LIE(ENTj)のDCNHサブタイプ
ヴィクトル・グレンコ氏の解説記事(https://socioniks.net/article/?id=329)にある通り、サブタイプは「接触/距離」「開始/完了」「接続/無視」という3つの二分法の組み合わせで定義され、それぞれ特定のユングの8つの心理機能(情報要素)が強化される仕組みになっています。
同じLIE(ENTj)の4人が「世界を股にかける、革新的なスタートアップ事業を立ち上げよう!」と会議室に集まったと仮定して、それぞれの違いを見ていきましょう。
LIE(ENTj)ドミナント:起業家 - アクセラレーター(加速させる人)
「迷っている暇はない!すぐに意思決定をして実行に移そう。リスクが高くても、確実に利益が出る勝算はある!」
LIE(ENTj)ドミナントタイプは、非常に積極的で、本当の利益(実利)をもたらすものだけを真剣に追求する生粋のビジネスパーソンです。実用的で計算高く、素早く決断を下しては即座に実行に移します。すぐに見返りがなくても、困難でリスクの高いプロジェクトに果敢に挑み、競争に打ち勝つ自信を持っています。贅沢やステータスを見せびらかすための消費には全く興味がなく、リソースを決して無駄にしません。議論では自分の意見を大胆に主張し、ごまかしや策略を嫌います。他人の感情の機微を理解するのは少し苦手で、それが原因で疑り深くなることもあります。
- 二分法: 接触 / 完了 / 接続
- 強化される心理機能:Te(外向思考)+ Se(外向感覚)& Fe(外向感情)
- 機能の解説: 効率と実務を高速で回すTeと、現実の壁を突破するSeが極限までブーストされています。LIE本来の卓越した実務能力にこれらの機能とFe(周囲を巻き込む熱量)が加わることで、「リスクを取ってでも事業を強引に前進させ、確実に利益を生み出す(完了)」という圧倒的な突破力が生まれます。
- 間違われやすいタイプ:SLE(ESTp)、LSE(ESTj) 決断が早く、競争に強く、リスクをとって行動するため、力で支配するSLEや、実務家のLSEと間違われやすいです。しかし、LIE(ENTj)ドミナントタイプは「未来の可能性や長期的な利益(Ni)」を見据えた上での合理的なリスクテイクであり、単なるその場の支配欲や既存システムの保守とは異なります。
- 向いている仕事: シリアルアントレプレナー(連続起業家)、CEO、事業投資家、営業トップ。無駄を一切省き、圧倒的な行動力と合理的な計算で、困難なビジネスをスケールさせるポジションで無双します。
LIE(ENTj)クリエイティブ:起業家 - リニューアル(刷新する人)
「もっと面白いやり方があるはず!とにかく実験してみようぜ!新しいテクノロジーと冒険が俺たちを待っている!」
LIE(ENTj)クリエイティブタイプは、型破りな行動力とポジティブ思考、そして高度に発達した創造性を持つイノベーターです。活発で実用的な知性を持ち、非常に好奇心旺盛で、大胆に実験を繰り返します。すぐに仕事に取り掛かり、その並外れた熱意で周囲の人間を魅了します。常に何かに没頭しており、退屈したり立ち止まって反省したりすることはほぼありません。ロマンチストな一面があり、旅行や冒険をこよなく愛しています。大胆で少し生意気なところがあり、運試しやリスクを恐れません。また、文章を書くことにおいて非常に生産性が高いという特徴もあります。
- 二分法: 接触 / 開始 / 無視
- 強化される心理機能:Fe(外向感情)+ Ne(外向直観)& Se(外向感覚)
- 機能の解説: 人の心を惹きつける熱意のFeと、新しい可能性を発掘するNeが強化されています。立ち止まっての反省や退屈なルーチンは無視し、Seの身体的なエネルギーを使って「ワクワクする新しいプロジェクトや冒険を次々と始める(開始)」のが得意です。非常にスポーティで活動的です。
- 間違われやすいタイプ:ILE(ENTp)、IEE(ENFp) 好奇心旺盛で次々と新しい実験を行い、熱狂的に周囲を巻き込むため、外向直観(Ne)主導のILEやIEEと誤解されることがあります。しかし、LIE(ENTj)クリエイティブタイプの実験は、常に「それが現実的にどう役立つか、どう動くか(Te)」という実用的な視点に裏打ちされています。
- 向いている仕事: 新規事業開発、トラベルライター、イノベーター、スタートアップの創業者(0→1フェーズ)。あふれる情熱と行動力で、誰も見たことがない新しいビジネスやサービスを世に生み出す仕事に最適です。
LIE(ENTj)ノーマライジング:起業家 - デザイナー(設計する人)
「新しい挑戦は素晴らしいですが、まずは小さくテストしてエラーを防ぎましょう。法律や規制のクリアも完璧にしておきましたよ。」
LIE(ENTj)ノーマライジングタイプは、他のLIEサブタイプに比べて新しい試みに対して慎重で、堅実なビジネスアーキテクト(設計者)です。ミスを避けるために、まずはアイデアを実際にテストすることを好みますが、一度「これは見込みがある」と確信すると、一貫して粘り強く実行に移します。あらゆる問題に対して独自の専門的な見解を持ち、法律や規制などの知識にも精通しています。健康問題に強い関心を持ち、様々なフィットネスプログラムやダイナミックなスポーツに熱心に取り組む人が多いのも特徴です。子どもや若者と共通の話題を見つけるのが得意です。
- 二分法: 距離 / 完了 / 無視
- 強化される心理機能:Ti(内向思考)+ Si(内向感覚)& Fi(内向感情)
- 機能の解説: 情報を論理的に整理するTiと、身体的な健康や安定を保つSiが強化されています。無謀なリスクや不確実性は排除し(無視)、一定の距離を保ちながら、アイデアを「法律や規制にも適応した完璧なビジネスモデルとして完成させる(完了)」役割を担います。個人的な好みに一貫性があり、身内の人間関係(Fi)も大切にします。
- 間違われやすいタイプ:LSI(ISTj)、LII(INTj) 慎重でルールや法律に詳しく、健康にも気を配るため、規律を重んじるLSIや論理的なLIIと間違われやすいです。しかし、ベースにあるのはTe(外向思考)であり、知識を収集するのは純粋な学問のためではなく、「ビジネスを安全かつ確実にスケールさせるための強力な武器」として使っているという違いがあります。
- 向いている仕事: ビジネスアーキテクト、法務・財務コンサルタント、ヘルスケア事業の経営者、システム開発の要件定義。革新的なアイデアを、現実の法律や市場に適合する形に安全に落とし込み、事業を強固に設計する仕事に向いています。
LIE(ENTj)ハーモナイジング:起業家 - ワンダリング(放浪する人)
「自然との調和こそが真の豊かさだよ。パソコン1台あれば世界中どこでも仕事はできる。想像力のない生き方はもったいないね。」
LIE(ENTj)ハーモナイジングタイプは、落ち着きがなく気まぐれでありながらも、とても心の優しい自然を愛する放浪者(ノマド)です。明るく無謀に見える態度の裏には、どこか哀愁が漂っています。冒険好きで、その行動を予測するのは困難です。わずかな荷物だけで長距離を旅し、自分が見てきた世界についてとても興味深い話を語ってくれます。想像力や精神的なインスピレーションを持たずに生きている「惰性的な人々」を非難します。「人間と自然の調和のとれた統一」を哲学の主軸に置き、エコロジー(環境保護)や人間の生命の擁護者として、暴力や残酷な行為を強く非難します。
- 二分法: 距離 / 開始 / 接続
- 強化される心理機能:Ni(内向直観)+ Fi(内向感情)& Si(内向感覚)
- 機能の解説: 時間や未来の精神性を重んじるNiと、個人の内面的な価値観(自然愛など)を守るFiが強化されています。都会の激しいビジネス競争からは完全に距離を置き、自然や精神世界との繋がり(接続)を求め、世界中を旅しながら「独自の哲学的な生き方を始める(開始)」のが得意です。Siの働きにより、少ない物資でも自然の中で快適に過ごす知恵を持っています。
- 間違われやすいタイプ:IEI(INFp)、IEE(ENFp) 自然を愛し、哲学的な思想を持ち、世界を自由に旅するため、直観と感情が豊かなIEIやIEEに間違われることがよくあります。しかし、LIE(ENTj)ハーモナイジングタイプはどれほどスピリチュアルに見えても、その背景にはTe(外向思考)由来の「旅をしながらでも合理的に生活の糧を得る(例えばリモートワークや効率的なサバイバル術)」という実務的な計算がしっかり働いています。
- 向いている仕事: ノマドワーカー、エコビジネスの創業者、NGO/NPOリーダー、旅行作家・ストーリーテラー。場所に縛られず、独自の哲学と自然愛をベースにしたビジネスや情報発信で、人々に新しい生き方を提示する役割で才能を発揮します。
サブタイプを知れば、ソシオニクスは最強のビジネスツールになる
ここまでLIE(ENTj)の4つのDCNHサブタイプを見てきました。同じタイプでも、強化されているユングの8つの心理機能(情報要素)が違うだけで、ゴリゴリ利益を追求する実業家のようになったり、自然を愛するノマドワーカーのようになったりすることがお分かりいただけたと思います。
実は、この「サブタイプ」への理解こそが、ソシオニクスを現実の仕事やプロジェクトで使いこなすための最大の鍵(トドメ)なのです。
性格のタイプについて学んだ時、「基本の診断結果は合っている気がするけれど、実際の働き方や行動パターンが解説と少し違う…」と違和感を覚えたことはありませんか?その謎を解き明かし、机上の空論を「現場で使える実践的なツール」へと昇華させてくれるのがDCNHサブタイプです。
とくに、35歳以上で独立し、ご自身の力でビジネスを切り拓いている個人事業主やフリーランスの方にとって、この知識はこれ以上ないほど強力な武器になります。
- 自分の強みを最大化する: ご自身は「リスクをとって事業を急成長させる(ドミナント)」のが得意なのか、それとも「仕組みを設計し、法律を味方につける(ノーマライジング)」ことで価値を発揮するのか。自分が最も輝き、利益を生み出せる勝ちパターンが明確になります。
- 最強のチームを作る: たとえ自分と同じタイプの人と組む場合でも、サブタイプが違えば完璧な役割分担が可能です。例えば、クリエイティブタイプが斬新なアイデアで突破口を開き、ノーマライジングタイプがそれを法的にクリアで堅実なビジネスモデルとして整える、といった最強のタッグを生み出すことができます。
- 他者との違いを「才能」として活かす: 表面的な行動や意見の違いだけで「この人とは合わない」と判断するのではなく、「どの心理機能が強化されているから、この行動をとるのか」を理解することで、相手の才能を適材適所でビジネスに活かせるようになります。
ソシオニクスは、単なる自己分析の枠には収まりません。自分の才能の本当の活かし方を知り、最適なビジネスパートナーを見つけ、事業を成功に導くための「超・実践的な戦略マップ」です。
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