仕事が終わるまでは、たとえ身体が悲鳴を上げるまで働き続けるかもしれません。
次に、ESTJ(LSE)は外見に気を使います。ファッションから仕事道具(パソコン・スマホを含む)など、時にはインテリアやデザインなどあらゆる生活面で快適に過ごしたいと考えています。実際に、ESTJ(LSE)は、整理整頓された環境を好みますし、仕事・プライベート問わず、高い基準を求めます。完璧と思える環境のほうが快適なのです。
食事から睡眠時間、寝具などこだわるところは全て拘ります。
そんなキッチリさがあるのか、色々な人から相談を受けて、よくお世話を焼くことも…。
ソシオニクスネタです。
エニアグラムと16タイプの相関図
パーソナルデーターベースより集計(2023年1月31日までの結果)
タイプ | ESTJ | ESFJ | ISFJ | ISTJ | ISFP | ISTP | ESFP | ESTP | ENTP | ENTJ | INTP | INTJ | INFP | INFJ | ENFP | ENFJ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
タイプ1 | 164 | 17 | 55 | 230 | 6 | 13 | 3 | 1 | 40 | 81 | 11 | 158 | 16 | 187 | 21 | 41 | 489 |
タイプ2 | 5 | 259 | 139 | 4 | 11 | 7 | 43 | 4 | 40 | 4 | 19 | 11 | 65 | 123 | 86 | 266 | 472 |
タイプ3 | 91 | 40 | 6 | 28 | 9 | 9 | 35 | 29 | 89 | 450 | 15 | 97 | 6 | 39 | 86 | 124 | 247 |
タイプ4 | 10 | 4 | 14 | 3 | 258 | 25 | 26 | 14 | 74 | 15 | 111 | 64 | 908 | 397 | 280 | 29 | 354 |
タイプ5 | 3 | 22 | 10 | 53 | 21 | 238 | 9 | 3 | 160 | 19 | 1255 | 973 | 116 | 306 | 7 | 3 | 359 |
タイプ6 | 19 | 34 | 134 | 117 | 111 | 112 | 19 | 9 | 68 | 15 | 108 | 88 | 163 | 309 | 64 | 31 | 555 |
タイプ7 | 3 | 18 | 18 | 11 | 24 | 31 | 344 | 268 | 690 | 19 | 20 | 18 | 26 | 9 | 572 | 35 | 717 |
タイプ8 | 88 | 0 | 6 | 10 | 17 | 142 | 50 | 296 | 192 | 431 | 15 | 89 | 27 | 23 | 29 | 27 | 609 |
タイプ9 | 4 | 54 | 209 | 31 | 268 | 281 | 17 | 24 | 72 | 1 | 134 | 12 | 376 | 378 | 88 | 34 | 888 |
回答者数 | 387 | 448 | 591 | 487 | 725 | 858 | 546 | 648 | 1425 | 1035 | 1688 | 1510 | 1703 | 1771 | 1233 | 590 | 4690 |
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