NTへ|きみは構造を見ているのか、構造に飼われているのか?

構造を語るNTたちへ

この記事は、「自分は構造レイヤーにいる」と信じている
NTタイプの皆さんへ向けて書いています。

診断あり|皆さんはどこでタイプ論をしていますか?

皆さんは、どこでタイプ論をしていますか? 冒頭から爆弾発言させてください。 この7年間、X(スペース)、ブログ、リアル、講座、会社、プライベートと色々なところでタイプ論を扱っています。類型界隈は広いんだ!と気づきました。 […]

構造とは何か?

「構造」って、どんな意味だと思っていますか?

仕組みのこと?理論のこと?それとも、賢そうな説明のこと?
……たぶん、このへんがごちゃ混ぜになったまま「構造を見てる」と言っている人が、Xには山ほどいます。

まず前提を揃えます。

the way in which the parts of something are connected together, arranged or organized”(=部分がどのように接続され、配置され、組織化されているか)
と定義しています。

Oxford Learner’s Dictionaries

こで一度、混同されやすい言葉を分けます。

  • 仕組み:どう動くか(手順・機構・フロー)
  • 理論:なぜそう言えるか(説明・モデル・正当化)
  • 構造:何が何に影響し、どこが固定され、どこを触ると全体が動くか(関係の配置)

SNSで「構造を見てる」と言いながら、実際には“理論っぽい言い回し”をしているだけの人がいます。構造を見るって本来は、言葉が綺麗かどうかじゃなくて、現実の関係の配置を捉えて、変化点まで示せるかなんですよね。

ちなみに、私がセッションで意識しているのは「タイプ当て」ではなく構造です。

9タイプ、ウィング、生得本能、トライタイプ、16性格タイプ、ソシオニクス――これらは本来、その人の中で繋がっています。バラバラに切って「これは◯◯っぽい」と当てはめるだけなら、教科書を読める人なら誰でもできます。

私が見るのは、何が何に影響し、どこが固定され、どこを触ると全体が動くか
たとえば「SNSでは断言できるのに、リアルだと決められない」人がいたら、タイプ名を当てる前に、どの場面で反応が固まり、何を守るためにその癖が出ているのか

――固定点と連動点を先に探します。

タイプ論は“ラベル”ではなく、本当の意味で、お客様の「性格」として定着をして、お客様自身が、自分のタイプを自分で使えるようになります。

ひよこくん

自慢とかどうでもいいから、本題に入ろう!

木村なおき

あ、ごめんなさい!つい言いたくて

では、話を戻します。

世にも奇妙な物語から学ぶ

この構造を説明するために『世にも奇妙な物語』に「エキストラ」という作品を先に紹介したいです。本ケースの構造を求めるNTの末路に似ているからです。

ひよこくん

うん、これ見た。最後のオチがひどいよね

木村なおき

まだ、言わんでいいからね。絶対に言うなよ!(伏線ではないです)

エキストラのあらすじ

  • 役者志望の男が面接で「ただのエキストラだけど…」と言われ、セリフが書かれた紙を渡される。
  • 指定された時間・場所へ行き、指定された相手を探して、紙の通りに言う。なのに現場にカメラも監督もいない。何も撮ってない。
  • それでもギャラだけは振り込まれるので、男はその仕事を続けてしまう。
  • で、だんだん怖くなる。
  • 周囲の人間が、あまりに自然に“書かれたセリフ”を読んで生きている。
  • ある瞬間、主人公が名前を読み間違えた途端、周りの動きが止まる――この世界は、台本で動いているのだ、と。
ひよこくん

いや…早いって。もう落ち

木村なおき

大事なのは、この続きだから。

この話、笑えないんですよ。

なぜなら、16タイプ界隈の“構造語りNT”が落ちやすい罠を、そのまま映しています。

結局、誰かの脚本の中にいる

「脚本家になりたかった」のに、「台本を読む側」になってしまう構造が、性格界隈にあるのでは…と思ってこの記事を書いてます。

ひよこくん

どゆとこが?NTが、台本を読む人になるって事?

木村なおき

そういう事。理論の構造を理解して、この世界で活かしたいと思ったつもりが、気づけば理論を説明するだけの広報運動家になるってオチ。

“理論を活かす側”を選んだはずが、「理論を説明する人」の渦にハマる

これ、まんま『エキストラ』なんですよ。

自分の言葉で話してるつもりが、どこかで見たテンプレを延々と読んでいる。

「構造」「俯瞰」「本質」「解像度」

――セリフは流暢にでるけれど、どの本にも書かれている内容です。

自身の着想や視点を伝えているつもりでも、その視点すら著者が伝えたシナリオであり、私たちNTは書籍の広報運動家としての役割を果たしているのです。

これは、私の話でもある

正直に言います。

私も「構造を理解して、活用する側」に行きたくて、16タイプを本気で学びました。でも、ある時期の私は、結局“説明が上手い人”で止まっていることに気づきました。

何も生み出していない人

16タイプの台本を覚えて、それを伝えるシナリオを作り、脚本家になった気でいたけれど、ただの「翻訳者」でしかありませんでした。

だから、そうなりたくなくて、タイプ論を総合的に研究して、タイポロジースクールを開いた。
――ただ、ここで終わりじゃない。

冷静に見ると、それだって「誰かが作った構造」の中です。

ひよこくん

頑張って、DarioのDCNHを訳していた時期があったよね

木村なおき

あ、はい…自分レベルでは勉強になったけれど、なんだか微妙に終わった企画だったね。

【診断テストあり】16の性格タイプ-DCNHの4つのサブタイプ

この記事では、16の性格タイプのDCNHサブタイプについてお伝えしています。 いきなりですが、16Personalitiesをはじめに16タイプ関連の性格検査を受けて、このような疑問は思い浮かびあがりませんでしたか? な […]

ビジネスという構造

タイプ論から離れますが、私もビジネスというカテゴリでは、コーチングやウェブ制作の業界の中で、自分のポジションを作り、特定の役割を担うことができました。

しかし、他とは違う事をしたからと言って「構造の外に出た」じゃなく、別の構造に移動しただけ

これもまた、ちょっと怖い。

ひよこくん

え?本職はコーチングなの?Web制作なの?

木村なおき

両方だよ。本当は、この2つを掛け合わせたかったんだけれど、既に同業者が類型界隈に多数いることに気づいたんだ

構造の中に沼った気づき

面白いのはここからです。

そんなわけで、まるで誰かが容易をした構造の中にいざなわれたわけですが、 “構造を外から説明できる力”が育っていきました。

いまの私は、タイプ論抜きでも、自分の立ち位置を恐ろしいほど言語化できるようになりました。

  • 誰が何に困っていて
  • どの入口から来て
  • どこで離脱して
  • どんな言葉に反応して
  • 何を渡せば動くのか

これ、類型以前に「構造」なんですよね。自分自身を構造の一部だと理解してから、この「構造」という言葉の解像度があがりました。

ひよこくん

つまり、エキストラの主人公と同じって事?

木村なおき

少し違うかな。エキストラの主人公は、自分が構造の中にいることに気づかず、最後は抜けたと思っていたんだよ。でも、それも誰かが作った「構造」だったんだよ。

『エキストラ』みたいに「一生台本を読まされる側」で終わるか、台本の存在に気づいて、役を選べる側へ行くか。分かれ道はそこにあるんだな…と。

あなたに質問

今のあなたは――どの構造の中で、どの役割を演じていますか?

あなたがいるのは、会社ですか?家族ですか?コミュニティですか?界隈ですか?それとも、Xという舞台の上ですか?スペースという劇場ですか?

ひよこくん

つまり、ユングやグルジェフの作った構造で踊らされているって事?

木村なおき

どうだろ?Xを舞台にするのなら、イーロンの作った舞台じゃない?

SNSというプラットフォームの中にある構造をいくつか私視点でお話をします。

等価交換の構造

SNSは構造上、情報と承認の等価交換です。

誰に貢献している?
逆に、誰から恩恵を受けている?

  • あなたは「正しさ」を配っている?
  • 「安心」を配っている?「笑い」を配っている?
  • 「情報」を配っている?
  • ただ“賢い言葉”を配っている?

プレーヤーひとりひとりが情報を提供して、その対価として「いいね」や「フォロワー」を獲得している総選挙の構造です。よい投稿をすれば、支持される構造になっています。

ひよこくん

そうなの?Xって暇つぶしに思ったことをつぶやく場所じゃなくて…

木村なおき

そう思うでしょ?今は違うんだよね。Xのアルゴリズムも人気取りゲームの構造を強化させているんだ。

その中で、我々プレーヤーやXを通してある種の人気取りゲームをしています。アウトサイダーのようなふりをしても、どこかで自分の存在を知ってほしくて、何かを訴えます。そして、その訴えを誰かに指示してもらったときに脳汁が出るのです。

社会・グループ・コミュニティ・界隈…全ては お互いのリソースの交換です。

ひよこくん

なんか陰謀論みたいだね。誰かが支配をしているって構造って事?

木村なおき

陰謀論…真っ当なプラットフォームビジネスだよ。

モノやお金だけじゃない

コミュニティの中では、評価、信用、安心、共感、つながり、影響力――全部が交換されています。ソシオニクスの言い方を借りるなら、社会は「情報の交換」で回っていて、それを情報代謝と呼ぶのでしょう。

ひよこくん

ここで情報代謝が出るか?で、情報代謝ってなんだっけ?

木村なおき

ひよこくん…それはソシオニクスの根幹なんだけれど

ソシオニクス基礎編:情報代謝理論とは何か?

ソシオニクスは、ユングの心理学に基づいて発展した理論で、人々がどのように情報を処理し、他者との相互作用を形成するかを詳細に説明しています。 その中核にあるのが「情報代謝理論」です。 情報代謝理論は、情報が各タイプの中でど […]

少なくとも、構造の作り手ではないのにも関わらず「構造を俯瞰してる」と自認するのは、先補のの『エキストラ』の主人公になっていると状態かもしれません。

自分はこの世界の仕組みに気づいたつもりでも、実はその仕組みの中で、台本を読まされている自分に気づいていないのかもしれません。

だからこそ、頭で理解してながらも、この構造から抜け出せずに迷子になるのでしょう。

アウトサイダーという役割

自分はどこにも属さない
そう思った瞬間が、一番危ないのです。

なぜなら、その宣言はあなたの自由を証明するのではなく、むしろあなたの役割を固定するからです。

脚本家「希望者」の役割を担う

NT型は、概して脚本を作る側に立ちたい人が多いです。そのほうが、直観と思考を自由に使えて楽しいからです。

でも、現実は脚本家になるつもりが、「脚本家になりたい人」という役を延々と演じさせられるのかもしれません。構造の外から世界を俯瞰しているつもりで、実は構造の内側の人間。

ひよこくん

なんだか報われないね…いい方法はないの

木村なおき

この構造の中に入り込んで、仕組みを知り、利用する事じゃないかな?

そして、ここからが本題です。

あなたがアウトサイダーの立場を取り、冷笑主義でいてくださるほど、私は助かります。

非属という役割

あなたが「どこにも属さない」「距離を取る」「分かったふりをする」「話が合わない人は切り捨てる」というポジションを選ぶと、そこにはいくつかの分断が生まれます。

上から論評する側と、下で迷って黙る側です。

そして下で黙った人たちは、やがて疲れます。

「正しさの殴り合い」や「賢さの競技」では救われないと気づき、ちゃんと扱ってくれる場所を探し始めます。

その結果、エニアグラムオンラインのお申込みにつながったケースは絶えません。

仮想敵という役割

あなたが冷笑すればするほど、相談は増えます。

あなたが断言すればするほど、「もう少し丁寧に見てほしい」という需要が生まれます。あなたが“知ったかぶりの空気”を濃くすればするほど、こちらの「現場で繋げる姿勢」が相対的に光ります。

つまり、あなたがアウトサイダーでいてくださる限り、あなたは私にとっては、よき広報活動化になってくれます。

これは、あなたが何もしていないという話ではありません。むしろ逆です。あなたは場を動かしています。あなたが「属さない」と構えることで、あなたはその構造の中で役割を果たしている。

そして、その役割が回れば回るほど、私の役割も回り始めます。

強敵と書いて「とも」

北斗の拳には、ただの敵では終わらない相手が出てきます。

倒すべき相手のはずなのに、戦いの末に「強敵(とも)」として心に残る――あの感覚です。

Xでも、これが起きます。

2025年を振り返って、私は何度かアンチ勢とレスバになったことがあります。

はじめは北斗の拳のケンシロウモードです。

「サ●ザー!貴様は髪の毛一本残さんぞ!」くらいのノリで、徹底的に叩き潰すつもりで向き合っていました。

時間が経って分かったことがあります。

あの“敵”は、結果的に「とも」になっていました。

レスバというカタチで、ディベート活動に協力をしてくださりました。

では、話を戻します。

ひよこくん

ああ、思い出した。てか、矢面に立っていたの僕なんだけれど…。
焼き鳥にされたり、戦車から踏みつぶされたり…

木村なおき

あー、ごめんごめん。某氏も反省したみたいだから許してあげて。

きみたちはどこで生きる?

はい!本サイトのソシオニクスのテーマ!

ソシオニクス

きみたちは「どこ」でいきるか?

今のあなたは、どの構造を選び、どの役割に身を置いていますか?

この答えが出ないまま「構造を見てる」と言うなら、あなたは“構造レイヤー”ではなく、「構造レイヤーにいると思い込む構造」の中にいます。

ひよこくん

うん?結局、ソシオニクスの伏線だったの?この記事?

木村なおき

色々と考えているうちにそうなった(笑)

って、ソシオニクスではありません。

皆さんは、どの世界でタイプ論をしていますか?ってお話です。

診断あり|皆さんはどこでタイプ論をしていますか?

皆さんは、どこでタイプ論をしていますか? 冒頭から爆弾発言させてください。 この7年間、X(スペース)、ブログ、リアル、講座、会社、プライベートと色々なところでタイプ論を扱っています。類型界隈は広いんだ!と気づきました。 […]

普通の診断に飽きた方へ

少し斜め上の診断テストをご用意しました

無料講座

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9つの性格タイプ一覧

https://seikaku-type.com/type1/reformer-basic

サブタイプ一覧

木村真基

Kimura Naoki

ウェブデザイナー/エニアグラム講師

プロフィール

「ひよこ君とフクロウ君のエニアグラム( 9つの性格 )講座」の運営者。本業はホームページ制作。ホームページの効果を実証するために、ひよこ君とフクロウ君のエニアグラム講座を開始。気づけば、エニアグラム、16性格診断、ソシオニクスのタイプ判定を生業にしている。

・エニアグラム:3w4sp-sx-so&Tritype386
・16の性格:ENTP(討論者)&ILE(ENTp)(発明家)
・ストレングスファインダー:着想、戦略性、学習欲、達成欲、自我

などの性格類型を活用して、自分らしく生きる方法を提唱中。

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