エニアグラムタイプ2の転職戦略
エニアグラムタイプ2の転職戦略|「いい人」を卒業して、自分を守る会社選び
エニアグラムタイプ2の転職戦略|「いい人」を卒業して、自分を守る会社選び
これから「転職の完全ロードマップ」をお伝えしようとしていますが、私自身、会社員としては「ガタガタ」でした。
なので、具体的な求人の選び方や職務経歴書のテクニックは、プロである転職エージェントに相談してください。エージェントも、ご自身に合う方を自分で探してください。
でも、エージェントは「エニアグラム」を知りません。
彼らは「市場価値」を見るプロですが、あなたの「心の癖」までは考慮してくれません。
なので、エージェントから頂いたアドバイスをあなたなりに活かし、自分を守る方法として、この記事を書きます。
転職前に準備をする事
エージェントを使いこなすためにも、まずは自分の手元を整理しましょう。
タイプ2の転職活動で最も危険なのは、「寂しさ」や「怒り」といった感情で動くことです。
強みと弱みの分析
職務経歴書を書く前に、感情論ではない「実務能力」を棚卸ししましょう。
タイプ2の強みは「対人調整力」と「顧客理解」です。
「気難しいクライアントの懐に入り込んだ」「部署間の対立を調整してプロジェクトを円滑にした」といったエピソードは、強力な武器になります。
エニアグラムのハートセンター(感情センター)特有の「相手の欲しいものが分かるセンス」をビジネススキルとして言語化してください。
一方で、弱みは「抱え込み(境界線の欠如)」です。
「何でもやります」は、転職市場では「専門性がない」と判断されかねません。
「チーム全体の成果を最大化するために、あえて役割分担を徹底した」という、タイプ4(個性的な人)的な「個の尊重」の視点を含めてアピールする準備が必要です。
会社選びのポイント
会社選びでタイプ2が絶対に見るべきは、「人間関係の良さそうさ」よりも「業務範囲の明確さ」と「定量的な評価制度」です。
- ジョブディスクリプション(職務記述書): 「何をする仕事か」が明確か。「雑務全般」のような曖昧な書き方は、あなたの献身につけ込む落とし穴です。
- 評価の軸: 「頑張り」ではなく「成果(数字や完了数)」で評価されるか。
ドライに見えますが、事実で評価される環境の方が、タイプ2は精神的に安定します。
「感謝(ありがとう)」は給料ではありません。あなたの根源的欲求(愛されたい・必要とされたい)を、「言葉」ではなく「待遇」で満たしてくれる会社を選びましょう。
転職エージェントの選び方
エージェントはあなたの味方ですが、彼らの言葉をそのまま受け取ると、タイプ2は「都合のいい案件」に誘導されるリスクがあります。
エージェント会社の選び方
タイプ2には、機械的なマッチングをする会社よりも、カウンセリングに時間をかけてくれる「サポート重視型」のエージェントが合っています。
ただし、「あなたの良さを活かせるアットホームな職場がありますよ」といった「感情に訴えるトーク」をする会社には注意してください。
彼らは悪気なく、あなたの「依存心」を刺激しています。
「なぜその企業なのか」を論理的に説明できる会社、そしてあなたの「NOと言えない性格」を見抜いて、無理な案件を勧めない会社を選びましょう。
理想のエージェント
担当者との相性で見るべきは、「感情に流されないプロ意識」です。
あなたが「この会社、雰囲気が良さそうで……」と感情で選ぼうとした時に、「でも、残業時間は月40時間ですよ」「評価制度が曖昧ですよ」と、冷水を浴びせてくれる担当者こそが、あなたを救ってくれる人です。
タイプ2は、相手に同調しすぎて断れなくなる傾向があります。
だからこそ、情に訴えてこない、少しドライなくらいの担当者の方が、冷静な判断ができます。
面接の場で気を付ける事
書類選考が通り、いざ面接へ。ここでタイプ2がやりがちなのが、「いい人アピール」の暴走です。
面接でやりがちなワナ
面接官に気に入られようとして、笑顔を絶やさず、「何でもやります!」「お役に立ちます!」と言っていませんか?
これは「柔軟性がある」のではなく、「自分がない(依存的)」と評価される危険なサインです。
また、これは「囚われ:プライド(私は特別な支援者だ)」の裏返しでもあります。
無意識に「尽くす自分」をアピールするのはやめましょう。
特に、プロフェッショナルなスキルを求める企業ほど、この態度を敬遠します。
その背景にある恐れ
なぜ、そこまで下手(したて)に出てしまうのか。
それは「根源的恐れ:愛されるに値しない(必要とされない)」という恐怖があるからです。
「役に立つことをアピールしないと、採用してもらえない」と思い込んでいるのです。
面接では、タイプ8(挑戦する人)のような「自信」と「自立心」を少し演じてみましょう。
「好かれよう」とするのではなく、「契約内容を確認しに来た」くらいのスタンスで臨む方が、結果として信頼を勝ち取れます。
もっと深く自分を知る
エニアグラムには、基本タイプだけでなく、より詳細な分類があります。これらを知っておくと、職場のミスマッチをさらに防げます。
ウィングとトライタイプ
同じタイプ2でも、隣り合うタイプや3つのセンターの組み合わせで働き方は変わります。
- ウィング(翼):
- 2w1(尽くす人): ルールと正しさを重視。医療や公務員など、ガイドラインが明確な職場が向きます。
- 2w3(もてなす人): 成果と社交性を重視。営業や広報など、実績が見える職場が向きます。
- トライタイプ:
- 2-6-9: 平和主義で協調性が高い。競争の激しい職場は避けるべきです。
- 2-8-5: 戦略的でリーダーシップがある。管理職やマネジメントに向いています。
生得本能の影響
3つの本能のどれが優位かによって、求める「報酬」が変わります。
- 自己保存: 「安心」を求めます。アットホームさより、給与や福利厚生を最優先にしてください。
- ソーシャル: 「地位」を求めます。誰かの下で尽くすだけでなく、キャリアアップの道があるか確認しましょう。
- セクシャル: 「融合」を求めます。特定のパートナー(社長や上司)との密な信頼関係を重視します。
自分の「取扱説明書」を増やす
エニアグラムで自分の「動機」を知ることは強力な武器になりますが、世の中には他にも自分を理解するための優れたツールがあります。
16性格診断とソシオニクス
特に、職場の人間関係や「相性」、情報の処理の仕方を理解するには、以下の2つが有効です。
- 16性格診断: 自分がエネルギーをどこに向けるか、どう情報を判断するかを知る入り口です。
- ソシオニクス: 16タイプをさらに深掘りし、「クアドラ(価値観の合うグループ)」や「関係性(相性)」を分析します。「なぜかこの人とは話が噛み合わない」といった謎が解けます。
まずはここから始めよう
いきなりソシオニクスを理解するのは少し難しいかもしれません。
まずは、ポピュラーな「16性格診断」から始めて、自分のタイプの傾向を掴んでください。
その上で、より深い人間関係の力学を知りたくなったら「ソシオニクス」へ進むのがおすすめです。
- まずはここから!自分のベースを知る
16性格診断(MBTI)の詳細はこちら - 人間関係の相性や「居心地の良いグループ」を知る
ソシオニクス・クアドラ診断はこちら
最後に
私は転職を繰り返しましたが、それは「自分を知らなかったから」に他なりません。
自分の性格の癖、陥りやすい穴、そして本当に求めているものを知っていれば、もっと違う選択ができたはずです。
今、あなたは3ヶ月後の新しい未来に向かって歩き出そうとしています。
エージェントという武器を使いつつ、エニアグラムや16タイプ診断という地図を持って進んでください。
3ヶ月後、あなたが無理に笑顔を作らなくてもいい、心から安心できる居場所で活躍していることを祈っています。
もし、地図の読み方に迷ったり、自分のタイプが分からなくなったりした時は、セッションでお話ししましょう。
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9つの性格タイプ一覧
サブタイプ一覧
木村真基
Kimura Naoki
ウェブデザイナー/エニアグラム講師
プロフィール
「ひよこ君とフクロウ君のエニアグラム( 9つの性格 )講座」の運営者。本業はホームページ制作。ホームページの効果を実証するために、ひよこ君とフクロウ君のエニアグラム講座を開始。気づけば、エニアグラム、16性格診断、ソシオニクスのタイプ判定を生業にしている。
・エニアグラム:3w4sp-sx-so&Tritype386
・16の性格:ENTP(討論者)&ILE(ENTp)(発明家)
・ストレングスファインダー:着想、戦略性、学習欲、達成欲、自我
などの性格類型を活用して、自分らしく生きる方法を提唱中。













