学生、会社員、個人事業主、経営者に分けてクアドラを解説
ソシオニクスのクアドラは、それぞれ独自の価値観や行動様式を持つグループです。
例えば、アルファクアドラであれば、自由な発想を好み、革新的なアイデアを生み出すような集団と言えるでしょう。
一方、デルタクアドラは、安定と秩序を重視し、着実に物事を進める傾向があります。
このように、クアドラの特性を理解することで、自分に合ったグループや環境を見つけ出すことができるのです。
今回は、そんなクアドラを2024年の日本社会に置き換えて解説をしていきます。
学生、会社員、個人事業主、経営者の4つに分けています。
アルファクアドラの価値観
学生
アルファクアドラの価値観は、自由な発想と創造性を重んじるところにあります。
例えば、大学のサークル活動では、既存の枠にとらわれない新しいイベントを企画したり、ユニークな表現方法を取り入れたりすることで、活動に独自の色を出していくことができるでしょう。
ダンスサークルであれば、従来のスタイルに捉われない革新的な振り付けに挑戦するなど、メンバーの創造力を存分に発揮できる環境が理想的です。
ポイント: 自由な発想と創造性を発揮できる環境を好む
会社員
アルファクアドラの価値観を持つ会社員は、柔軟な思考を持ち、新しいアイデアを積極的に取り入れることを好みます。
例えば、広告代理店や デザイン会社のような、クリエイティブな発想が求められる職場で力を発揮するでしょう。
上司や同僚との自由な議論を通じて、斬新な企画を生み出していくことにやりがいを感じるはずです。
また、IT企業のような、変化の速い業界で、常に新しい技術やサービスに挑戦できる環境も、アルファクアドラの人材にとって魅力的と言えます。
ポイント: 柔軟な思考と新しいアイデアを積極的に取り入れる職場を好む
個人事業主
アルファクアドラの価値観を持つ個人事業主は、自由な発想で新しいビジネスを生み出すことに興味を持ちます。
例えば、インフルエンサーやYouTuberのようなクリエイター集団では、独自のアイデアを持ち寄り、協力し合いながら、革新的なコンテンツを生み出していくでしょう。
また、スタートアップ企業の経営者コミュニティでは、未知の領域に挑戦し、新しいビジネスモデルを創造していくことに喜びを感じるはずです。
ポイント: 自由な発想で新しいビジネスを生み出すコミュニティを好む
経営者
アルファクアドラの価値観を持つ経営者は、自由な発想を尊重し、イノベーションを起こすことを重視します。
例えば、ベンチャー企業やスタートアップ企業では、従業員の創造性を引き出すことに注力し、画期的な製品やサービスを生み出すことを目指すでしょう。
また、フラットな組織構造を採用し、自由な議論を促進することで、メンバーの意欲を高め、組織の可能性を最大限に引き出すことができるはずです。
ポイント: 自由な発想を尊重し、イノベーションを起こすマネジメントを好む
ベータクアドラの価値観
学生
ベータクアドラの価値観は、目標達成と人間関係の調和を重視するところにあります。
例えば、スポーツ系の部活やサークルでは、メンバー全員が一丸となって大会での優勝を目指し、お互いを支え合いながら、練習に打ち込むことが求められるでしょう。
また、ボランティアサークルのように、社会貢献を目的とした活動では、メンバー間の強い絆と協力関係が不可欠です。
ポイント: 目標達成と人間関係の調和を重視する環境を好む
会社員
ベータクアドラの価値観を持つ会社員は、チームワークを大切にし、上司や同僚との良好な関係構築を重視します。
例えば、営業職では、目標達成に向けて、チームメンバーと緊密に連携し、お客様との信頼関係を築くことが求められるでしょう。
また、製造業や建設業のような、プロジェクトベースの仕事では、メンバー間の役割分担と相互支援が欠かせません。
上司からの明確な指示と、同僚との協力関係があってこそ、円滑に業務を遂行できるのです。
ポイント: チームワークと良好な人間関係を重視する職場を好む
個人事業主
ベータクアドラの価値観を持つ個人事業主は、同業者との連携や情報交換を大切にします。
例えば、士業のコミュニティでは、専門知識を共有し、困難な案件に協力して取り組むことで、お互いの成長を促進するでしょう。
また、保険代理店のような、対人スキルが求められる業種では、同業者との交流を通じて、営業手法や顧客対応のノウハウを学ぶことができるはずです。
ポイント: 同業者との連携や情報交換を大切にするコミュニティを好む
経営者
ベータクアドラの価値観を持つ経営者は、組織の一体感を醸成し、メンバーの成長を支援することを重視します。
例えば、サービス業では、従業員一人ひとりのモチベーションを高め、チームとしての結束力を強めることで、顧客満足度の向上を目指すでしょう。
また、教育業界では、教師間の連携を密にし、生徒の個性に合わせた指導を行うことで、組織全体の教育力を高めることができるはずです。
ポイント: 組織の一体感を醸成し、メンバーの成長を支援するマネジメントを好む
ガンマクアドラの価値観
学生
ガンマクアドラの価値観は、個人の自由と自律性を尊重するところにあります。
例えば、アカペラサークルや演劇部のような、個人の表現力が重視される活動では、メンバーの独自性を認め合い、互いに刺激し合うことで、創造性を高めていくことができるでしょう。
また、写真部や美術部のように、個人の感性を大切にする活動では、一人ひとりの個性が尊重され、自由に表現できる環境が理想的です。
ポイント: 個人の自由と自律性を尊重する環境を好む
会社員
ガンマクアドラの価値観を持つ会社員は、自分の裁量で仕事を進められることを好みます。
例えば、コンサルティング会社では、個人の専門性を活かし、自律的に案件に取り組むことが求められるでしょう。
また、研究職や開発職のように、独自のアイデアを形にしていく仕事では、上司からの細かな指示よりも、自分の判断で進められる環境が適しているはずです。
ポイント: 自分の裁量で仕事を進められる職場を好む
個人事業主
ガンマクアドラの価値観を持つ個人事業主は、自分のスタイルでビジネスを展開することを大切にします。
例えば、フリーランスのデザイナーやライターのコミュニティでは、一人ひとりの個性を活かした仕事ぶりが尊重され、互いの価値観を認め合うことで、刺激的な交流が生まれるでしょう。
また、個人事業主同士が集まるオンラインサロンでは、自由な議論を通じて、新しいアイデアやビジネスチャンスを見出すことができるはずです。
ポイント: 自分のスタイルでビジネスを展開できるコミュニティを好む
経営者
ガンマクアドラの価値観を持つ経営者は、メンバーの自主性を尊重し、個人の能力を最大限に引き出すことを重視します。
例えば、クリエイティブ業界では、従業員一人ひとりの創造性を刺激し、自由な発想を促すことで、革新的な製品やサービスを生み出すことができるでしょう。
また、IT企業では、エンジニアの自律性を重んじ、個人の専門性を活かせる環境を整えることで、高度な技術力を維持することができるはずです。
ポイント: メンバーの自主性を尊重し、個人の能力を引き出すマネジメントを好む
デルタクアドラの価値観
学生
デルタクアドラの価値観は、安定と秩序を重視するところにあります。
例えば、吹奏楽部や合唱部のような、協調性が求められる活動では、メンバー同士が決められた役割を忠実に果たし、全体の調和を保つことが大切になるでしょう。
また、茶道部や華道部のように、伝統的な様式を守る活動では、先輩から受け継がれたルールや作法を大切にし、着実に技術を磨いていくことが重要です。
ポイント: 安定と秩序を重視する環境を好む
会社員
デルタクアドラの価値観を持つ会社員は、組織の一員としての責任を果たすことを重んじます。
例えば、銀行や保険会社のような、堅実な業務遂行が求められる職場では、与えられた役割を着実にこなし、安定的な成果を上げることが評価されるでしょう。
また、公務員のように、社会秩序の維持に関わる仕事では、ルールや手順を忠実に守り、公平性を保つことが何よりも大切になるはずです。
ポイント: 組織の一員としての責任を果たすことを重んじる職場を好む
個人事業主
デルタクアドラの価値観を持つ個人事業主は、安定的な事業運営を目指し、同業者との協力関係を大切にします。
例えば、農家や漁師のコミュニティでは、自然環境の変化に対応しながら、伝統的な技術を受け継ぎ、安定的な収穫を確保することが重要になるでしょう。
また、建築士や司法書士のような、専門的な資格を持つ個人事業主のコミュニティでは、法令や規則を遵守し、誠実な仕事ぶりで信頼を得ることが何よりも大切です。
ポイント: 安定的な事業運営と同業者との協力関係を重視するコミュニティを好む
経営者
デルタクアドラの価値観を持つ経営者は、組織の安定性を確保し、着実な成長を目指すことを重視します。
例えば、製造業では、品質管理と効率化を徹底し、安定的な供給体制を維持することで、顧客からの信頼を獲得するでしょう。
また、教育機関では、一貫したカリキュラムと丁寧な指導を通じて、生徒の着実な成長を支援することが求められるはずです。
ポイント: 組織の安定性を確保し、着実な成長を目指すマネジメントを好む
筆者の見解
クアドラの特徴を理解することは、自分に合った環境を選ぶ上で大変重要だと感じました。
自分の価値観に合ったグループや組織で活動することで、より充実した学生生活やキャリアを送ることができるでしょう。
一方で、異なる価値観を持つ人々と協働する機会も必要です。
多様な視点に触れることで、自分の可能性を広げ、より良い社会を作っていくことができるはずです。
クアドラの特性を活かしつつ、柔軟にコミュニケーションを取る姿勢が大切だと思います。
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2024年5月から、主催者:ヤマセミさんのソシオニクススクールでソシオニクスを学ばせてもらっています。また、個人でソシオニクスのテキストを作っています。無料で配布しているので、是非ともLINEオープンチャットにお越しください。
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筆者紹介

木村なおき
ソシオニクス歴4年。本業エニアグラムでMBTI®に興味を持つが、権利的な事情で断念。2020年にソシオニクスに出会い独学で勉強。2021年にソシオニクス専門のブロガーさんからソシオニクスの理論を教わり、その後すぐにエニアグラム×ソシオニクスの二刀流でタイプ診断に臨む。
診断実績は200を超える(エニアグラムとセット)
2024年4月に16タイプ相性論の講座を開講したときに、「これ…ソシオニクスでやったほうがよくね!」と気づき、本格的にソシオニクスを取り入れる。
クアドラ診断、タイプ診断、タイプ関係論をセットにすると、日本でいちばんソシオニクスを診断をしてきたい人(他に誰かいたら教えてください)