ロシア社会とソシオニクス

ソシオニクスはロシア発祥…1960年代から1970年台にかけて開発された…と聴いてピンとくる人はいるのではないでしょうか?

キーワードは、ソビエト連邦(ソ連)です。

1900年代のソ連は、共産主義社会、規制×管理社会、独裁国家でした。その社会の中で生きる民衆たちの不満や絶望の声を拾い上げて、ソシオニクスは研究・体系化されてきた歴史があります。

細かい事は豪快に割愛して、ソ連が崩壊した経緯については、こちらの動画で1分で教えてくれます。

ソ連崩壊の直前の出来事

1980年代後半、ソ連では経済の停滞と政治的な混乱が深刻化していました。

  • ゴルバチョフ書記長による改革政策「ペレストロイカ」は、一時的な希望を与えましたが、結果的には社会主義体制の崩壊を加速させることになったのです。
  • 言論の自由化により、それまで抑圧されていた不満が一気に噴出し、民族間の対立や分離主義運動が激化しました。改革政策が体制崩壊を加速させたのです。
  • 長年にわたる抑圧と不自由に耐えてきたソ連の民衆は、自由と民主化を求める声を上げ始めました。食料不足や物資の欠乏に苦しみ、将来への希望を失った人々は、体制への不信感を募らせていったのです。
  • 長年にわたる抑圧と不自由に耐えてきたソ連の民衆は、自由と民主化を求める声を上げ始めました。食料不足や物資の欠乏に苦しみ、将来への希望を失った人々は、体制への不信感を募らせていったのです。その結果、炭鉱ストライキや大規模デモが各地で発生し、共産党支配に対する怒りが爆発的に広がりました。

この閉ざされた社会の中で、人々の不平・不満は恐怖へ転換して、4つのコンプレックスが形成されました。

これが、同じ価値観を共有できるグループです。

4つのコンプレックス

  • α:口封じ:言論弾圧・口をふさがれる :The Complex of Closed Mouth 
  • β:服従:従われる恐怖:The Complex of Subservience
  • γ:手錠:自由の制限とはく奪:The Complex of Tied Hands
  • Δ:羽切り:未来の希望なき世界:The Complex of Clipped Wings
ひよこ

え!?口にガムテープ、土下座強要、手錠と足かせをかけられて、パンドラの箱希望なし!だよね…?普通にこんな世界は絶望なんだけれど…。

木村

日本は平和ってことだよ。でも、実際にこういう世界は存在するってことも理解してほしい

クアドラ分析

アルファクアドラの葛藤

言論弾圧への恐怖と抵抗

アルファクアドラの人々は、自由な表現を何よりも大切にします。

ソ連時代、彼らは言論弾圧に怯えながらも、自分の意見を主張し続けました。

例えば、反体制派の芸術家や知識人たちは、検閲や投獄の脅威に屈することなく、真実を伝えるために創作活動を続けたのです。

ポイント: 言論弾圧に抗い、自由な表現を守り抜く

現代の日本社会に適応

現代の日本社会では、アルファクアドラの人々は、クリエイティブな職業や自由な議論が尊重される環境を求めています。

例えば、広告代理店やデザイン会社、IT企業など、革新的なアイデアが評価される職場で活躍する人が多いでしょう。

また、SNSやブログなどを通じて、自分の意見を自由に発信することを楽しんでいるはずです。

ポイント: 創造性と自由な議論が尊重される環境を求める

ベータクアドラの葛藤

屈服への恐怖と抵抗

ベータクアドラの人々は、強制的な服従を強いられることを最も恐れています。

ソ連時代、彼らは共産党の指示に盲目的に従うことを拒み、自分の信念を貫き通そうとしました。

例えば、反体制派の活動家たちは、弾圧や投獄の危険を顧みず、民主化を求める運動を続けたのです。

ポイント: 強制的な服従に抗い、自分の信念を貫く

現代の日本社会に適応

現代の日本社会では、ベータクアドラの人々は、チームワークと目標達成を重視する職場を好みます。

例えば、営業職や製造業、建設業など、明確な目標に向かって協力することが求められる仕事で力を発揮するでしょう。

また、スポーツチームやボランティア団体など、仲間と一丸となって目的に取り組むことにやりがいを感じているはずです。

ポイント: チームワークと目標達成を重視する環境を求める

ガンマクアドラの葛藤

束縛への恐怖と抵抗

ガンマクアドラの人々は、自由や自律性を制限されることに強い抵抗を感じます。

ソ連時代、彼らは国家による私生活の監視や個人の選択の制限に苦しみました。

例えば、自由を求めて国外に脱出したり、地下出版で自分の思想を広めたりするなど、様々な形で束縛に抗ったのです。

ポイント: 自由や自律性の制限に抗い、個人の選択を守る

現代の日本社会に適応

現代の日本社会では、ガンマクアドラの人々は、個人の裁量が認められる職場や、自分のスタイルで仕事ができる環境を求めています。

例えば、フリーランスとして活躍したり、自分の専門性を活かせるコンサルティング業務に従事したりする人が多いでしょう。

また、独自の価値観を持つ仲間とのコミュニティを大切にし、刺激的な交流を楽しんでいるはずです。  

ポイント: 個人の裁量が認められ、自分のスタイルで仕事ができる環境を求める

デルタクアドラの葛藤

秩序崩壊への恐怖と抵抗

デルタクアドラの人々は、安定と秩序が脅かされることを何よりも恐れています。

ソ連崩壊の混乱の中で、彼らは必死に社会の安定を維持しようとしました。

例えば、共産党員や官僚たちは、体制の崩壊を食い止めるために、改革に抵抗し、旧来の秩序を守ろうとしたのです。

ポイント: 社会の安定と秩序の維持を何よりも重視する

現代の日本社会に適応

現代の日本社会では、デルタクアドラの人々は、安定性と着実な成長が保証される組織を好みます。

例えば、公務員や大手企業の総合職など、長期的なキャリアプランが描ける職場で働く人が多いでしょう。

また、伝統的な価値観や慣習を大切にし、地域社会の一員としての役割を果たすことにやりがいを感じているはずです。

ポイント: 安定性と着実な成長が保証される組織を求める

クアドラの本質は恐怖

恐怖とコンプレックスへの抵抗

クアドラの特性の根底には、それぞれの恐怖心とコンプレックスがあります。

自由の抑圧、強制的な服従、自律性の制限、秩序の崩壊といった恐怖に、彼らは無意識のうちに抵抗しているのです。

しかし、その抵抗は時に過剰になり、他者との軋轢を生むこともあります。

自分の恐怖心と向き合い、それを乗り越えていく勇気が求められているのではないでしょうか。

ポイント: 恐怖心とコンプレックスを乗り越える勇気が必要

君たちは「どこ」で生きるの意味

ソシオニクスの命題は「キミたちはどこで生きるか?」に尽きます。

4つのクアドラの考えや価値観、社会情勢を無視して、「自分の性格を知りたい」と思っても何もわかりません。無料ネット診断や占い感覚ではなく、社会学や組織論の考えを取り入れた学問なのです。

近い将来、このソシオニクスも16personalitiesやMBTI診断と同じような無料性格診断になると考えています。ソシオニクスが広まることは喜ばしい事ではありますが、表面的な情報が広がるのは避けたいと考えて、この記事を書きました。

ソシオニクスは、ソ連の歴史から欧米を渡り、現代の日本へと渡り継がれ、4つのコミュニティ(クアドラ)を通じて、自由と民主主義、多様性と対話の重要性は、時代を超えて普遍的な価値観を伝えるポテンシャルを秘めています。

ソ連の人々の経験から学びながら、一人ひとりが自分の価値観を大切にし、社会との対話を通じて、より良い未来を築いていくことが求められているのだと思います。

いかがでしょうか?

ソシオニクスでは、同じ価値観を共有するグループを決める決定打になります。

旧ソ連やロシアの社会情勢を元にして作られていますが、今の日本にも言えるのではないでしょうか?

さて、あなたにとって、どの状態が最も悲惨なのかを一緒に考えていきましょう。

ソシオニクスは、ソ連が崩壊する直前で苦しむ民衆の声によって生まれました。

いまの日本社会がソ連のようになっていくことを危惧して、この記事を書いています。

MBTI界隈などでは、自分の性格タイプを知りたい!といった安直な理由でソシオニクスに手を出すことはお勧めしません。

ソシオニクスは、4つのクアドラ、16の性格タイプ、タイプの関係性を通して、社会や組織における人々の価値観や行動パターンを理解するための学問です。

実際に、旧ソ連の歴史を振り返ると、クアドラの特性が社会の動向に大きな影響を与えていたことがわかります。

現代の日本社会においても、クアドラの視点から個人や組織の葛藤を理解することで、より良いコミュニティと協働の在り方を見出すことができるでしょう。

現代の日本社会への転換

ソ連崩壊後、多くの旧ソ連諸国は資本主義経済への移行と民主化を進めました。

しかし、急激な変化は社会の混乱を招き、多くの人々が将来への不安を抱えることになったのです。

日本社会も、バブル崩壊後の長期不況や雇用の不安定化など、様々な課題に直面しています。

ソ連の経験から学ぶべきは、変革期において人々の価値観の多様性を尊重し、対話を通じて合意形成を図ることの重要性ではないでしょうか。

ポイント: 変革期には価値観の多様性を尊重し、対話を通じた合意形成が重要

ソシオニクス関係表

関係の詳細

選択された2つのタイプの関係について詳しく説明します。

次に読む記事
現実社会の人間関係を攻略する

当サービスは、単なる性格診断ではありません。
ソシオニクスを自分のモノにして、日々の対人関係を攻略しながら、ソシオニクスの専門家になるコースです。

体系的な長期講座のカリキュラムを、あなたのニーズに合わせて「ばら売り」で提供しています。

Step 1:受講条件の事前確認

本サービスは現実社会での実践を目的としているため、以下に該当する方には向いておりません。

  • 未成年 / ニート / 就業経験がない
  • X限定でソシオニクスを活用したいの
  • パソコン操作やキーボード入力ができない
    (※一部、生成AIを使用します)
  • オンライン上で顔出しでのご参加ができない
  • ご自身を『社会不適合者』と自認している
木村なおき
木村 なおき
ソシオニクス診断専門家 / ENTp(ILE)デザイナー
ソシオニクス エニアグラム統合診断 生成AI制作支援 クリエイター支援
2021年よりエニアグラム×ソシオニクスの統合診断を開始し、 300名超のタイプ判定・個人セッションを実施。 強みと弱みを体系化・言語化し、キャリア・起業・対人関係の現場で 使える指針を届けることを信念としている。
300名+ 診断実績
2021年〜 統合診断開始
2025年〜 単独セミナー開始
ソシオニクスは人の認知構造を精緻に解き明かす、世界でも稀有な性格理論です。 それがSNSで「当たった・外れた」の娯楽として消費されている現状に、 強い違和感を覚えたことが活動のきっかけでした。

誰よりも実践を意識し、理論の美しさを崩さずに教える。 2025年からはソシオニクス単体でのセミナーと個人コンサルを本格始動し、 その普及に取り組んでいます。
「タイプを知ることは、人生の設計図を手に入れることです。」
診断で大切にしているのは「タイプを当てる」ことより、 強みと弱みを体系化し、言語化して渡すこと。

モデルA・クアドラ・インタータイプ関係・DCNHサブタイプを統合的に読み解き、 「なぜ自分はそう動くのか」が腑に落ちる瞬間をつくります。 その瞬間から、あなたの選択の質が変わります。
「あなたの人生を変えるのは、タイプの名前ではなく、その意味の理解です。」
ENTp(ILE)デザイナーとしてのフリーランス経験を土台に、 現在は生成AIを活用した事業設計・制作支援の専門家として クリエイターや起業家の事業づくりをサポートしています。

「作る力」と「人を読む力」の二軸で伴走できることが、 私にしかできない支援のかたちです。
「性格を知り、表現を磨き、事業をつくる。その全部を一緒に考えます。」

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください