エニアグラム-タイプ1:改革をする人とは?
エニアグラムの性格診断(54問版)、お疲れさまでした。
自分のタイプについてより深く理解できるとエニアグラムは凄く楽しくなってきます。
ここではタイプ1「改革をする人(リソ式)/完璧を求めて改革をする者」について様々な観点から解説をしていきます。
こんな流れでタイプ1についてみていきます。
1.タイプ1の特徴
<タイプ1の性格>
-
自分は「まじめだね」と言われることが多い
- 普通に振る舞っているだけなのに、周囲からは「真面目すぎる」と思われがち。
- たまに羽目を外したくなるが、周囲に驚かれたり、後で自己嫌悪になったりする。
-
問題解決を常に意識している
- 小さなことでも「どうにかできるはず」と思い、やり過ごせない。
- 周りの人に「そんなに気にしなくても…」と言われても、やめられない。
-
理想や基準のハードルが高い
- 「ここを直せばもっと良くなるのに」と思い、妥協せずに動く。
- 他人がスルーするような誤りも、細部まで気になってしまう。
-
頭の中で“べき・ねば”が止まらない
- 「こうするべき」「あれはやってはいけない」と常にルールをアップデート。
- 急に変更点を思いつくと、追加で改善に取りかかることもある。
-
言葉と行動が一致していないと落ち着かない
- 自分自身にも「言ったことはきちんとやる」という意識が働く。
- 口先だけで終わることに抵抗があり、周囲にも同じ姿勢を求めがち。
「自分は真面目すぎるのかな…」「もう少し気楽に生きたいのに、つい“正しくしなきゃ”って思ってしまう」。そんな気持ちを抱えているなら、タイプ1の可能性があります。タイプ1は、エニアグラムのなかでも“間違いを見過ごせない完璧主義者”と言われるほど、理想や基準を大切にし、常に向上心を抱いているタイプです。
本記事では、タイプ1の性格を 15,000文字 にわたって徹底解説しています。自分がどんな性格の持ち主なのか、なぜ「べき・ねば」に縛られて苦しくなるのか、そしてどうやって自分を救う道を開けばいいのか――これらを余すところなく掘り下げました。
- タイプ1の核心的な動機や恐れ
- 完璧主義と責任感に苛まれる理由
- 囚われから抜け出すためのヒント
- 日常生活や人間関係に活かせるアドバイス
あなた自身のパーソナリティを知り、少しでも肩の力を抜いて前向きに生きるための一助になれば幸いです。ぜひ最後まで読んで、自分をもっと深く理解するきっかけをつかんでください。
タイプ1の人物像-5つの特徴-
ネットやX(Twitter)などを見ていると、「タイプ1=真面目でお堅い人」というイメージが先行しがち。
実際にそう思われてしまうことに、心当たりのある方もいるかもしれません。でも、本当のタイプ1はもっと生き生きとしていて、人を惹きつける魅力にあふれている人物像です。
そこで今回は、そんなタイプ1の“誤解されがちな姿”を払拭するため、あえて5つの特徴に絞ってまとめてみました。
□1. 正義と信念を行動で示す
タイプ1は、何か問題を見つけると「どうして誰も直さないの?」と放っておけない性分です。書類の誤字、ルールの抜け道、人間関係のひずみ――それらを放置するのは彼らにとって耐えがたいこと。
タイプ1は「これを解決すれば、もっと良くなる」と信じているからこそ、率先して動きます。
- 行動力がある: 不満を言うだけでは終わらせず、自分から立ち上がって改善策を講じようとします。
- 結果だけでなくプロセスを大事にする: 「正しい手順で行うこと」によって生まれる良さを信じています。
□2. 問題を正すことに集中
タイプ1は、問題を問題のまま放置するのが苦手。どんな小さなほころびも見逃せず、粘り強く修正しようとします。これは単なるおせっかいではなく、「より良い世界を作りたい」という強い願いがあるからなのです。
- どうしたらよくなるか?を探る: 症状だけを取り繕うのではなく、根底から解決しようとする。
- 細部にこだわる: 誰も見ていない細部でも、「自分が気づいたからにはやるしかない!」と動き出す
□3. 嘘や不正に我慢できない!
「それはおかしい」「これは違う」。タイプ1は自分の感情を偽るのが苦手で、嘘や不正を見過ごすこともできません。裏表がない正直さがあるからこそ、ときには不器用に見えるかもしれませんが、その姿に好感を抱く人は多いはずです。
- 自分の気持ちにも正直: 悩んでいるときや納得できないときは、それが表情や行動にすぐ表れます。
- 正直さ故の不器用さ: 空気を読んで「まぁいいか」で済ませるよりも、正面から立ち向かう姿勢を貫きます。
そんなタイプ1の不器用な正義感は、裏表がないのか、逆に人を引き付けるポイントになっています。
□4. 厳格だけれど、それが魅力
タイプ1は、その行動力や裏表のなさは、突き詰めると愛されキャラにもなります。
「ストイック」「頑固」「堅物」など、タイプ1にはそんなイメージがつきまといがち。しかし実際に接してみると、タイプ1のこだわりや一貫性は、独特のユーモアや魅力につながっていることが多いのです。
- こだわりの強さが面白さを生む: 自分なりの「理想の〇〇」を追求するうちに、意外な雑学や一風変わった視点が飛び出す。
- やると決めたら全力投球: その真剣さや熱量が周囲を巻き込み、気づけばみんなが応援していることもしばしば。
でもなぜか…本人だけが「自分はまだまだ」と思い込んでいることもしばしば。「もっとシッカリしなければ…」と自分を追い込んでしまうこともありますが、実はすでに十分、愛すべき存在なのだということを忘れないでほしいです。(周りにもっと心を開いてください)
□5. 自認するのに勇気がいる
タイプ1は、エニアグラムのなかでも “言ったことはきちんとやり遂げる” とされる代表的な完璧主義タイプです。
社会的に評価を得やすい側面がある一方、 遂行力や実績、支持者の数 など “目に見える成果” によって自分の幸福度を左右されやすいという課題を抱えています。
- 本当はタイプ1の人でも、自分の遂行力や実績に自信が持てずに、他のタイプを自認する
- SNSの世界では顕著。本当はタイプ1だけれど、タイプ4、タイプ5、タイプ6と誤認する
タイプ1は、仕事ができてシッカリしている人というイメージを持つ方が多いのか、「現実世界で何もなしえていないから、タイプ1のはずがない」と決め込む人は多いです。最後までやりきる自信がなく、その自己否定感に耐えきれないがゆえ、別のタイプを名乗るケースもあります。
タイプ1の世界観
以下の3つでまとめることができます。
- 恐れ:この世は誤りや問題ばかりであり、自分も同じ世界に引きづられて堕落するのではないか?
- 欲求:間違いを正す立派な人でありたい。まずは自分自身が何事にもキチンとていなければならない
- 習慣:常に正しい行動を心がけ、問題を是正していけば、人生は上手く行くはずだ。そうするべきだ
タイプ1にとって最も恐れていることは間違う事です。タイプ1は、誤りや不正を見つけると放っておけません。誤解されがちですが、それは「人も自分も堕落したくない」という深い恐怖から来ています。理想をしっかりと掲げ、「こうあるべき」という姿を自分自身から実践することで、周囲にも良い影響を与えようとします。何より自分自身が“正しくあり続ける”ことが、タイプ1にとって安心できる生き方です。
タイプ1の頭の中には、日々こうした言葉が響きがちです。自他に対して厳しい基準を適用し、完璧に近づけるほど、安堵感を得られると信じています。
- 徹底的に自分軸で生きる
- 自分の基準を大切にする反面、柔軟性には欠ける
- 「もっとちゃんとしないと…」と自分を追い詰める
- “べき・ねば”に囚われる
- 「こうしなければいけない」「ああしてはいけない」というルールを心の中に設定
- 場の空気や雰囲気に流されず、自分の基準をもとに判断を下してしまう
- なかなか自由には生きられない
- やりたいことがあっても「それは正しいのか?」と自己検閲が働く
- 完璧主義の姿勢が強すぎて、リラックスや息抜きが後回しになりがち
タイプ1の「怒り」とは?
一言で言うなら、行動のエネルギーです。決して怒りを爆発させることではありません。実際に、タイプ1はめったに起こりません。怒りを感じたときは、その怒りを内側に溜め込み、物事を正すことで怒りを表現していきます。
1. 怒りを腹の底に沈める
いざ怒りを感じても、「怒ってはいけない」と腹の中で連呼しています。タイプ8は、怒りを率直に表現するのに対して、タイプ1は“怒りのエネルギー”を内側で表現すると考えるとわかりやすいでしょう。
たとえば…
- タイプ8なら、嫌なことがあればその場で怒りを爆発させる…爆発させたらスッキリ
- でもタイプ1は、「怒るのは悪い事」と耐えながら、冷静であろうとするが、皮肉にも怒りを腹の中に溜め込んでいる
もちろん、怒りの感情を内側に溜め込んでいる状態は、タイプ1にとって不快極まりないです。だからこそ、「もう二度とこの悶々とした気分にはなりたくない」と考えて、タイプ1は怒りの原因となるあらゆる出来事を正すことによって、内側にある怒りを解消していくのです。
「こんな現実は間違っている」という思いが高まると、じわじわと怒りがわいてきます。でも、タイプ1は「怒るのは未熟者だ」と自分に言い聞かせ、怒りをぐっと押し込める。だからこそ、一見「落ち着いた人」に見られることも多いのです。
他タイプとの比較
タイプ8・タイプ3・タイプ6・タイプ5 の視点で「自分もタイプ1?」と思えるポイントを挙げてみます。
タイプ8との比較:怒りの扱い方が正反対
- タイプ8:外の世界にドカーン
- 怒りは率直に表現する。発散したらスッキリ(根に持つことはない)
- 脊髄反射的に行動する。まずはガツンとぶつかる。腹を割って話す
- タイプ1:内側の世界でメラメラ
- 怒りを内に飲み込む。表面上は微笑んでやりすごす。
- トラブルがあれば、理詰めで「正す」方向に動く
もしあなたが…
- 「表に怒りは出さないけれど、実は溜め込んでいる」なら、タイプ1かもしれません。
- 「怒りを爆発させた後スッキリしている」なら、タイプ8の可能性が。
タイプ3との比較:行動の原動力が違う
- タイプ3
- 行動力の裏には「成功したい」「目立ちたい」「成果を上げたい」というモチベーションがある。
- 周囲の評価を意識して、自分をアピールする。
- タイプ1
- 行動の理由は「問題を正すため」「誤りを見過ごせないから」。
- 評価よりも、物事の正しさのほうが重要
もしあなたが
- 「行動するのはいつも“正しいことをしたい”“間違いを放置できない”から」と感じるなら、タイプ1寄り。
- 「成果や社会的評価が第一で動いているかも…」とピンと来るなら、タイプ3寄り。
タイプ6との比較:不安か怒りか?
- タイプ6
- 問題を見つけたとき、「どうしよう…大丈夫かな?」と不安に傾きやすい。
- 周囲との協力体制を整え、リスクを回避しようとする。
- タイプ1
- 問題を見つけたとき、「これを直さなくては」と怒りが原動力に変わる。
- 自分が率先して動いて改革することを選ぶ
もしあなたが
- 「不安で動けなくなる」というよりは、「イライラして“直したくなる”」ことが多いなら、タイプ1っぽさが出ています。
- 「トラブルに直面すると、まず誰かの助けを求めてしまう」なら、タイプ6の可能性。
タイプ5との比較:客観的観察 vs. 主体的行動
- タイプ5
- まず情報を集め、分析してから行動する。時に行動が遅れることも。
- 感情の表現や周囲への介入は最小限にとどめることが多い。
- タイプ1
- ある程度の分析はするけれど、「これは間違いだ」と気づいた瞬間、割と迷わず実行。
- 感情を抑えつつも、結果として実際の行動量は多い。
もしあなたが
- 「とにかくじっとしてられない。間違いを見たら修正しないと気が済まない」なら、タイプ1かも。
- 「むしろ問題を俯瞰して見ていたい」「行動するより考えたい」という方は、タイプ5かもしれません。
タイプ1の幼少期:父親的な存在から乖離
タイプ1の人は、幼い頃から「私がしっかりしなければ」という意識を強く持ってきました。
その背景には、父親(あるいは父性的存在)に頼ることが難しく、早い段階で「期待できないなら、自分が大人にならなけば…」という決意を固めてきた傾向があります。
- 頼れるはずの父性が不在
例えば、仕事にかまけて家庭を顧みない、言うことだけは大きくて実行が伴わない、あるいは何かしらの事情でそもそもいなかった…など、理由は様々でも、タイプ1の子どもはある日ふと「父親に任せていたらダメだ」と悟ります。 - “代わりに私が大人になる”という早熟な覚悟
そこで、まだ幼いうちから「私が頑張らなきゃ」と大人役を引き受けたのです。周りの同年代の子どもが遊んでいるときにも、心のどこかで「こんなことをしている場合じゃない」「失敗するのは嫌だ」と、自分を引き締めるようになります。
もちろん、実際の家庭事情は人それぞれですが、共通して見られるのは「自分がより早く成長しなければ、この場は安定しない」という感覚です。
繰り返しになりますが、タイプ1は、父親的な存在の影響を受けながらも、自分から切り離しています。家庭の事情はさておき、子供の頃から父親を見て「自分がしっかりしなければダメだ」という事を悟り、立派な人になろうと努力をしてきたのです。
内なる批判者を育てて、追従する
早熟な責任感に目覚めたタイプ1は、「内なる批判者」を育てて自分を律してきました。
- 「そんな甘えた態度じゃダメだ」
- 「もっとちゃんとしろ、自分!」
こうした厳しい声を自分に発することで、行動の原動力となり、礼儀正しさや高い倫理観を身につける糧となっていきます。
状況を管理する
やがて大人になると、まるで父親的存在のように周囲の誤りを指摘し、改善することに尽力します。これは幼少期の不安定さを払拭したい思いの表れです。
- 正義感の源:「こうすれば良くなる」「これが正しい」という信念を他人にも当てはめ、ストイックさを社会に広めようとします。
- 使命/孤独:「自分がやらなければ誰もやらない」という孤立感には、幼少期の「父親に頼れない」という意識が今なお影響しているのかもしれません。
幼い頃から早く大人になろうと頑張ってきたタイプ1の心の奥にでは、「本当は頼りたい」「甘えたい」「のびのびと生きたい」という気持ちこそありますが、自分を律することで抑圧しています。完璧を求める姿勢は、「誰かに守ってほしい」という願いの裏返しでもありますが、ときには「ここまでやってきたんだから大丈夫」と自分を許し、成長を称えることが、長年の疲れを和らげる鍵となるでしょう。
タイプ1に潜む批判者:「〜ねば」「〜べき」の呪い
タイプ1の口癖で有名なのは「〜ねば」と「〜べき」です。一方で、タイプ1は「〜だ!」「〜である!」と決め付けるような言い方はしません。
タイプ1の葛藤
- 許せないけれど、怒りをむき出すべきではない
- 白黒ハッキリさせたいけれど、決めつけるべきではない
- 物事を正す側の人間として、いまの自分も立派であらねば
何かを決め付けること自体が「悪」だと考えているからです。一方で、タイプ1の中で善悪の基準はハッキリとしています。そして、自身の内側にある基準に合意してもらいたいのです。
【コラム】英語ネタ
タイプ1が用いる「〜ねば」「〜べき」を英語にするとShouldですね。
Shouldの確信度は50%ぐらいです。must > will > can > should > would > could > may > might
この表現からもタイプ1は腹の底では強い確信をもてずに、「現状をなんとかしたい」という気持ちを秘めていることが伺えます
2.時間、人間関係、恋愛、仕事、お金で分析
時間の使い方
- 時間は管理するもの。無駄があれば改善したい。結果、色々なことに関わる
- 遅刻や納期遅れなど時間にルーズは許せない。自身が同じことをすると凹む
- 一方、仕事では丁寧さや完璧を求めて、時間が足りないこともしばしば
タイプ1にとっての時間は「守るもの」「管理するもの」です。1分単位で気にする人もいますね。
例えるなら、日本の鉄道会社ですね。
なぜ日本の鉄道会社が時間キッチリに動くのかというと…決定的な実は理由はありません。「電車は時間通りに到着して、時間通りに出発するものだ」という価値観が根付いているからです。これはタイプ1の気質に通づるところがあるでしょう。
一方で、何事にも手を抜けない気質のため、手順をショートカットできず、時間通りに物事を進められず、自分を責めることもあります。
以前にTwitterで面白い投稿があったのでまるっとコピペ。
タイプ1にとって、時間は永遠の敵です。特に仕事なのでは高い質を求めて、期限に間に合わなかったり、締め切り直前にもっと良いものを作らねば!と手直しを重ねたりして、結局、時間を守れない事もしばしあります。仮に時間を守って提出をしても、後から後悔することも…。
そんな時間管理に厳しいタイプ1についてもう一つ言及すると…
- 最も時間の管理が得意なのはタイプ1であり、最も時間の管理が苦手なのがタイプ1
- なぜなら、タイプ1は、目の前の出来事に囚われすぎて、先の展開を予測するのが苦手
人間関係
- 誰に対しても「教育的」「指導的」になってしまう。時にそれが上から目線になることも
- 笑顔、礼儀正しさ、冷静さは崩さないように務めるが、たぶん、自然体ではない
- 親友や親しい人とつい口論になることがある。後になってよく気にする
人間関係におけるタイプ1のキーワードは「笑顔」「忍耐」の2つです。エニアグラム本では「口うるさい」「細かい」「完璧主義者」と何かと厳しい印象を持たれがちですが、実際にタイプ1の人に会うと意外とフレンドリーな方が多いです。
タイプ1は、その性格上、怒りを面に出すことはせずに、内側に抑圧します。
タイプ1は、内側に怒りをため込んでいる瞬間が非常に不快で、そのため物事を改善することで内なる怒りを解消しようとします。これが、タイプ1が指導的かつ教育的な役割を果たすことが多い理由です。
本当に怒りを表に出すのは、自分の内にため込んだ怒りをもはや抑えきれなくなった瞬間です。まさに「堪忍袋の尾が切れた」状態です。しかし、怒りを表に出すことはタイプ1にとって非常に辛い行為であり、それを経験することは恐怖や苦痛を伴うものなのです。
怒りを面に出す行為は、タイプ1にとって恐ろしく辛いのです。
タイプ1には「相手を正したい」という強い欲求があり、これは「間違いを犯すことへの根源的な恐れ」に起因しています。ビジネスライクな関係では、波風を立てないようにと我慢する意識を持っていますが、プライベートな場面ではそのブレーキが外れ、少し怒りっぽくなることがあります。
しかし、繰り返しますが、タイプ1は本心では怒りを表現したくないと思っています。それでも、その怒りを抑え続ける限り、結果的にはさらに怒りっぽくなってしまうのです。
恋愛
- 正直、「マジメさや誠実な人が好き!」って人からはモテる。
- 必ずしも聖人君子な恋愛をしているわけではない
- 自分の価値観や基準を共有したいと願っている
タイプ1の第一印象は、まじめで隙を与えない感じであるため、はじめは固いでしょう。初対面の相手に対してリラックスした態度を決めるのは苦手です。
ただ、いちど火がつくと情熱的になります。
お互いの関係がどうであれ妥協せずに情熱的になります。
どれだけ情熱的かはご想像におまかせします(笑)
タイプ1が好む恋愛スタイルは「コミットする」です。
要するに「一度決めたら守り通す」ってことですね。
- あなた
- 自分自身
- 2人の関係
- 恋愛そのもの
にフルコミットします。
もちろん、それが茨の道に進むかもしれません。。。
自分がコミットするからには、あなたにも同じようにコミットをすることを求めます(価値+基準の共有)。
仕事・働き方
- ミスは大っ嫌い。手順をキチン踏み、ショートカットやスキップを嫌う
- 仕事に高い質を求める。努力を惜しまないハードワーカー気質
- 職人ぽいところがあり頑固な一面もある
タイプ1の別名は「完璧主義者」です。その名の通り、仕事では徹底的に「正しさ」を求めて、少しでも誤りがあれば、その誤りを正したくなるいます。
タイプ3:達成する人は早く成果を出すために手順をショートカットすることにためらいがありませんが、タイプ1からすると自分の基準からズレてしまうため、やっぱり気になるのです。
同時に、これが先ほどの時間管理の問題につながります。
例えば、クライアントに提出をするための資料を作成しているときですね。納期直前にも関わらず、その資料の中身をチェックして、クォリティーがイマイチだとします。
他のタイプなら、「納期や期限優先」と考えるところを、タイプ1は「いや!この資料は提出できるレベルじゃない!今からクライアントに交渉をして納期を遅らせてもらえ」と指示するケースもあります。
生真面目さが暴走して独自ルールに転嫁して、逆に悲惨な結果を招くことも。
お金の使い方
- 極力、必要なものにだけお金を使う。浪費には走らない。自分を律している
- 但し、自分ルールで発散する場合もある。「このスーツは、イタリアの有名なデザイナーがね・・・ウンタラカンタラ」
- 上の立場になるとよく奢ってくれる。下の立場になっても自分でお金を払うようにする
タイプ1にとって、お金は「管理する対象になります。自分の欲求を満たすために発散することは少なく、自分の基準に合った使い方をします。
但し、決して「ケチ」なわけではありません。自分のニーズを満たしてくれるものには、お金を使います。例えば、スーツを買うときに、店員に細かく質問をしますが、決して値切ったり、次のセールスを訪ねるようなことはしません。
では、タイプ1は、なぜこのように理想を求めて改革を試みるのか?
その理由についてお伝えしていきます。
3.なぜタイプ1は「改革する人」なのか?
では、なぜタイプ1が改革をする人なのか?なぜ、マジメ人間なのか?なぜ「すべき」という言葉を繰り返すのか?
もうちょっと掘り下げてみていきましょう。
センター:3x3の法則-本能、感情、思考センター
エニアグラムの理論では、ガッツセンター、ハートセンター、ヘッドセンターというものがあります。各タイプには、好む感覚があります。
表を作りました。
センター | テーマ |
---|---|
■ガッツ(本能) タイプ8,9、1 |
現在の状態を維持するため、外部の圧力に抵抗をする【怒りの感覚】 |
■ハート(感情) タイプ2、3、4 |
他者からの関心を求めて、自分のイメージを操作する【恥の感覚】 |
■ヘッド(思考) タイプ5、6、7 |
未来に対して恐怖を感じ、先見することで対処する【不安の感覚】 |
タイプ1は、ガッツセンターに属しています。そのため、タイプ1は、今の状態を維持するため、外部に対して境界線を張っています。これが【怒りの感覚】です。
タイプ8は、その名の通り「怒りを外に出す」という行為を通じて怒りに対処しますが、タイプ1は怒りを内側にため込むことで怒りの問題に対処します。
勿論、タイプ1も、タイプ8:挑戦する人と同じで、衝動でイラッ!とします。ですが、その衝動を外に出さずに、内側で抑えて処理しようとします。
もう少し詳しく見ていきましょう。
タイプ1:本能:メイン、感情:サブ、思考:盲点
タイプ1は、本能センター(ガッツセンター)に属していますが、隣の感情(ハートセンター)です。
よって、タイプ1は、タイプ2-タイプ3-タイプ4のように、
- もし自分がこの瞬間に怒り狂ったら、皆はどう思うだろう?
- 自分は怒る人間ではないよな!うん!そうだ!怒るのは悪!
と感情を通して、自分にとって好ましいイメージを守ろうとしています。
こうして、タイプ1は、自分が感じた現状に対しての違和感や誤りを正すかたちで、内面の怒りに対して対処しようとするのです。
タイプ1が、「改革する人」「完璧主義者」になるのは、間違った状態や欠陥のある現状に対して怒りを感じながらも、その怒りを発散できず、内面にため込むからです。そして、その内面の怒りをなくすためには、自らの力で誤った世界を正すしか方法がないのです。
そう!ここもタイプ1あるあるです。タイプ1は、ガッツセンターにいて、隣がハートセンターですが、ヘッドセンターからは離れています。そのため、現時点にはない未来に対して想像力を膨らますことは苦手であり、仮に得意であっても本人は好みません。
今、この瞬間!
この場にいる!
なのです。
そして、この場いるからこそ、その一瞬、その場に問題があると正して、あるべき姿に導きたいと感じてしまうのです。
4.ストレス時と成長の方向
ストレス時:タイプ4の方向へ移る
タイプ1は、完璧であること、理想に近づくことや改革を続けることに、疲れて果ててしまうと、タイプ4の行動をとるようになります。
- 現実から逃避をしてしまう。過去にしがみつき、悲劇の主人公になる
- 昔のことをたくさん話すようになり、今を大切にしない
- 自分のことを受け止めてくれる人に依存してしまう
自分に対してストイックな人が、一度崩れたときによくあることかもしれませんね。
普段は自分に厳しいタイプ1にも、実は責任から逃れて自由になりたい!という秘めた欲求があります。
タイプ1が4に動いているときは、義務や責任、社会的役割から逃避して、「身も心も自由になりたい!」といった空想に身を委ねます。まるで、ガマンの風船が破裂したような感覚でしょう。内側から理想の世界を探し出し、それが現実から非難する場所になります。
では、レベル4~9までの流れについて解説をしていきます。
レベル4:理想と現実の間をさまよう
現実の世界にいながらも「こうなったらいいなぁ」と空想の世界に浸ります。特に、現実の世界で自分が思い描いていた理想をカタチにできない日々が続けば、この傾向は顕著です。
- これだけ努力しているのに誰もわかってくれない
- いや、もっと努力しないといけないの?
- もう、能力やキャパが追い付かない…
と、自分が追い求めるスペックに近づいていないと、理想の自己像と現実の自分、そして空想の自分の3者が入り混じって、何が何だか分からなくなります。しかし、その実態はタイプ1です。
やっぱり、みんなの前では自分にも他者にも厳しい態度をとります。
しかし、どこかで大らかさに欠けていて、動きも鈍いです。
レベル5:無駄に自意識過剰・批判的
レベル5になると完璧主義さがキレッキレになります。本来の正義や正しさを体現することが目的ではなく、内側の価値観を正当化するための自己満足的な行動に走ります。その主義主張には論理性もありません。
例えば、職場でデスクが散らかっている部下に対して注意こそしても、その部下が目の前の仕事に忙殺されてSOSを出していることに対しては無頓着になる事も。
そこに理性や合理性はなく、「私が嫌だと感じるから!」が理由になります。
レベル6:自分に「だけ」甘くなる
レベル6になると、「これだけ頑張っているんだから、私は特別扱いして」的な態度が前面に現れます。
- 前日、22:00まで残業したんだから、今日は11:00出社でいいよね
- これだけパートナーに尽くしているんだから、ちょっと火遊びをしても…
- ちょっと給与少なくない?会社の経費をして気に使っても…
精神的なプレッシャーを感じて、何か我慢のスイッチが外れるかのように自分にだけ甘くなります。何かと都合の良い理由を見つけ出して、一時的な安堵に浸ります。この状態が長く続くと、自分がどうありたいのかが解らなくなり、どんどんと闇落ちします。
レベル7:自己批判に走る
この段階になると、タイプ1は不健全なタイプ4に近い行動をとります。
実際にタイプ1の方で、自分の事をタイプ4だと思い込んでいる方は多いです。が、タイプ1にとって、自分がタイプ4だと思い込んでいる状態は心地悪くて仕方ない状態です。
- 自分の主義主張をハッキリと言えなくなる
- 自分の考えに自信が持てなくなる
- これまでに生き方が間違いだと思い込む
これまでに自分を支えてきた「正しさ」「正義」「信念」はガラガラと崩れておちて、自分の人生は間違いと誤りの連続であった!という思い込みに走り、自分で自分を攻撃する時間が増えます。
レベル8:衝動的に自分で自分を攻撃する
タイプ1の強迫観念に加えて、タイプ4の衝動的脅迫が加わります。どういう状態かというと、怒りをコントロールできずにヒステリックに怒鳴り散らす行為です。その瞬間はタイプ8のように怒りをあらわにしますが、その状態がずっと続きます。(タイプ8は一瞬怒るが、スグに収まる)
非理性的な自己嫌悪、過度の鬱状態、増悪と内側の欲望など自身の内面を抑えるブレーキは完全にぶっ壊れて、思ったことを言葉にしてしまいます。
突然、怒鳴るかもしれませんし、その場で泣きじゃくるかもしれません、また突然笑いだすかもしれませんし、誰かに慰めを求めるかもしれません。
とにかく、理性をコントロールできずに衝動的な一面をまるでむき出したような行動になるでしょう。
レベル9:自分で自分に「罰」を与える
散々暴れて、最後に廃人と化します。この時のタイプ1は、これまでの「間違い」「誤り」「堕落」を犯してきたように感じてしまい、正気ではいられなくなります。
「なんてことだ…もう引き返せない」とこれまでの自分の行為を恥じるばかりか、自分の信念や主義主張はポキッと折れていて、再起できなくなります。
これまで自分が「正しい」と信じてきた心のよりどころは全て失います。
生きる希望を失い、そんな自分の人生に終止符を打つために、最後の手段に身を投じます。
安定・統合時:タイプ7へ移行する
心身共に健康的な状態になると、タイプ7のように色々なことを楽しもうとするエネルギーが働きます。
- 肩の力が抜けたように、子供みたいに色々なことに熱中する
- 「こうあるべきだ!」から「こうしたい」「こうありたい」と気持ちで表現をする
- 日常の出来とごひとつひとつに対して楽しんで取り組めるようになる
タイプ1がタイプ7に統合することで、人生に喜びを感じられるようになります。
「常に正しくあらねばならない」という価値観から解放されて、のびのびと目の前にある楽しさを受け入れて、あらゆるものを肯定できるようになります。タイプ1は、これまでに目の前の間違いを正したり、問題を解決すること人生の大半を費やしてきました。
しかし、タイプ7に統合することで、いままで感じたことがないような開放的な気持ちになり、これまで問題や間違いと感じていたことは「それを問題にすることが問題である」と感じて受容できるようになります。
何もかも完璧にしなければならない!という義務から解放されて、意識のベクトルが熱意へ、行動の束縛から行動の自由へと価値観が変化します。この時のタイプ1は、まるで背中に翼が生えたかのように自由を感じることができるでしょう。
この時のタイプ1は、「物事はこうあらねばならない!」から「もっとこうしたらよくなるはずだ!よしやってみよう」という発想に切り替わり、まるで鬼滅の煉獄さんをみているようです。
実際に、何をやらせても生産的ですし、感情を自然のままに表現してます。のびのびと毎地にを楽しく過ごしており、これまで自分を縛り付けていたプレッシャーから解放されて希望に満ちた毎日を送っています。
5.サブタイプ(ウィング・生得本能)
ウィング
通常のタイプ1は、欠陥のある現状を回復させるために熱心ですが、ウィングによる変化も顕著です。タイプ1のウィングについては外向的か内向的かで考えるとわかりやすいですね。
タイプ1ウィング9:理想主義者
理想や改革へのエネルギーはあるのですが、9のウィングが強いと和らなくなります。いい具合にゆったりとした感じになります。
但し、やっぱりタイプ1です。自分の中で白黒はあります。そして、白黒がつけられないときは、ムスッとした態度になり、内面の世界に引きこもり、ちょっとガンコになります。
自分の理想にしがみつく感じですね。
タイプ1ウィング2:擁護者
タイプ1が2のウィングを持つと、ウィング9よりも外向的になります。少し指導者気質が強くなり、誰に対しても自分の正義を押し付けるようになります。
本音は、自分の考えをわかってもらいたいだけなんですけれどね。
生得本能-自己保存、セクシャル、ソーシャル
タイプ1の欲求は、「間違った現実を回復させたい」です。但し、その欲求の表現方法は、自己保存、セクシャル、ソーシャルでだいぶ異なります。ひとつひとつを見ていきましょう。
タイプ1自己保存
自己保存タイプの1は、まず「健康・生活習慣・お金・時間」など、自分を取り巻く環境のすべてを徹底管理しようとします。常に安定や安心を求め、「これが正しい」と信じるルールを大切に守り抜くことで、周囲も自分も整えていきたいと考えます。淡々とストイックに取り組む様子から、一見すると冷静に見えるかもしれません。しかしその完璧主義ぶりが行き過ぎると、相手にも厳しく当たってしまい、口うるさくなる点には要注意です。
- 管理意識が高い
健康や生活習慣、時間やお金などをきちんとコントロールしようとする。 - 「これが正しい」を自己保存
物事を独自の基準に当てはめ、合否の判断を下す。 - ストイックで淡々としている
自分にも他者にも妥協を許さず、完璧を求めがち。 - 口うるさくなりやすい
行き過ぎると、周囲にも同じ基準を求めすぎてしまう。
エニアグラムタイプ1+自己保存:完璧主義者の記事はこちらから
タイプ1セクシャル
セクシャルタイプの1は、同じタイプ1でも特に熱い思いを胸に秘めています。理想のパートナーや大切な人と「正しさ」や「価値観」を共有することで、共に成長したいという欲求が強いです。相手に対して高い期待を寄せる一方、理想に届かない現実を目にすると、失望感やイライラをため込んでしまいます。
場合によっては独りよがりな束縛や執着にもつながる危険性もあります。
- 深い絆への強い思い
相手と理想を分かち合い、二人で成長していきたいという意識が強い。 - 価値観や基準の共有
「純粋さ」や「正しさ」を求め、理想の関係を築こうとする。 - 期待が外れた時の落差
相手が期待通りに動かないと、大きな不満や束縛に傾きがち。 - 情熱的なアプローチ
純粋な情熱で関係を深める一方、相手を追いつめてしまう可能性も。
エニアグラムタイプ1+セクシャル=「基準の共有」の記事はこちらから
タイプ1ソーシャル
ソーシャルタイプの1は、社会やグループに対して「これが正しい」と信じる理念を積極的に発信します。公正さや倫理観が非常に強く、「自分の正しさを社会全体に広めよう」という責任感が原動力です。周囲の人々を導き、社会的に貢献することに喜びを感じますが、その一方で理想と現実のギャップに苦しむことも。ときには自分の存在自体が「社会不適合」になってしまうのでは、と悩む場合もあります。
- 社会や集団への貢献意識
チームやコミュニティを正しく導くことに全力を注ぐ。 - 公正さと倫理観が強い
「あるべき姿」を掲げ、周囲に働きかける。 - 正しさを周囲に広げようとする
自らの信条を社会に適用しようとする熱意が強い。 - 自己矛盾の可能性
理想と現実のはざまで苦しみ、自分自身が浮いてしまうことも。
エニアグラムタイプ1+ソーシャル=「社会改革者」の記事はこちらから
【最後】タイプ1がハッピーになるため
最後にタイプ1がハッピーになるための指南書をまとめました。これまでのエニアグラム講座やエニアグラムの個別セッションを通じて感じたことを自分の言葉で書いてみました。
1.欠乏欲求を満たす
- もし現状に不満があり、何らかを変えていきたいのなら、妥協しないこと
- 怒りやエネルギーは内側でため込まず、人に伝わるように言語化する
タイプ1が最もストレスを抱えている状態は、1.他人を批判して、2.自分をも批判を批判して、3.そのストレスを自分の中にため込んでいるときです
とはいっても、他人はなかなか変わってくれません。そこでイライラしてしまうのですが、そのイライラをため込むと、余計ストレスが溜まります。
その原因は、「こうあるべき」という思い込みからくるのですが、その「こうあるべき」という思い込みを徹底的に理由付けしてみてはいかがでしょうか?
言語化することで、自分がどんな怒りに囚われているのかがわかってくるはずです。
余談ですが、私も、「エニアグラムはこうあるべき!」と言ったような囚われを持っています。現在は、自分の考えている理想のエニアグラム像をカタチにしています。
何が言いたいか?といったら、自分が正しいと思ったら、トコトン突き進むぐらいがちょうどよいということ。同時に、身の回りにある「怒り」に振り回されず、「いまここ」に集中してみて下さい。
数年後は、あなたが理想としている未来に近づいているはずです。たとえ完璧じゃなくても・・・
2.成長欲求を満たす
- タイプ7のようにちょっとはリラックスをしてみる
- ほんの1ミリでもいいから変化を楽しめる
心の底からリラックスできて、少しの変化を楽しめた瞬間に幸せを感じられれば、タイプ1は幸福度がグンとあがります。完璧な姿を目指して、ぼやっとした世界を描くいていたころよりも、1ミリの変化をリアルに感じられたときですね。
例えば、私はブログのアクセスが少しでもあがると喜ぶわけです。決して完璧でないクォリティーですが、誰かから必要としてもらえればやっぱり満たされます。
高い理想を掲げつつも、目先の一歩前進を楽しめることですかね。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
9つの性格タイプ一覧
サブタイプ一覧
性格タイプ決めませんか?
「頭ではわかっているのに、なぜかできない!!」
——そんな経験はありませんか? やったほうがいいことも、やめたいクセも、すべて理解している。けれど、なぜかブレーキがかかってしまう。行動に移せない自分に、もどかしさを感じたことはないでしょうか?
そのブレーキの正体こそが、“根源的な恐れ”です。エニアグラムは、ただの性格診断ではなく、あなたの行動や選択に影響を与えている「心の深層」に焦点を当てています。
もし、MBTIやストレングスファインダー、占い、コーチング…いろいろ試したけれど、「これだ」と言えるものに出会えていなければ、エニアグラムの出番かもしれません。
エニアグラムは、私たちの表面的な行動や態度ではなく、その背景にある恐れや欲求に焦点を当て、どの診断よりも深いところから「なぜそう感じ、そう動くのか」を読み解いていきます。
今回のエニアグラムセッションでは、5つのエニアグラム構造を使って、あなたという人を立体的に映し出します。
- 9つの性格:根源的な恐れと欲求、そして超自我のメッセージを明らかにする
- ウィング:エニアグラムをベースに、行動の癖や態度を意識化する
- 生得本能:他者との関係性やコミュニケーションのパターンを知る
- トライタイプ:タイプに合わせた資質や才能の活かし方を深める
- 健全度:各タイプの恐れに囚われたときの心の動きを可視化する
エニアグラムセッションでは、あなたの性格タイプ判定にコミットします。意識×無意識の双方から、自分の性格の“解像度”があげて、なぜ人生がうまくいかなかったのか、どんなときに自分がつまずくのかが、はっきり見えてきます。過去のパターンを意識化し、未来の選択肢を増やすために。あなたを動かす「怖れ」の正体を知ることで、人生は確実に変えられます。
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木村真基
Kimura Naoki
ウェブデザイナー/エニアグラム講師
プロフィール
「ひよこ君とフクロウ君のエニアグラム( 9つの性格 )講座」の運営者。本業はホームページ制作。ホームページの効果を実証するために、ひよこ君とフクロウ君のエニアグラム講座を始めたところ、そのまんまお仕事になった。
・エニアグラム:3w4sp-sx-so&Tritype386
・16の性格:ENTP(討論者)&ILE(発明家)
・ストレングスファインダー:着想、戦略性、学習欲、達成欲、自我
などの性格類型を活用して、自分らしく生きる方法を提唱中。

“エニアグラム-タイプ1:改革をする人とは?”へ2件のコメント
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日本はタイプ1ではなく、タイプ6的だと言われてると思います。
私も日本はタイプ6的な国民性だと考えてますが、どうでしょう?
コメントありがとうございます。
結論からいうと、日本人はタイプ6的だといわれていますね。
仮にタイプ1のような「完璧&高潔」であろうとするのは、そうでなければ「不安」だからです。
そこは文化や教育が影響しているのだと思います。
そして、その不安の理由が「何となく」である以上、タイプ6の価値観だと判断できますね。
逆に、その不安の理由が「何となく」でない場合・・・
・誰からも注目してもらえない→タイプ2、タイプ3
・自分たちの国民性を失う→タイプ4、タイプ8
・未来への希望が見いだせない→タイプ7
とも判断できます。
しかし、現実に「何となく不安」という考え方が成立しているのなら、やっぱりタイプ6と考えるのが妥当かもしれませんね。