タイプ4の創造性は「感情に形を与える力」|芸術家でなくても使える
創造性という言葉に、身構える必要はありません。
タイプ4の創造性は、絵が上手いとか、楽器が弾けるといった技能の話ではないからです。
もっと根本的な、こういう力です。まだ形になっていないものに、形を与える力。
言葉にできなかったものに、輪郭を与える
胸の中に、名前のない感情があります。
それを「なんかモヤモヤする」で終わらせず、なんとか言葉にしようとする。何度も書き直して、ようやく「ああ、これだ」という一文にたどり着く。
この瞬間、内側にしかなかったものが、初めて外側に存在します。
そして不思議なもので、形を与えた瞬間、その感情は少しだけ扱いやすくなります。表現には、そういう副作用があります。
出力先は、文章でなくてかまわない
色で出す人がいます。音で出す人がいます。
服の組み合わせで出す人、部屋の作り方で出す人、写真の切り取り方で出す人もいます。企画書や資料でやる人もいます。世界観づくりが異様に上手いタイプ4は、だいたいこれをやっています。
共通しているのは、自分の内側にあった感覚を、他人が受け取れる形に翻訳しているという点です。
媒体は何でも構いません。
ひよ子くん 翻訳ってことは、届けるところまでがセットなんだね
フクロウくん そうじゃ。出さずに持っておるだけでは、ただの荷物じゃからのう
タイプ4=芸術家、ではない
念のため、はっきり書いておきます。
タイプ4の全員が芸術家になるわけではありません。この力は、もっと日常的な場面で使われています。
会議で、誰も言語化できていなかった空気を一言で言い当てる。相手が本当に嬉しいものを選んで渡す。落ち込んでいる同僚に、その人にだけ効く一言を渡す。マニュアル通りの仕事に、その人にしか出せない手触りを残す。
これらは全部、創造性の行使です。作品を作っていなくても、この力は毎日使えます。
むしろ「芸術家じゃないから自分には創造性がない」と思い込むほうが、よほどもったいない話です。
言い換えれば、タイプ4の資質はこうなります。
日常をそのまま受け取るのではなく、自分なりの意味や物語へ変換する力。
同じ通勤路、同じ職場、同じ夕方。誰にとっても平凡な一日が、タイプ4の内側を通ると、意味を持った一日に変わります。
人生の材料費がかからない。けっこうすごい能力です。
タイプ4の全体像はエニアグラムタイプ4の基本からどうぞ。
ただし、この変換装置には条件が一つあります。
変換したものを、現実に持ち帰ってくること。持ち帰らないと、装置はまったく別の使われ方をはじめます。
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