ISTJクリエイティブとは?-16の性格/DCNHサブタイプ編
ISTJクリエイティブは、伝統的なISTJのイメージに新しい風を吹き込む、探求心が旺盛で社交的な一面を持っています。内向的な性格ですが、自然と社交的な人々を引き寄せ、いつの間にか創造性が育まれます。
そんな、ISTJクリエイティブを「伝統的開拓者」と名付けました。
ISTJクリエイティブは、過去の実績に重きを置きつつも、そこから新しい価値を作って行きます。気づけば、新しい地平を切り開くパイオニアであり、ユニークな存在になりえます。
ISFJクリエイティブの特徴
このサブタイプのISTJは、愛想がよく、熱心で、表現力に富み、友好的な性格をしています。新しいアイデアや将来の見通しに対して興奮を感じやすく、他人をプロジェクトや活動に巻き込むことが得意です。彼らは「物事を前進させる」行動的なスタイルを持ち、周囲を活気づけます。
サブタイプの影響
ISTJクリエイティブは、左前部と右後部のバイアスを持つ脳の配線を示し、これが彼らの多面的な能力に影響を与えています。左前部は彼らの分析的な意思決定能力と細部への注目をサポートし、整理された思考と集中力を保ちます。一方、右後方は他者の非言語的なシグナルや視覚的パターンへの気づき、個人的な記憶の呼び起こしといった、より人間指向のスキルと関連しています。彼らの「スターバースト」パターンは、豊かな知識や技術、記憶を活用して、柔軟で積極的なスタイルを可能にします。
間違えやすいタイプ
ISTJクリエイティブは、その社交性と開放性から、ENFPやENTPと間違えられることがあります。しかし、ISTJクリエイティブの核となるのは、彼らの信頼性と計画性、そして伝統への尊重です。
劣等機能である外向直観の刺激
ISTJの劣等機能である外向直観(Ne)は、新しいアイデアや可能性を探求する機能です。ISTJクリエイティブは、この外向直観が刺激されやすく、新しいアイデアや概念に対して好奇心旺盛になりがちです。これは、通常のISTJと比較して、より柔軟で開放的な思考を持つENTPやENFPとの類似点を生み出し、外部から見るとこれらのタイプと間違えられやすくなります。
内向感覚:千里の道も一歩から
ISTJクリエイティブは、新しい朝鮮や創造的な活動を楽しみますが、過去の小さな積み重ねを大切にしています。いきなり大きな成果が出るとは考えずに、小さな成功を積み重ねます。その経験や努力が新しいスタートを切るための基盤になると信じているからです。
強みと弱み
ISTJクリエイティブの強みは、彼らの社交性と柔軟性にあります。新しいアイデアに対する開放性と、人との関わりを大切にする姿勢が、彼らを魅力的な人物にします。一方で、過去の経験やネガティブな要素に引っ張られやすい傾向が弱みとなり、感情のコントロールに課題を持つことがあります。
ISTJクリエイティブは内向感覚型のクリエーターと言えるでしょう。
ISTJクリエイティブにおける内向感覚(Si)は、過去の経験や印象を詳細に記憶し、それらを基に現在の状況を判断する役割を担います。この内向感覚は、彼らを「カメ型のクリエーター」にしており、内部の豊かな記憶や経験をもとに創造的なアウトプットを生み出します。しかし、このプロセスは時間を要するため、外向的な直観を持つENTPやENFPと比較すると、より熟考を重ねた上で創造性を発揮します。
まさに日本の伝統工芸の世界で活躍する人たちでしょう。
働き方/適職
ISTJクリエイティブは、芸術、歴史、心理学、旅行など、幅広い興味を持ちますが、ビジネスやエンジニアリングのような実務的な分野でも活躍します。彼らの興味、開放性、人との出会いへの熱意が、多様な職業で成功を収める基盤となります。
ISTJクリエイティブは、専門家同士がお互いに協力し合うような職務に惹かれます。チーム内では管理職を担っても、現場で必要な技術を身につけます。どんな役割でも初心は忘れないように心がけます。
コーチング、カウンセリング、教育プログラムの設計、看護、教育、技術サポートなど、さまざまな分野での活動にも関わることがあります。
リーダーとして、ISTJは道徳的な模範を示し、決断力と信念に基づいた行動を重視します。しかし、同時に、組織内の自己満足や不正に対しては敏感で、それらに対する驚きや失望を隠さずに表現することがあります。彼らは信頼性と責任感をもって仕事に取り組み、周囲との協力を大切にする一方で、高い倫理観を持って職務にあたります。
人間関係と課題
ISTJクリエイティブは、異なる年齢や背景を持つ人々とも自然に交流できる社交性を持っています。しかし、彼らの内省的な面や感情の爆発は、人間関係において注意が必要なポイントです。
ISTJクリエイティブは、創造性の高い人たちとの交流を楽しみ、そのような環境で多くの時間を過ごすことがあります。このような環境で過ごすことにより、彼らは創造的な思考や行動に影響を受けやすく、自然とそのような特性を吸収していきます。これが、ENTPやENFPのようなより直観的で創造的なタイプと類似した振る舞いをする一因となります。
但し、どこかで自分がISTJだと気づき、独自の道を歩むでしょう。
まとめ
ISTJクリエイティブは、伝統的なISTJの枠を超え、探求心と社交性を兼ね備えたユニークな存在です。彼らの多様な興味と柔軟な対応力は、豊かで充実した人生を送るための強みとなります。ISTJクリエイティブは、どのような状況にも適応し、新しいアイデアや経験を受け入れながら、信頼と計画性を大切にするISTJの本質を保ち続けます。
ISTJクリエイティブは、外向的で直観的なENTPやENFPとの共通点を持ちながらも、内向的な感覚と緻密な計画に基づく彼ら独自の創造性を持っています。そのため、ISTJクリエイティブは、一見するとENTPやENFPと間違えられやすいものの、彼らの根底にはISTJとしての本質がしっかりと根付いています。
DSNHサブタイプ
UCLA(カリフォルニア大学)で心理学と人文学を教えているDario Nardi博士によるサブタイプ理論です。16タイプの脳の活動と社会的役割を踏まえて16×4の64分類をしております。
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16の性格タイプの社会適性や役割について、それぞれを細分化して教えてくれます。