16タイプ ISTPの特徴と心理機能
この記事では、そんなISTPの性格や傾向、適職から心理機能について解説をしていきます。
まずは目次を参照ください
ISTP型の性格/特徴
もしも、このような傾向があればISTPかも・・・
- 夢中になったら時間を忘れる
- スキル習得や機械いじりが大好き(過集中しがち)
- 無駄を嫌いテキパキと判断する(周囲の影響を受けたくない)
- 興味ある事なら予定を変えて没頭する(周囲の声は無視する)
ISTP型は、わかりやすく言えば「職人気質」です。
学者はINTPで、職人がISTPです。何かにハマると時間を忘れるぐらい没頭します。趣味のスポーツであれ、料理であれ、創作活動など興味は異なりますが、基本は手足を動かす人たちです。
没頭する一匹狼
生まれながらの生産者であり、何かを作る人です。
16タイプ関連の書籍でISTPの人がよく言われているのは、
- 理科室にこもり実験をしている
- 機械いじりや発明をする
- プログラミングに没頭
- デザインやお絵描きをする
INTPは物事を深く考える傾向がありますが、頭であれこれ考えるよりも、実際に手足を動かしているほうがイキイキとしています。
- 文学や語学を学ぶよりも、ライティングをする
- 情報学やシステム論よりもキーボードをたたきます
組織・グループの中では、淡々としている印象があります。自分とは関係ない事には首を突っ込まず、目の前のことに集中できます。みんながワチャワチャしているときも、一人で黙々と作業をしています。
本人は、その時間を楽しんでいます。
ISTPは、人と違うことを恐れていません。
人間関係は適度・選ぶ
人は人、自分は自分、好きな事を好きなだけ追及して何が悪いの?邪魔しないでくれない、私もあなたの邪魔をしないから!
適度な距離を大切にこそしますが、人間関係の濁流に巻き込まれて、自分の時間を消費することを嫌がります。半面、知的好奇心を満たしてくれる人にはオープンになる傾向があります。ただ単に合意を取るだけの会議や雑談を楽しむだけの集まりには参加したいとは思いません。
一方で、人間関係は、
- 昔から仲の良い友人
- 同じ情報・言語を共有できる人
- 自分の理解者(師匠的な存在)
との関係は大事にします。
ISTP型であればあるほど、人からは「変わり者」と言われる事が多いですが、ISTP型は人の評価はまったく気にしていません。自分の情熱が燃え尽きるまで、好きな事に没頭している人が多いでしょう。
もしもあなたが「好き」なことを見つけて、ひたすら続ける意思があり、一人で黙々と働いているときに幸福感を描けるなら、あなたはISTP型かもしれません。
それは才能です。是非とも開花させてください。
ISTP型は、自分がISTP型だと分かった瞬間に爆発的な才能を発揮します。
ISTPの長所・短所
長所
- 好きなことには夢中になれる
- 好奇心が旺盛
- 特定の分野で爆発的な才能を発揮する
- 何かとチャレンジャー
短所
- 感情表現が苦手
- 人に興味がない(あまり)
- 衝動的・猪突猛進
- 一人で抱え込む癖あり
ISTPの有名人・創作キャラクター
海外(芸能人、政治家、組織のリーダーなど)
ベア・グリルス(冒険家)、Joe Perry(エアロスミス ギター)
日本 (芸能人、政治家、組織のリーダーなど)
イチロー(野球選手)、福山雅治(歌手)
アニメ・漫画キャラ
時任無一郎(鬼滅の刃)、キテレツ(キテレツ大百科)、越前リョーマ(テニスの王子様)
有名人・創作キャラクターについてはネット記事と当方の主観によるものです。
ISTPの適職
過度に人間関係やチームワークを要求されない仕事がおすすめです。また、学者や研究者よりも実務に向いています。特定の技能や専門性を追求して、その道のプロになる働き方を好みます。
整備士、機械系エンジニア、プログラマー、デザイナー、農業、ブロガー、技師
ISTPの心理機能
ISTPは、冷静で現実的なアプローチを取りながら、効率的に物事を解決することを好むタイプです。
ユング心理学に基づく4つの心理機能が、ISTPの行動や意思決定に大きく影響を与えます。
主機能は幼少期から自然に発揮され、ISTPの冷静かつ分析的な性格を形成します。補助機能は青年期に発達し、第三機能は意識すれば使えるものの、得意ではありません。
そして劣等機能は、主機能を制限し、ISTPが向き合うべき大きな課題を突きつけます。
では、ISTPの心理機能を整理して見ていきましょう。
Ti:内向思考
ISTPの主機能であるTi(内向思考)は、幼少期から自然に発揮され、ISTPの意思決定の基盤となっています。Tiは、内部の論理に基づいて物事を整理し、効率的に問題を解決する力を与えてくれます。ISTPは、この機能を通じて、情報を的確に分析し、自分独自の思考体系に基づいて結論を下します。
そんなISTPは、
- 幼少期から、物事を深く考え、効率的かつ論理的に解決策を見つけることが得意だった。
- 内部の論理に基づいて行動し、周囲の期待や感情に流されることなく、自分の考えに忠実に行動する。
- 複雑な問題や課題に直面したとき、自分なりの方法で冷静に分析し、最適な解決策を導き出す。
Se:外向感覚
Se(外向感覚)は、ISTPが青年期に発達させた補助機能であり、現実の瞬間に敏感に反応し、具体的な状況に即座に対応する力です。ISTPは、このSeを使って五感を通じて現実を鋭く捉え、行動に移すことが得意です。周囲の変化や物理的な環境に対して素早く適応し、必要に応じて迅速に行動できます。また、補助機能を発達させたISTPは、16personalitiesで言われる「巨匠タイプ」に近い存在となり、実際の作業や問題解決の場面で卓越した能力を発揮します。
- 現実の状況を敏感に捉え、すぐに行動に移すことができる。
- 五感を活用して、物理的な問題や課題に対応する力がある。
- 瞬間的な判断力や行動力を持ち、現実的な解決策を追求する。
- 補助機能のSeが発達すると、実務的な能力が高まり、巨匠のようにその場で適切な判断を下し、問題を素早く解決できる存在となる。
このように補助機能のSeをしっかりと発達させたISTPは、現実の世界での問題解決において大きな力を発揮します。
Ni:内向直観
Ni(内向直観)は、ISTPにとって意識すれば使えるものの、得意ではない機能です。
Niは、未来の可能性やパターンを予測する力であり、ISTPは普段、目の前の現実に強く集中しているため、未来に関する抽象的な考えに意識を向けるのは苦手です。
必要なときには、長期的な視野やパターン認識を活用することもありますが、普段はNiを自然に使うことは少ないです。
- 未来の可能性や隠されたパターンを意識するのが苦手。
- 長期的な視点に欠けるが、必要に応じて意識して使うことができる。
- 普段は現実の状況に集中しているため、抽象的な思考を発展させることは少ない。
Fe:外向感情
Fe(外向感情)は、ISTPにとって最も意識しづらい劣等機能であり、他者との感情的なつながりや調和を重視する機能です。ISTPは普段、論理的な思考や現実的な対応を重視しているため、感情的なやり取りや他者の感情を優先する場面では、非常にストレスを感じます。Feに無理に向き合おうとすると、冷静なTiの分析が妨げられ、感情に振り回されることさえあります。
- 苦手な理由: ISTPは論理や効率を重視するため、感情的なコミュニケーションに不慣れで、他人の感情を優先することに抵抗感があります。他者の感情に対応しようとすると、論理的な判断が鈍り、苛立ちを覚えることが多いです。
- 制限: Feを無視し続けると、他者との関係が浅くなり、人間関係が崩壊することもあります。感情的なやり取りを避けようとするあまり、あなたの冷静な思考が逆に他者との距離を広げ、孤立を招くことがあるかもしれません。
- 自己満足: ISTPは感情を無視し、自分の論理に従うことで、周囲との調和を保っていると思いがちですが、それは大きな勘違いです。他者の感情に無頓着であることが、あなたの信じる「効率」を阻害している可能性に気づくべきでしょう。
シャドウファンクション
ISTPは、Tiを使って冷静かつ論理的に物事を解決し、Seで現実の瞬間に対応する力を持っています。
Niは、未来のパターンや可能性を意識的に考える必要があるものの、普段は得意ではありません。
そしてFeは劣等機能として、感情的なやり取りがISTPにとって大きな課題となり、時に冷静な判断を妨げ、主機能のTiを制限する要因となることがあります。
ISTPがバランスを取るためには、Feを意識的に使い、感情的な側面にもう少し注意を払うことが重要です。
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