SNS(Twitter)をすると健全度が下がるよね?
9年間、タイプ論のアカウントを動かして気づいたこと
エニアグラムと16性格タイプの考察を、Xで発信し始めて9年になります。
この9年で、いちばん印象に残っていることは何かと聞かれたら——コンテンツの反応でも、議論の深まりでもなく、人の入れ替わりの激しさです。
2022年ごろから、Xでスペースで一緒に話し込んでいた人が、翌年にはアカウント毎消している。
アカウントごと消えているか、SNSをやめているか。去年は一緒に話していた人の、残っているのが体感で30%ほど。
一昨年に至っては10%くらいだったかもしれない。
あくまで肌感覚ですが、毎年そういう感覚があります。
性格アカウントあるある
誤解なく言っておくと、SNSをやめること自体は、まったく悪いことではありません。
現実が先にあって、その補助導線でSNSを活かしているのであれば、これはよい使い方です。逆に、SNSが主役になり現実を接触していない人ほどスッと消える感じですかね。
ただ、9年見続けて思うのは、この入れ替わりのパターンに、偶然ではない構造があるということです。
燃え上がるように入ってきて、しばらく活発に発信し、ある時期を境に静かに消えていく。
そのサイクルが、毎年繰り返されます。
なぜそうなるのか?
一つの仮説として、SNSという場が、タイプ論を学ぶ動機を自分の内側に向け続けさせる構造を持っているのではないかと思っています。
つまり、SNSでタイプ論に触れ続けることで、健全度が上がるどころか、構造的に下がりやすくなる。
これは、タイプ論の問題ではなく、SNSという場の問題です。
健全度が低いとき、意識は自分に向かう
SNSでの配信活動を続けていると、あることに気づきます。健全度が低い状態にあるとき、あるいはストレスでタイプが分裂しているとき、人の意識はほぼ例外なく「自分」だけに向かっているということです。
「私のことを分かってほしい」 「私の発信を見てほしい」 「私がどれだけ苦しんでいるか、伝わってほしい」 「私のタイプを正しく理解してほしい」
これは責めているのではありません。各タイプの不健全化のプロセスを、米国エニアグラム協会は「自己中心性の強まり」として一貫して描いています。健全度が下がると、どのタイプも自分の内側に引きこもり、外の世界への関心が薄くなっていく。それは構造的に起きることです。
そして、SNSはその構造を加速させる場所でもあります。
SNSとタイプ論の、気づきにくい罠
誤解なく伝えたいのですが、ここで取り上げるのは「タイプ論に関わるSNSユーザー全員がそうだ」という話ではありません。タイプ論を入口に他者理解を深め、コミュニティへの貢献を続けている人も、たくさんいます。
ただ、SNSという場には、意識が自分だけに向かっていても気づきにくくなる構造があります。その罠のいくつかを、9年の観察も踏まえながら、正直に共有したいと思います。
──「タイプの免罪符」化
「私はタイプ4だから、感情の波が激しくて当然」 「タイプ5なんで、連絡返さないのは仕方ない」 「タイプ8の私が強く言うのは、本来の性質だから」
タイプ論のポストやリプライの中で、こうした言葉は珍しくありません。自分の言動をタイプで説明し、そこで思考が止まる。説明が、免責になっています。
もちろん、「自分の反応傾向を理解する」ことはタイプ論の正当な使い方です。問題は、その理解が「だから仕方ない」で終わったとき。タイプは行動の説明書ではなく、変化の地図として使うものです。免罪符になった瞬間、地図は捨てられています。
──「自分のタイプを知りたい」が止まらない
「自分のタイプがまだ確定できない」 「タイプ診断を何度やっても結果が変わる」 「セッションを受けてもまだ腑に落ちない」
これも、よく見かけるポストです。自分を知りたいという動機は、タイプ論の出発点として自然なものです。ただ、そこに永続的にとどまり続けているとき、何が起きているでしょうか。
「自分のタイプを知りたい」という問いは、本来「自分を知って、どう生きるか」につながるものです。でも、SNSの文脈では「タイプの確定」がゴールになりやすい。タイプが確定すれば何かが変わる、という感覚で探し続けているとしたら——その探索自体が、変化を先送りにしている可能性があります。
──自分のタイプしか目に入らない「視野の狭さ」
タイプ論のアカウントをフォローし、診断コンテンツを消費し続けていると、気づかないうちにこうなっていることがあります。
「このポスト、タイプ3の話だ」「自分はINFPだからこの感覚、わかる」——受け取るすべてが、自分への照合で終わる。
相手のタイプを「自分との違いを理解する文脈」ではなく、「自分のタイプをさらに強化する材料」として使っている状態です。タイプ論を学んでいるのに、視野が広がるどころか、自分への意識がより強固になっていく。
これは、コンテンツの問題ではなく、消費の向きの問題です。
──SNSの「共感構造」がフィードバックを遮断する
ここが、最も気づきにくい盲点です。
SNSでは、自分のタイプを「開示」し、「共感」してもらえる環境が整っています。
「タイプ6です、不安が強くて」と書けば、「わかります」「私も」というリプライが来る。「タイプ4なので理解されにくい」と書けば、「本当にそうですよね」という反応が返ってくる。
これは悪いことではありません。共感は人が動く力になります。
ただ、「共感されること」が快適になりすぎると、それ以上の問いを立てなくなります。
自分の欲求の向きを問い直すフィードバックは、SNSのタイムラインにはほとんど流れてきません。快適な共感で満たされた画面の中では、「自分の意識がずっと自分にだけ向いている」という事実に、なかなか気づけません。
そして、その状態が続いたとき——燃え尽きるか、静かに消えるか?
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自認が3回くらい変わっても大丈夫です。それも含めて楽しんでください。
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