※7月13日 更新中
エニアグラムの性格診断(簡易版)、お疲れさまでした。
自分のタイプについてより深く理解できるとエニアグラムは凄く楽しくなってきます。
ここではタイプ7「熱中する人(リソ式)/楽しさを求め熱中する人」について様々な観点から解説をしていきます。
こんな流れでタイプ7についてみていきます。
Contents
1.タイプ7の特徴
- 落ち込んだりすることもあるが、基本はポジティブである。正直、根暗な人とはあまり付き合いたくない。
- シリアスやマジメなときもあるが、どんなときでもワクワクするようなシーンに遭遇できないか?と可能性を追求している
- 大きな構図を描くことは得意であるが、詳細を詰めたり、数字の調整など地味な仕事は好まない。アイディアを考案する立場でいたい
- 多くの人は、「過去がこうだったから・・・」と言っているが、大事なのは過去ではなく未来がの方だと思う。みんな可能性を限定しすぎ
- ひとつのことを極めた人達は尊敬するが、私とは違う人種だと割り切っている。やっぱり私は様々なことにチャレンジをしたいタイプだ
2.時間、人間関係、恋愛、仕事、お金で見る
時間の使い方
- 刹那刹那でワクワクすることに時間を使う。
- 事前に計画を立てて動くことを極端に嫌う。
- 衝動で動いている
タイプ7といえば、お使いを頼まれてもウィンドウショッピングを楽しんでしまうような人たちです。いつもワクワクすることばかり考えているため、時間がいくらあっても足りません。

skeeze / Pixabay
タイプ7は、人生を楽しむことに貪欲です。いつも楽しそうなオーラーを出していて、エネルギッシュです。バイタリティーにあふれていますね。
なぜなら、タイプ7は、時間の経過と共に、自分の可能性や将来の選択肢が奪われることを恐れているからです。ここがタイプ7の面白いところで、何かに熱中をすることで、虚無感や空虚感を補完しているのです。
かつて人は病みを恐れて、光を求めた。タイプ7もありのままの状態を恐れて、希望というの名の光を求めているんだよね。
つまり、タイプ7が、ポジティブでありたいと感じているのは、逆に考えれば、ネガティブであることを極端に恐れているからです。その反動で、希望を求めて絶望から逃げているのです。
人間関係
- 私が来たよ!さぁ、楽しくなるよ!という思い込みが無意識にある
- ワクワクを共有できる人なら、だれとでも仲良くなれる
- 気分を下げるような人とは次第に距離を置く
- フォーマルな関係は息苦しさを感じる
タイプ7は、冒険にお供してくれる仲間です。一緒に、ワクワクを共有できるのであれば、人を拒むことはないでしょう。
不思議したくて、冒険したくて、誰もみんなうずうずしている。
大人のふりして、諦めちゃ、奇跡の謎など解けないよ。
もっとワイルドに、もっとたくましく生きてごらん
ロマンチックあげるよ
ロマンチックあげるよ/ドラゴンボール主題歌
逆に、自分の可能性を抑えつける人を避ける傾向にあります。それが、家族であれ、友人であれ、恋人であれ、自分の行動に水を差す人たちに対しては、恐ろしく冷淡な対応をとります。
親子の会話がそうですね。
親「いつまでゲームをしているの?そろそろ主題やりなさい」
子「はーい(うるさいなー)」
といって、ゲームをひたすらやっています。もちろん、勉強をやめて勉強を始めても、頭の中はゲームのことばかりです。勉強時間中に、ゲームのことを考えて、マンガを読んで、スマホのアプリで遊んでいるかもしれません。
恋愛
- 第一印象は「楽しそうな人」「楽しませてくれる人」と好感度は高い
- 一方で、マンネリな関係には耐えられない。常に外の世界や別の可能性に目を向けている
- 刺激や冒険、新しいことが好きな人からはやっぱりモテるが、地に足がついていない印象があるため、現実的な人からは避けられる
タイプ7にとって恋愛とは、一緒にワクワクした未来にすすむパートナー探しです。
一緒に冒険したいんですね。それが外国かもしれませんし、オシャレなカフェバーかもしれませんし、ラブホテルかもしれません。
I can show you the world.
Shinning Shimmering Splended.Tell me Princess, now when did you last let you heart decide.
I can open your eyes, Take you wonder by wonder.
Over sideways under on a magic carpet ride.
A whole new world/アラジン主題歌
タイプ7が求めているのは、ワクワクできる体験であり、心が躍るような未来です。おそらく、休日に恋人とのんびり過ごすことなんて考えられないでしょう。一緒に夜遊びをして、昼ぐらいまで寝ていても、目が覚めたら速攻で外出するかもしれません。
しっとり×ほっこり×のんびりと休日を過ごすことは苦手かもしれません。雪が降ったら、雪景色を見ながら、こたつでみかんを食べるような感じではありません。雪だるまやかまくらを作りたくてウズウズしています。
だから、そんなタイプ7のワクワク&ウズウズに付き合ってあげられる人は、最高のパートナーなのかもしれませんね。
仕事
- ルーチンワークよりも、新しい案件や企画事が大好きなアイディア型
- スタートダッシュの良さやチャレンジング精神はあるが長続きができない
- 自由奔放すぎて組織には向かないのでは?という意見もあるが、会社次第
経営者よりも起業家タイプですね。会社を守るよりも、新規事業を立ち上げるほうに情熱を燃やします。
スタッフ・オペレーターとしてコツコツとタスクをこなすよりも、企画・営業型のほうが楽しめますね。新しいアイディアを出したり、初対面の人とも臆せず会話ができるため、その場を盛り上げることは得意です。また大好きです。

FotografieLink / Pixabay
基本、地味で同じことを繰り返す仕事は苦手です。ルーチンワークをしていると、我心ここにあらずの状態で、壮大なプランを頭の中で考えています。
仕事と遊びが一緒になっているような会社で力を発揮するケースが多いです。
お金
- 超発散型。不要なものもノリで購入する。クレジットカードを3枚持たせたらとんでもないことになる。※多くのタイプ7は、過去にお金で失敗して学んでいるためことが多いため、どこかでお金の使い方については抑制している
- これ欲しい!と思ったらお財布と相談する。その判断が早い
- 購入した瞬間に満足して使わないことも多々ある
お金は持っていれば持っている分だけ使います。タイプ7の知人は何人もいますが、やっぱりお金に困っている人が多いですね。
- お仕事上、ホームページ制作の相談をされることが多いのですが、予算の都合でいつも先送りになります。先送りになった瞬間に、翌日は別のことを考えています。
最近の心理学の研究ではお金と幸福度は必ずしも比例しないというデータがありました。しかし、タイプ7にとって、お金とは、心が躍るような時間を買うこと・・・つまり、お金と幸福度はかなり相関しますね。
お金を使う以上にお金を稼ぐことに力を入れるタイプ7には多いですね。よく副業に関する相談は受けます。(笑)
3.なぜタイプ7は「熱中する人」なのか?
センター:3x3の法則-本能、感情、思考センター
エニアグラムの理論では、ガッツセンター、ハートセンター、ヘッドセンターというものがあります。各タイプには、好む感覚があります。
表を作りました。
センター | テーマ |
---|---|
■ガッツ(本能) タイプ8,9、1 |
現在の状態を維持するため、外部の圧力に抵抗をする【怒りの感覚】 |
■ハート(感情) タイプ2、3、4 |
他者からの関心を求めて、自分のイメージを操作する【恥の感覚】 |
■ヘッド(思考) タイプ5、6、7 |
未来に対して恐怖を感じ、先見することで対処する【不安の感覚】 |
タイプ7は、ヘッドセンターに属しているため、不安の感覚をもっていて、それを外に出すことで不安に対処しようとします。その結果、行動を繰り返すことで、内面の不安に対処しようとします。
タイプ1:思考:メイン、本能:サブ、感情:盲点
タイプ7は、ヘッドセンターに属しており、未来に対しての不安を対処するために思考繰り返します。そして、隣がタイプ8のガッツセンターであるため、頭で考えたことをスグに行動に移せるのです。
また、ハートセンターから離れているため、過去の自分に縛られていなければ、他人からどう見られているかもそんなに気にしていません。
タイプ7は、頭の回転が速く、何事にもチャレンジング精神が豊富で、マルチタスクにも強く、何よりも常にポジティブでいられます。しかし、色々なことにチャレンジをするあまり、ひとつのことを極められない弱点もあります。
例えば、入社1か月目の研修ですごく物覚えがよくて、頭の回転が速い人っていますよね?そう、与えられた仕事もサクサクとこなせて期待の新人だと思わせるような人。ところが、その期待の新人を現場に着任させると、決められた仕事をせずにいつも新しい提案や理想論を口にします。タイプ7にとって、「組織」とは、自分を抑えつける場所ではなく、ワクワクする何かを手に入れる場であり、同時に組織を使って自己実現する場でもあるのです。
その理由は、ヘッドセンターとガッツセンターの組み合わせによる、スタートダッシュはめっぽう強いものの、その勢いを持続させるスタミナが弱いのも特徴です。(逆に、タイプ5とタイプ1は、このスタミナがあります)
4.ストレス時と成長の方向
ストレス時:タイプ1へ移行する
タイプ7にとって最もストレスなのは、何かを達成しなければならないとき!。新しいことを始めるときのタイプ7は物凄く勢力的ですが、キチンと終わらせることにストレスを感じてしまいます。そして、そのストレスは、タイプ1にありがちの、あらゆる物事に対しての批判へと向かいます。
- 世の中のシステムはおかしい!と怒り出す
- 自分はダメなやつだ!と卑下するようになる
- すべての物事に対して短気&冷淡になる
タイプ7本らのワクワク感が一気に失われる瞬間ですね。好きでもない仕事をいやいやこなしているような、社畜ぽいキャラになります。
安定・統合時:タイプ5へ移行する
本当に心の底から情熱をもって打ち込めるものを見つけたときにタイプ7は安定します。すると、タイプ5のような、ひとつのことに没頭するようになります。
- 内面世界で楽しさを創り出すようになる
- 意識しを集中して、情熱的に打ち込むようになる
- 自分が空っぽである恐怖から解放される
意外かもしれませんが、タイプ7は楽観的で明るくて誰よりも人生を楽しんでいるように見えますが、各タイプの中で最も人生を楽しめていないタイプです。
ここでいう「楽しさ」とは、刹那刹那の楽しさや将来のワクワク感ではありません。タイプ7は、「色々」という言葉を好みカラフルな人生を求めがちですが、人生においての本当の楽しさとは、色の多さではなく、ひとつの色の濃さです。
言い換えるなら、その人の内側から出てくる深みのようなものです。タイプ5は、タイプ7に比べて華やかさはありませんが、ひとつのことを探求した人ならではの「深み」があります。
5.サブタイプ(ウィング・生得本能)
ウィング
通常のタイプ7は、常に楽しさや可能性を見つけるために何かを計画していますが、その計画後の行動がウィングによって決定的に異なります。タイプ7は、ウィングによって別人になるので、ぜひとも参考にしてみてください。
タイプ7ウィング6:エンターテイナー
タイプ6のウィングの影響により、仲間やコミュニティーに関心を寄せて、盛り上げ役としてみんなで楽しい世界を目指したがります。ひとりで楽しい世界を目指そうとしないとのがエンターテイナーの特徴です。
タイプ7ウィング8:現実主義者
対して、タイプ8よりの現実主義者は、ひとり行動を好みます。周りから足を引っ張られて、自分のやりたいことをあきらめるくらいなら、ひとりでも前に進みます。
失敗する恐怖よりもチャレンジをしたい欲求のほうが強いのです。理想の未来を描いて、現実的にするために行動する現実主義者になるのです。
【最後】タイプ7がハッピーになるため
最後にタイプ1がハッピーになるための指南書をまとめました。エニアグラムの教科書通りではなく、これまで自身のエニアグラム活動経験からタイプ7に直接アドバイスをしていることっです。
1.欠乏欲求を満たす
- やりたいことを実現させるためのスキルを身につける
- リソース(ヒト、モノ、カネ、知識)を蓄える
- フォロワーよりもリーダーを目指す
結論からいうと、タイプ7に必要なのは、アウトプットではなくインプットです。スキルやリソースを獲得して、自分の中で育てて行く期間がどうしても必要になります。
3日坊主から3年続けて確固たるスキルやリソースを獲得できると、タイプ7は本当にバラ色の人生を手に入れることができます。おそらく、あなたが憧れている人は、本人が口にしないだけで、そのような経験をどこかで積んできたのだと思います。
2.成長欲求を満たす
- いちばん「好き」なものを選ぶ
- あえて、「専門家」を目指す
色々と動いているよりも、ひとつのことに没頭できる楽しみを見つけたときにタイプ7は、ホントの人生の楽しさを享受できます。そして、次は人から専門家として認められるようになることですね。
すると、不思議なことに、自分から足を使って動かなくても、ワクワクした話が向こうから舞い込んでくるようになります。