16タイプ INTJ型(内向、直感、思考、計画)とは?

この記事では、そんなINTJの性格や傾向、適職から心理機能について解説をしていきます。
まずは目次を参照ください
- 1. INTJ型の性格/特徴
- 1.1. 内向 (I: Introversion) – 活力の根源
- 1.2. 直観 (N: iNtuition) – 情報の取り入れ方
- 1.3. 思考 (T: Thinking) – 物事の決め方
- 1.4. 判断 (J: Judging) – 判断後の態度
- 2. INTJの世界観
- 2.1. 孤島のリーダー
- 2.2. 裏方からゲームを支配したい
- 2.3. 孤島の思考アスリート
- 2.4. ストイックな勉強家×勉強家
- 2.5. 友人よりも仲間を求める
- 2.6. 自分のために動いてくれる人たちを求める
- 2.7. 目覚めると最強!
- 3. INTJの長所・短所
- 4. INTJの有名人・創作キャラクター
- 4.1.1. 海外(芸能人、政治家、組織のリーダーなど)
- 4.1.2. 日本 (芸能人、政治家、組織のリーダーなど)
- 4.1.3. アニメ・漫画キャラ
- 5. INTJの適職
- 6. ENTPの心理機能
INTJ型の性格/特徴
INTJタイプの人々は、鋭い洞察力と独立した思考を持つ「戦略的な設計者」として知られています。このブログでは、INTJの4つの主要な特徴について、その判断基準に基づいて詳しく解説します。知識を追求し、システムを理解することに強い関心を持つINTJの魅力的な人物像に迫ります。
内向 (I: Introversion) – 活力の根源
INTJの活力の根源は、内面の世界や独自の思考にあります:
- 静かな環境で一人で考えることでエネルギーを得ます。
- 深い思考や分析に没頭することで充実感を感じます。
- 社交的な場面よりも、個人的な研究や学習を好みます。
INTJは、自分の内面世界で複雑な概念を探求することに喜びを感じます。彼らは独立した思考を重視し、他者からの干渉なしに自由に考えを発展させることで活力を得ます。
直観 (N: iNtuition) – 情報の取り入れ方
INTJは、抽象的なパターンや理論を重視し、以下のような方法で情報を取り入れます:
- 表面的な事実よりも、背後にある原理や理論に注目します。
- 未来の可能性や長期的な影響を考慮して情報を解釈します。
- 複雑なシステムや概念を理解することに強い関心を持ちます。
INTJは、個々の事実を超えて、それらを結びつける大きな枠組みや理論を見出そうとします。彼らは新しい知識を既存の概念的枠組みに統合し、より深い理解を追求します。
思考 (T: Thinking) – 物事の決め方
INTJは、論理的な分析と客観的な基準に基づいて判断を下し、以下のような特徴を示します:
- 感情よりも論理を重視し、合理的な決定を下そうとします。
- 効率性と有効性を重視し、最適な解決策を追求します。
- 個人的な好みよりも、客観的な事実や原理に基づいて判断します。
INTJは、感情や個人的な関係に左右されることなく、論理的に問題を分析し、最も効果的な解決策を見出そうとします。彼らは批判的思考を重視し、あらゆる角度から問題を検討します。
判断 (J: Judging) – 判断後の態度
INTJは、決定後に体系的かつ計画的に行動し、以下のような特徴を示します:
- 長期的な目標を設定し、それに向かって着実に進みます。
- 計画を立てて実行し、予測可能性と一貫性を重視します。
- 曖昧さを嫌い、明確な結論や決定を好みます。
INTJは、一度決定を下すと、それを実現するために体系的なアプローチを取ります。彼らは計画性を重視し、効率的に目標を達成するための戦略を立てます。
INTJタイプの特徴を知ることで、自分の分析力と戦略的思考をさらに磨き、複雑な問題に対する独自の洞察を深める力を手に入れられます。あなたの中に、ここで紹介したINTJの特徴をいくつか見出せましたか?これらの特性を活かし、さらに知識を深め、システムを理解し、革新的なアイデアを生み出していきましょう。INTJの強みは、複雑な問題を解決し、未来を見据えた戦略を立てる能力にあります。この能力を活かし、世界をより良い方向に導く貢献をしていけるでしょう。
もしも、このような傾向があればINTJかも・・・
- 一人きりで知的な世界に浸ることを好む。(力は蓄える)
- 複雑な問題や困難な事柄に直面すると頭が冴える
- 様々な情報を総合的に受け入れ、素早く判断を下す
- 虎視眈々と計画を実行に落とし込む(影のリーダー気質)
INTJ型は、完璧主義者・孤島のリーダーと呼ばれてます。INTJ型は、独立心が旺盛で、自分の考えに自信があり、最上志向の持ち主です。内側で描いたビジョンに従い、この現実を変革へと導くポテンシャルを秘めています。
16の性格タイプの中で、最も謎に包まれたキャラクターですが、この記事ではINTJの魅力をてんこ盛りに解説をしていきます。

そんなわけでINTJちゃんに登場してもらいます

呼んだ!?ありがとう
INTJは「建築家」とも呼ばれ、珍しくて非常に賢い性格の持ち主…と言われています
INTJの世界観
孤島のリーダー
INTJは頭が良くて、物事の本質を瞬時に理解をして、うそや偽りを一瞬で見抜きます。実際にINTJはいつも考えていてます。あまりにも独りで考える時間が長いため、周りと波長を合わせることができません。実際に、INTJは、自分と同じペースで物事を考えられる人はいないと思っています。

なるほど!天才なんだね!

それは誤解!周りが勝手に持ち上げているだけ!
INTJは何でも疑う性格です。他人が言うことや一般的な考え方に簡単には従いません。自分で物事を理解して、問題を解決・改善することが好きです。無理難題を一人の力で解決したい意志があり、人から干渉を受けることを嫌います。

3人集まれば文殊の知恵っていうじゃん?

もし私に知恵だけをくれるのなら、嬉しいけれど、現実はそうではないの…
INTJは、エニアグラムのタイプ5に近い性格の持ち主です。

裏方からゲームを支配したい
例えるなら、INTJの人生観はボードゲーム型のRPGです。
チェスのように駒を勧めながら、戦略的にゲームを進めていきます。

この違いは、INTPと比較をするとわかりやすいかもしれません。
- INTP:アイテム集めやレベルUPに夢中になり、ゲームをクリアする気がない
- INTJ:最短最速でラスボスを倒しに行く。ステータスが低い状態で戦略的に攻略をする
INTJが求めているのは「過程」ではなく「結果」です。
この結果を手に入れるため、INTJは手持ちのリソースを最大限に活用して、上手に駒を動かしていくことに喜びを感じます。
INTJは必死に頭を使うのです。INTJとINTPは、共に考えるタイプですが、INTJにとって「考える」とはあくまで自身の目的を達成するための手段です。考える事そのものに時間は費やしません。
これはINTJの人生観にも大きく影響しています。実際に多くのINTJは、必ず成功したいという強い願望をもっています。自分の知識や論理、意志の力を使って仕事に取り組みます。但し、INTJは無意味な規則や泥臭い活動を嫌います。
頭を使って、無駄なく行動をして、確実に欲しい結果を手に入れようとします。

どんな結果を望んでいるの?

内側から湧き出たインスピレーションに従って
孤島の思考アスリート
INTJは、建築家や設計者、裏方の参謀者、戦略立案に長けた資質が高く、また自身でも「考える側」のポジションに就くことを好みます。
現場で仲間たちと力を合わせる世界観よりも、一歩引いた立場から、主導権を握り、みんなを動かす側に回ることを切望しています。
いうなら、INTJは大工ではなく建築家です。建設会社で働くとしたら、現場の作業員よりも現場の人たちにビルの全体像を伝える側の設計士になるでしょう。


一緒に何かをするのは好きじゃなの?

本音を言うと、その現場を俯瞰していたいの
建築家は、どんなに時間を費やして設計図を描いても、自分が描いた図面が建築物が世に出されたときに、はじめて報われます。但し、実際に自分が手足を動かすわけではありません。毎日、高いところに上り、重い荷物を運び、金槌でくぎを打つ姿はこそ、想像をしているかもしれません。しかし、その現場に自分は立ち合いたくないのです。
しかし、これが決して悪い事ではありません。
頭に汗をかくことを厭わないのがINTJの真骨頂であり、頭脳ワークのリスクを全面的に背負う覚悟をしています。

え?どんなリスクがあるの?

結果を出さなければ、どんなに頑張っても報われない…。そして、その結果を出せるのは一握りだという事。
これはINTJが潜在的に抱える恐怖なのかもしれません。
これは、エニアグラムのタイプ5:調べる人に近いかもしれません。
ストイックな勉強家×勉強家
INTJの多くが、子供の頃から知的労働に関心があり、強い意志を持って、自身の進路選択をしてきたことでしょう。
周囲の意見に流されず、くだらない娯楽や意味のない噂話には耳を傾けず、独学に励んできた子供が多いです。

子どもの頃はどうだったの?

勉強と部活…他は読書や投資をしていたわ
その茨の道に挑戦できるのは、INTJの魅力とも言えます。自分が描いた真実に向かって、他のどのタイプよりもストイックに突き進む強さがあります。このブレない意思こそがINTJの魅力です。INTJは、自分と似ている人たちとの出会いを自然と引きつけます。
友人よりも仲間を求める
16タイプ系のネット記事をみると、INTJは孤独を好む…と書いてありますが、実際に会うと決してそんなことはありません。INTJは、友人やお友達よりも仲間や戦友を大事にします。自分と同じ感性や資質を持っている人たちに強く惹かれる傾向があります。
大人になるにつれて、独りでは何もできない現実を知れば知るほど、自分の考えや意思に共感してくれる人たちとは深くつながります。逆にいうと、刹那的に楽しければいいだけの関係は時間の無駄だと考えます。

ESFPと真逆だね。タイプだけれど…

うん…真逆。でも、あの生き方は羨ましい
INTJは、孤独を愛するのではなく、ひとりの人間として独立性を尊重してほしいのです。
自分のために動いてくれる人たちを求める
INTJは、自身の戦略や計画を忠実に遂行してくれる人たちに出会えると、まるで水を得た魚のように自分の強みを発揮することができます。
その典型例が、The Social Networkですね。
2003年。ハーバード大学に通う19歳の学生マーク・ザッカーバーグは、親友のエドゥアルド・サヴェリンとともにある計画を立てる。それは友達を増やすため、大学内の出来事を自由に語りあえるサイトを作ろうというもの。 閉ざされた“ハーバード”というエリート階級社会で、「自分をみくびった女子学生を振り向かせたい」―そんな若者らしい動機から始まった彼らの小さな計画は、いつしか思いもよらぬ大きな潮流の最中へと彼らを導く。 IT界の伝説ナップスター創設者のショーン・パーカーとの出会い、そして、社会現象を巻き起こすほどの巨大サイトへの成長。 一躍時代の寵児となった彼らは、若くして億万長者へと成り上がっていく。 と同時に、最初の理想とは大きくかけ離れた孤独な場所にいる自分たちに気づくが―。
Facebookの創設者のマーク・ザッカーバーグ氏をモデルにして作られた作品です。

あらすじは、INTJのマークが、ESTJのサヴェリンやENTPのショーン・パーカーと組むけれど、最後は泥沼になるお話だよね。

でも、2人がいたからマークのアイディアは実現できた
INTJは自分のビジョンを遂行してくれるよきパートナーを求めてはいますが、協力者にも自分のビジョンや動機が必ずあります。自分と他者の利益が食い違ったときに、どのように調整をするのか?それはINTJの腕の見せ所です。一人でなんでもやりたい気持ちと一人の限界にぶち当たります。
目覚めると最強!
プロジェクトや計画が実行に移されると後半の人間関係やチームビルディングで思いもよらない苦労をするINTJ型ですが、本気になれば自分一人で何かを成し遂げる力もあります。
実際にマークザッカーバーグも、最初はひとりでFacebookのシステムを組んでいました。また、最近ではインターネットを使ってビジネス展開をする人が増えていますが、その多くはINTJ型に近い戦略思考の持ち主であり、自己完結的にビジネスを進めいたい欲求があります。

INTJ型にとって理想的な働き方は、創意工夫が最大限できて、独創性を活かせることです。周囲から孤立する覚悟は必要ですが、それは自身の才能を120%発揮するのに適した環境にもなりえることを忘れないでください。
いちど頭角を現せば、カリスマ性の高いリーダーとしての地位を確立して、周囲の人たちが自然とついてくる状況も作り上げることができます。
非常に可能性に満ちた性格タイプです。
INTJの長所・短所
長所
- 論理的な分析ができる
- 卓越した思想・ビジョンで引き付ける
- 独立心がある(人の意見に流されない)
- 長期間、何に没頭する集中力がある
短所
- 人の感情や気持ちは疎い
- 話が分かりにくい(人に合わせない)
- 誰の言うことも聞かない
- 一生部屋から出てこない(ニート予備軍)
INTJの有名人・創作キャラクター
海外(芸能人、政治家、組織のリーダーなど)
プーチン大統領(ロシアの大統領)、マークザッカーバーグ(Facebook創業者)、イーロンマスク
日本 (芸能人、政治家、組織のリーダーなど)
※PDBをみたけれど、しっくりくる人物がいません。
アニメ・漫画キャラ
鬼舞辻 無惨/累(鬼滅の刃)、王天君(封神演義)、碇ゲンドウ(エヴァ)
有名人・創作キャラクターについてはネット記事と当方の主観によるものです。
INTJの適職
INTJ型は、その高い戦略性や頭脳を活かして裏方からプロジェクトを遂行していくことに長けています。洞察力や知性を活かせる職業に就くことで、INTJは生き生きと働けるでしょう。
戦略コンサルタント、システム管理、会計士・投資家・学者・建築家・政治家・弁護士
門戸が高い職業が多いかもしれませんが、INTJは、その職業に就くための道筋を瞬時に閃き、自身が課した目標に向かって一直線に進む資質を備えています。また、これらの職業に就けば、その中で競争の渦に飲み込まれるかもしれません。しかし、INTJは、過酷な環境の中でも、自分が進むべき道を見極め、自身が課したゴールに向かって進んでいけるでしょう。

なんかINTJって大変だね…。毎日頭脳戦をしている感じが…

その方が活きている手応えが味わえるわ
ENTPの心理機能
INTJは、長期的なビジョンを持ち、論理的に物事を計画・実行する能力を備えたタイプです。彼らは未来の可能性を探求し、効率的な解決策を見つけることに長けています。ユング心理学に基づく4つの心理機能が、INTJの思考や行動に深く影響を与えています。主機能は幼少期から自然に発揮され、彼らの戦略的な思考を形作ります。補助機能は青年期に発達し、第三機能は意識すれば使えるものの、得意ではありません。
そして劣等機能は、INTJが向き合うべき課題であり、彼らの成長にとって重要な要素です。では、INTJの心理機能を詳しく見ていきましょう。
Ni:内向直観
INTJが持つ内向直観(Ni)は、未来を見通し、物事の本質を捉える力を与えてくれます。しかし、多くのINTJは自分の潜在能力に気づきながらも、それをどう活かせばいいのか分からず、ただの「頭の中の理論」に留まってしまうことがあります。
- 氷山の水面下を見る洞察力
INTJは、他人が表面的な事実しか見ていないときでも、その背後にある大きな構造や隠された意味を直感的に捉えます。たとえば、ビジネスの場面で、他者が目先の利益にばかり注目している中、INTJは市場全体のトレンドや今後のリスクを見抜き、長期的な戦略を提案することができます。 - パズルの完成形を先に見抜く
INTJは、目の前の情報を一つ一つ確認するのではなく、バラバラのピースから完成形を直観的にイメージします。たとえば、プロジェクトの初期段階で全体像をすでに把握しており、他のメンバーが途中で迷ったときにも、正しい方向に導くことができるのです。 - 抽象的なアイデアを現実に落とし込む
Niは未来の可能性を示すだけではなく、Te(外向思考)を活用することで、それを現実的な行動計画に変える力もあります。たとえば、技術革新のアイデアを持つINTJが、それを基に新しいビジネスモデルを構築し、実際の製品やサービスとして世に出すことができます。
INTJのNiは、他者が気づかない深層の意味や未来の可能性を見抜く力を持っています。しかし、その才能を真に活かすためには、洞察を具体的な行動に結びつけることが不可欠です。あなたが未来に描いたビジョンを信じ、実現するための一歩を踏み出すことで、世界を変える存在になる可能性は無限に広がっています。
Te:外向思考
Te(外向思考)は、INTJのNi(内向直観)を支える補助機能であり、内向直観が捉えた抽象的な洞察や可能性を現実の行動へと変換する手助けをしてくれます。Te(外向思考)は、Niが導き出す抽象的な洞察を実行可能な形に整理し、論理的かつデータに基づいたアプローチを取るために不可欠です。
- INTJのTeは、Niで捉えた内的な洞察を現実世界で実行に移すために、具体的で論理的な計画を立てる力を提供します。
- Teは、現実のデータや事実に基づいた判断を下し、物事を効率的かつ体系的に進める機能を持ちます。
- Niで掴んだ抽象的な可能性を、Teによって現実に反映させることで、INTJは結果を重視したリーダーシップを発揮します。
Teは、INTJにとって効率性や論理性を重視するだけでなく、Niが捉える抽象的な情報を現実世界に適用し、実行に移すための重要な判断機能です。この連携により、INTJは内面で得た洞察を具体的な行動に結びつけ、現実的な成果を生み出します。
Fi:内向感情
Fi(内向感情)は、INTJにとって意識すれば使えるものの、自然には得意ではない機能です。Fiは、内面的な価値観や感情に基づいて判断を下す力であり、INTJは普段、外的な結果や効率性に強く意識を向けているため、自分や他者の感情に注意を払うことは少ないです。しかし、必要に応じて、Fiを使って内面的な価値観に基づいた意思決定を行うことができます。
- 内面的な価値観や感情に向き合うのが苦手だが、意識すれば使うことができる。
- 普段は論理やデータに重きを置いているが、必要に応じて感情的な側面を考慮することができる。
- 自己や他者の感情に対して注意を払うことで、人間関係を改善する場面がある。
Se:外向感覚
Se(外向感覚)は、INTJにとって最も意識しづらい劣等機能です。この機能は、現実の瞬間に集中し、五感を通じて得た情報を知覚する機能です。しかし、INTJは内向直観(Ni)に集中するあまり、抽象的な洞察や理論に没頭しすぎて、目の前の状況に適切に反応できず、具体的な行動が不足することがよくあります。
- 現実から目をそらす
INTJは壮大なアイデアや戦略を練るのが得意ですが、それを現実に実行する段階でつまずくことがあります。たとえば、革新的な計画を立てたにもかかわらず、それを具体的な行動に落とし込むことを後回しにし、いつまでも準備段階から進めないことがあります。 - 行動の欠如が成果を妨げる
優れた洞察や理論を持っていても、行動に移さなければ何の結果も得られません。Seが十分に機能していないと、計画が空回りし、結局は「やろうと思っていたのに」で終わってしまうのです。 - 自己満足と現実との乖離
INTJは自分の考えや戦略に対する自信が強く、抽象的なアイデアだけで満足しがちです。しかし、行動が伴わない限り、それらは単なる空論に過ぎません。この「自分は分かっている」という感覚が、逆に成長を妨げることもあります。
Seを無視し続けると、INTJは自分の頭の中で描いた理想の世界と、実際の現実とのギャップに苦しむようになります。例えば、ゲームやバーチャルな世界に逃げ込むことで、自分の計画が実現しないストレスから逃れようとするケースも見られます。しかし、現実的な行動が伴わない限り、本当の満足感や達成感は得られません。
シャドウファンクション
INTJは、Niを使って未来のビジョンを描き、Teで効率的かつ論理的に目標を遂行します。Fiは、内面的な価値観を意識的に使う必要があり、Seは劣等機能として、現実の瞬間への対応が課題となります。INTJは、他者や組織のために高いビジョンを掲げて尽力しますが、現実的な行動力が不足し、計画が実現できないことがあるため、Seを意識的に活用し、具体的な行動を起こすことが成長の鍵です。