エニアグラム-タイプ9:平和をもたらす人とは?
エニアグラムの性格診断(54問版)、お疲れさまでした。
自分のタイプについてより深く理解できるとエニアグラムは凄く楽しくなってきます。
ここではタイプ9「平和をもたらす人(リソ式)/平和を求めて調和を願う者」について様々な観点から解説をしていきます。
こんな流れでタイプ9についてみていきます。
1.タイプ9の特徴
- いつもマイペースで落ち着いているね、と人から言われる
- 自分の感情がよくわからない。ネガティブな面については特にだ
- 人前で怒ったりすることは少ないと思う
- 目の前の人を安心させることが得意だと思う。相手の不安には同調しやすいため、安心させる術を身につけてきた
- オンとオフはキッチリと切り替える
タイプ9は、エニアグラムの各タイプの中で最も不思議な性質をもつタイプだと言われています。
日本のエニアグラム書籍では、調停者や平和主義者など、平和を好むタイプとして類型されています。この記事では、そんなタイプ9の本当の内面について解説をして行きます。
タイプ9は、「いまこの瞬間」の心の平和や安心を求めて、無意識に自分を外界(周囲の人たち、環境や時代)に適応させます。タイプ9は極めて受容的で、何事もありのままに受け入れてます。自己を意識しないことで、情緒を安定させて、穏やかに自分のペースを保とうとします。
このタイプ9-あらゆるあらゆるものー風景、空間、音、色・・・etcーと調和できる不思議な性質をもっています。
タイプ1~8は各タイプの恐れや欲求を持っています。
エニアグラムの各タイプには、それぞれ独特の恐れがあります。この恐れを解消するために、特定の欲求が生まれます。タイプ9の場合、恐れや欲求に囚われること自体が恐ろしいのです。だからこそ、タイプ9の人たちは、あらゆる恐れや欲求から自分を切り離し、心と体の平和を大切にしています。
もちろん、タイプ9にも欲求や自我はあります。でも、内側や外側からの葛藤やストレスを感じるくらいなら、その欲求と向き合いたくないのです。
たとえば、友人が集まる場所で意見が対立しそうなとき、タイプ9の人は自分の考えを押し通すよりも、場の雰囲気を和らげるために自分の意見を控えるように心がけます。
勿論、タイプ9にも欲求や自我があります。
タイプ9の人たちは、自分の中にある「怒りのエネルギー」を眠らせて、誰よりも平和でありたいと願っています。これは、タイプ9が他のタイプと異なり、現在の環境に抵抗することなく、今をありのままに受け入れようとする強いエネルギーを持っているからです。
たとえば、仕事でストレスを感じる場面でも、タイプ9の人は「なんとかなるさ」と思って、深呼吸をしてリラックスすることが多いです。こんなふうに、タイプ9は自分自身と周囲の人たちとの平和を大切にしているのです。
タイプ9は自分自身が自然の一部であると思っているので、姓の交わり、誕生、加齢、死という物理的な流れが自然なものだと考えており、物事はそのあり様の一部としてそのままに受け入れられるべきであると思っている。彼らが自然と自然の営みを受け入れられるのは、それが自分にとってもうひとつの安らぎの根源だからであって、他の多くの性格タイプのように万物と争うことはしない。タイプ9は自然の理法に反抗することなく、自然の一部であることに満足し、自然に身を委ねる
ドンリチャードリソ「性格のタイプ」P454
タイプ9の人たちは、自分自身を自然の一部だと感じています。だから、性の交わり、誕生、加齢、死といった人生の流れをとても自然なものだと考えています。物事をそのまま受け入れることができるのは、これが自分にとって安らぎを感じられるからです。
たとえば、春に花が咲き、秋に葉が落ちるように、自然の営みはそのままに受け入れられるべきだと思っているのです。
他の性格タイプの人たちは、時には自然の流れと争うことがあります。でも、タイプ9の人たちはそうではありません。自然の理法に逆らわず、自然と一体化することで、自分の内面を満たします。実際に、忙しい日々の中でも、公園でのんびり散歩する時間を大切にすることが多いです。
自然に身を委ねることで、タイプ9の人たちは心の安らぎを見つけるのです。
このように、タイプ9は自然との調和を大切にし、穏やかで平和な生き方を追求しています。
幼少期の親の関係が大きく影響している
タイプ9が「平和」を求める背景には、4〜5歳頃の親との関係が大きく影響しています。
タイプ9の発達の背景
- 両親がともに仲良く、十分な愛情を与えられ、何もしなくてよかった
- 両親の仲が悪く、何もせずに引っ込んでいた方がよいと感じた
両親の関係がどうにせよ、タイプ9は父親的存在と母親的存在と一体化して「自分は何もしないほうがいい」と判断しました。自分が何かをすることで問題を発生させたくなかったのです。
健全なタイプ9は自らの環境に並外れて敏感であり、無防備である。また、幼いとき、まわりの人たち、主として自分の両親から非常に多くのものを吸収した。彼らが平和で睦まじい家庭の出なら、彼らが組み入れた教訓と感情は比較的扱いやすいものがあり、自分の世界に効果的に対処するのに利用できるだけの十分な注意を得た。
幼少期としても初期に不破や家庭としての機能障害で苦しめられたとすれば、抱え込んだ感情と教訓んは全て苦痛に満ち、衝突しあって、ほとんど耐えがたいものであった。
そのため、通常から不健全までのタイプ9は乖離する事-自分が吸収した内面の混乱が自分を途方に暮れさせないように、起きた自分の感情と思考から即座に立ち除くこと-を学び取った。
タイプ9は両親と結びついています。
自分が支えられているという感覚があり、主体的に生きないほうが得られるものが多いと判断して、今の心地よい状態を維持するために「何もしない」という戦略を選んだのです。
幼少期にタイプ3の母親的存在による愛情や養育とタイプ6の父親的存在の支えや導きの2つと上手に結びついたのはラッキーなのかもしれません。
親からの支援を十分に受け取れなかったと感じたタイプ4の幼少期とは非対称的です。
しかし、同時に今の状態に心地よさを感じてしまい、無意識に現実が変わることを頑なに恐れて、変化に目を向けないようになりました。
囚われ:怠惰
タイプ9にとって現実は心地よいものです。彼らは今の現実が心地よいものであってほしいと強く願っています。
たとえば、毎朝同じ時間に起きて同じカフェでコーヒーを飲むことが日課になっているとします。この習慣が崩れることに不安を感じるため、新しいカフェに挑戦することを避けるかもしれません。また、仕事で新しいプロジェクトが始まるとき、これまでのやり方を変えることに抵抗を感じることがあります。さらに、友人との付き合い方でも、いつも同じメンバーで集まることに安心感を覚え、新しい人を迎え入れることに戸惑うことがあるでしょう。
エニアグラムでは、こうした変化を恐れ、慣れ親しんだパターンを保とうとする傾向を「怠惰」と呼んでいます。
2.時間、人間関係、恋愛、仕事、お金で見る
時間の使い方
- 時間と調和する、時間に身をゆだねる
- 周囲の時間や空間に自分を自然と合わせる
- オン・オフのスイッチがある
タイプ9にとって、時間とは「いまここ」にあるものです。彼らは時間に身をゆだね、時間と一体化して生きています。タイプ1やタイプ8のように、自らコントロールしようとはしません。時間に縛られるのも嫌ですし、縛ることも嫌いです。
たとえば、タイプ9の人はまるで川の流れに身を任せているような感じです。流れに逆らわず、ただ流れていく。あるいは、流れるプールで浮き輪に乗ってぷかぷかと浮かんでいるような感じです。
目的地を決めずに、ただ流れに身を任せてリラックスしています。
無駄にエネルギーを消耗しないように力を抜いて、外界に身をゆだねています。たとえば、友人との約束が変更になったときも「まあ、いいか」と思って柔軟に対応します。新しいことに挑戦するよりも、今の状態を維持することに安心感を感じるのです。
一見すると、タイプ9には自分の意志がないように見えるかもしれませんが、実際にはエネルギーを無駄に使わず、楽に生きる方法を知っているのです。たとえば、賑やかなパーティーでは、周りのエネルギーに同調して楽しむことができ、そのほうが楽だと感じるのです。
タイプ9の時間感覚はこれですね。
今日がとっても楽しいと
明日もきっと楽しくて
そんな日々が続いている。
そう思っていたあの頃浜崎あゆみ Season
人間関係
- 柔らかい雰囲気と器の大きさ
- 相手の気持ちを受け止める態度をとる(内心はどうでもよかったりする)
- 決断や行動を求められるとエネルギーが弱くなる
タイプ9の印象は、柔らかい雰囲気と器の大きさです。穏やかでのんびりとした性格で、人に安心感を与えるでしょう。人の気持ちを和ませることから「癒し系」と言われることがよくあります。また、ちょっとやそっとの刺激には動じない力強さを持っています。ライオンとトラの間にいても平然と自分のペースを保っていられる像だと考えるとよいでしょう。
タイプ9は場の雰囲気を察知して、みんなが心地よいムードを自然と作る助けができます。その背景には、誰かが自己主張すると、平和な場が壊れることを恐れているからです。控えめに構えて、大人しくしています。ひとりひとりの価値観や感情、あり方を受け止めてくれます。
タイプ9は人のペースに合わせますが、自分のペースを回復させる必要もあります。独りで趣味や娯楽に没頭することもあれば、創作活動やスポーツ、探究活動に情熱を注ぎ、自身の才能をいかんなく発揮することができます。クラスでは目立たなかったけれど、同窓会で大物になっている人に多いです。
意外にもタイプ9はガンコです。普段は自分の事を後回しにして、人の面倒を見ますが、内側で「これだけは譲りたくない!」といった自分ルールを持っています。例えば、ある人材派遣会社のキャリアカウンセラーさん。平日は、クライアントから夜遅くに電話がかかってきても笑顔で対応するのですが、休日は社用の携帯電話の電源はきっているとか…。
自分にとって快適だと感じることが奪われればソフトに何らかの抵抗を示すでしょう。
恋愛
- 心地よく過ごす穏やかな日々が欲しい
- 相手を理想化しすぎる
- 肌感覚に合わなければ抵抗する
タイプ9は、相手と心地よく過ごすことを求めながらも、どこかで相手を理想化する傾向があります。一緒にご飯を食べたり、まったりと過ごしたり、平和で幸せな生活を求めています。実際に、安定感があり、相手の話を聴き、無条件で受け入れてくれるから、一緒に生活をする相手としては心地よいかもしれません。
一方で、相手を過度に理想化する傾向があります。言い方は悪いですが、死んだ魚の眼をした●で●のおっさんでも、タイプ9が好きだと思えば、その方は王子様に見えてしまいます。心身的な心地よさを求めるあまり、なぞの色眼鏡を持っているのです。
タイプ9は、一緒にいて「楽」と感じる人を選びますが、平和な日々が続くと、刺激やワクワク感など自分の気持ちを高めてくれる人も求めています。パートナーがいながらも、アイドルや二次元創作のキャラクターに夢中になる人も多いです。
あなたはすごく好きだけれど、恋愛対象じゃないんだよね。。。
と言われたことがある男性諸君は多いのではないでしょうか?逆に、好きな人と両想いだとわかった瞬間になぜか冷めてしまった経験はないでしょうか?
タイプ9の本音は、ドキドキはときどきOK、です。私はあなたのことは好きだけれど、今の距離感で「好き」と思えるから心地よいの・・・これ以上、私の平和な世界に入り込んできたらブロックするからね。でも、あなたのことは好き!
と無意識の抵抗をします。
タイプ4は、暗に「私の本当の気持ちに気づいて!」とメッセージを送っていますが、タイプ9は、自分で自分の気持ちや欲求には気づいていません。そういった気持ちや欲求から眠らせているからです。
タイプ9が求めるのは、ストレスを感じない世界。そのため、心に葛藤や迷いを感じると、タイプ9は、そこから離れるように怠惰にもなります。ここでいう「怠惰」とは、何を訴えいたのか?何をしたいのか?など生きるための主体性を放棄している状態です。
迎合的になるかもしれませんし、絶対に立場を譲らないときもありますし、嫌な現実から目をそらすときもあります。それでもタイプ9の中には隠れた意志が眠っています。
仕事
- 頑張って働くor頑張って働かない、のどちらか
- 職場や職務に調和しているかが大事
- 無理なものは無理
巷のエニアグラム本では、タイプ9はのんびりしているから仕事は・・・的な意見がありましたが、逆です。確かにタイプ9はのんびり屋さんですが、それはプライベートのお話。仕事においては、別人のように働いていることもあります。
- コンサルタントとして働けば顧客の利益至上主義になる
- 銀行員として働けば、数字とお金にコミットする
- 教育者になれば「私は先生」というオーラーを放つ
と、職場や職務の人間になり切る資質があります。タイプ3のように達成を求めて働く場合もありますし、タイプ1のように妥協しないときもあります。職場の環境やポジションに自分を適応させることができ、その時のタイプ9は最もタイプ9らしくありません。
タイプ9=「のんびりした人」といったイメージがありますが、猛烈に働くタイプ9はたくさんいます。仕事の世界と自分を調和をするために、タイプ3のように結果をもとめるかもしれません。厳しい職場では、タイプ8のように戦うかもしれませんし、タイプ7ばかりの職場でも生きていけます。
タイプ1のように高いクォリティーを追求して、タイプ2のような人当たりの良さを発揮します。タイプ4のように個性を発揮することもあれば、タイプ5のように調べごとに没頭します。時として、自分が何者なのかわからなくなることもあります。
もしかしたら、いちばんタイプ9ぽくない人がタイプ9かもしれません。
お金の使い方
よくわからない(笑) 傾向は、自身の内面の平穏や調和を維持するためにお金を使う。その対象は不明。タイプ9の本人ですらも、その理由について理解していないらしい。
タイプ9にとって、お金の使い方も「怠惰」の傾向が強く現れます。彼らはお金の使い方に対しても積極的にコントロールしようとはせず、環境や周囲の影響を大いに受けます。
倹約家のタイプ9
倹約家のタイプ9は、消費や浪費を求めません。いまの生活に満足し、同じ生活を繰り返すことに安心感を抱きます。たとえば、毎月決まった金額を貯金し、普段の生活費はできるだけ節約します。新しい服やガジェットを買うよりも、今持っているもので満足しようとするのです。
これも「怠惰」の一面であり、変化を嫌い、現在の状況を維持し続けることに安心感を見出しています。
浪費家のタイプ9
一方で、浪費家のタイプ9は、周囲の友人や知人の影響を強く受けます。周りに浪費家がいれば、自分も同じようにお金を使います。たとえば、友人が旅行に行くと聞けば、自分も一緒に行きたくなります。また、ライブやスポーツ観戦、温泉旅行、エステなどに誘われると、断らずに参加することが多いです。これも「怠惰」の表れで、自分の意思でお金を使うよりも、環境に流されることが多いのです。
共通点
どちらのタイプのタイプ9も、自分の意思でお金を管理することが少なく、環境の影響を強く受けます。倹約家は変化を嫌い、同じ生活を繰り返すことで安心感を得ますが、浪費家は周囲の影響を受けやすく、環境に応じてお金を使うことが多いです。どちらの場合でも、「怠惰」が根底にあり、自分の意思で積極的にお金を管理しようとしないのが特徴です。
3.ストレス時と成長の方向
ストレス時:タイプ6に移行する
タイプ9は普段は穏やかですが、自分のパターンを崩して新しいことを試みると健全度が下がり、タイプ6の特徴を示すようになります。
通常のタイプ9は、自分の内面に平和な世界を保ち、外部環境から自分を切り離そうとします。しかし、健全度が下がってタイプ6の特徴が出ると、先行きに不安を感じ、落ち着きを失います。
この状態が続くと、タイプ9はヒステリックになり、細かいことにイライラしやすくなり、時には攻撃的になることもあります。
この状態を避けるために、タイプ9は自分と外界を切り離すのです。
タイプ9の不安定について健全度4~6の仕様を用いて説明しますね。
健全度4:外界に適応する
- 他者の期待に応えたり、周囲に強引に順応しようとする。必死になればなるほど心身を消耗する
- 自分の欲求よりも他者の要求に応じようと無理をする。心の安心よりも物理的な安定を優先する
健全度5:受動的な弱者
- 心の自由と身の安全を獲得するためにイヤイヤと他者に従う(受動的攻撃)
- 精神的な重圧を感じると不平不満を言って、何事も回避的になる(行動エネルギーが低下する)
健全度6:謎の抵抗
- なんでもいいから、自分に安心や安定を与えてくれる人にしがみつく
- 自分の気持ちを受け入れてくれない人に対しては攻撃的になる(恐怖対向型)
タイプ9は、健全度が下がるにつれて、身体の感覚よりも頭を使い、未来の恐怖に対して対処をしようとします。自分の心の平和よりも物理的な安全を獲得しようとします。
会社で仕事をすると健全度が下がりがちですが、オフのときはたっぷり休養をとり、自分の時間を優衣意義に過ごせば元通りになれます。
但し、健全度7を下回ると注意信号です。
タイプ7以降は、感情がマヒしてきて、自分で自分をコントロールできなくなり回復が困難になります。この段階でのタイプ9は、様々なタイプに影響されて、時には攻撃的になり、時には感情的になり、また時には自暴自棄状態になることも・・・。
安定時・統合時:タイプ3に移行する
タイプ9の健全度があがると、心身ともに安定すると、オットリしている人から、目立つ人に変わります。心身ともにリラックスができて、ちょっと何か運動をしたくなるときの気分ですね。自分の感情や願望を表に出したいという欲求が働き、周囲に対してアピールするようになります。
- これまでの自分の過去や達成したことをアピールするようになる
- ヴィジョンや信念を語りだす。周りの人を高いステージにあげたがる
- 勝利、友情、努力、協力、創造、発展などに対して主体的に関わるようになる
平和な世の中でグレートサイヤマンになった孫悟飯くんですかね。(笑)
4.サブタイプ(ウィング・生得本能)
ウィング
タイプ9のウィングは簡単です。葛藤や不調など心の世界が乱れたときに、平和や調和を回復する手段としてウィングが強くでます。
タイプ9ウィング8:調停者
普段は温厚でボノボノとしていますが、自分のペースが乱されたり、ストレスを感じると、タイプ8の傾向が強く現れます。その時は、態度に「圧」があり、声は大きく、力強いです。
8のウィングが強ければ強いほど、タイプ9らしくなくなります。それでも、「自分はタイプ8だ」と言い切れないため、けっこう自分のタイプについて迷っている人が多いです。
他の傾向として堅調なのは、目力が強く、声にドスが効いていながらも、オブラートに話す人が多いですね。気分が好調のときは饒舌になります。基本は、人と話すのが好きです。
自分では気づいていないようですが、かなりのエネルギーを内面にため込んでいます。それが、ある瞬間、あるタイミングで爆発するように発散されます。
この人たちの隠された能力を開花させることはエニアグラム業界の課題かもしれませんね。
タイプ9ウィング1:夢見る人
こちらはタイプ9らしいタイプ9です。心の底から調和を求めて、平和な世界があるとかたくなに信じていたいタイプです。
タイプ1の影響を受けているため、自分の中に完璧に調和を保った世界を構築していています。ストレスを感じると瞬間移動をするかの如く、「心地よい世界」にワープします。
それがお花畑なのか、おとぎ話の世界なのか、天国なのか、魑魅魍魎が鎬を削るカオスな世界かはわかりません。タイプ9ウィング1は自分が心地よくいられる世界があり、その世界を夢見ています。
もちろん、これが悪いことではなく、タイプ9にとっては自我を防衛する手段のひとつです。結果として、タイプ9ウィング1は、現実世界でストレスを受けても、「心地よい世界」にワープすることで、すぐに回復します。
但し、あまり調和世界が強すぎると、現実世界のストレスに耐えられずに、「心地よい世界」に引きこもりがちになるので、そこは要注意。
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木村真基
ウェブデザイナー/エニアグラム講師
プロフィール
「ひよこ君とフクロウ君のエニアグラム( 9つの性格 )講座」の運営者。性格タイプ判定専門のエニアグラム×16タイプ講師。自身も講師として働きながら、お客様のセミナー集客特化型のホームページを作ることが得意。
本業:ウェブデザイナー(フリーランス)/副業:性格タイプ講師×デザイン講師
エニアグラム/16タイプ/ストレングスファインダーを武器に自分のタイプで生きている人。
・エニアグラム:3w4sp-sx-so&Tritype386
・16の性格:ENTP(討論者)&ILE(発明家)
・ストレングスファインダー:着想、戦略性、学習欲、達成欲、自我
ウェブデザインだけではなく性格もデザインします♪