恋愛は相手を「アクセサリー」扱い?【エニアグラム タイプ3解説 Part4】

どうも。エニアグラム診断士の木村です。
今回は、タイプ3(達成する人)の「恋愛観」について深掘りしていきます。
タイプ3は、恋愛すらも、自分の価値を証明するための手段にしてしまう傾向があります。
恋人を「自慢のアクセサリー」にしたい
タイプ3の恋愛には、いくつかの分かりやすい特徴があります。
- 誰と付き合っているかが非常に大事
- 容姿やステータスをかなり意識している
- 相手をアクセサリーのように扱う傾向がある
- 恋人を人に見せびらかしたがる(自慢したい)
- 同時に、大勢の前で相手を輝かせるプロデュース力もある
タイプ3、特に若い頃は、男女関係なくイケメンや美女などと付き合って、「みんなから羨ましがられるポジション」を強く求めます。
男女関係なく「モテたい」という動機はかなり強いです。
男性ならばハーレムを作ることを求め、女性であれば女子会のリーダーポジションを好みます。
エニアグラムにおける「健全度」が下がってくると、この傾向はさらに強まり、純粋な愛情よりも「相手がいかに自分のステータスを上げてくれるか」という打算のほうが強くなります。
本当は「弱さ」を見せられる相手を探している
しかし、そんな彼らの内面は実はかなり繊細です。
いつもフロントラインで戦っているためか、なんだかんだで最後は「自分の弱さを受け入れてくれる相手」を好きになります。
タイプ3には、「自分の弱さを絶対に見せてはいけない」という強い思い込みがあります。そのため、人前では常に自分をよく見せようと気を張っていますが、心のどこかでは、仮面を外した「本当の自分」を愛してくれる人を求めているのです。
恋も「効率よく」進めたい?
そしてもうひとつ、重要なポイントがあります。
タイプ3は、恋愛や感情に振り回されることをひどく嫌います。恋人やパートナーに対しても、「自分の時間を奪われたくない」と思っているため、二人でいる時間が長くなりすぎて自分のタスクが進まなくなると、スッと距離を置くようになります。
恋愛や男女関係においては、一見華やかで単純そうに見えて、どこかで非常に面倒くさい葛藤を抱えているのがタイプ3なのです。
正直、恋人にするとしんどいタイプ?
ここまで読んで「タイプ3と付き合うの、ちょっと疲れそう」と思った方。
正直に言います。その感覚は、だいたい合っています。
- デートのお店選びの基準は、味より「映えるかどうか」
- 記念日の写真はSNS用。納得いくまで撮り直し
- 友人に恋人を紹介するとき、名前の次に職業や学歴が出てくる
- 喧嘩になると、気持ちの話より「どっちが正しいか」の勝負になる
- 忙しい時期は平気で既読スルー。落ち着くと何事もなかったように連絡してくる
- 別れ話のときでさえ、悲しみより「周りにどう見られるか」を気にしている
アクセサリー扱いしているのは、実は「自分自身」
なぜタイプ3は、恋人をアクセサリーのように扱ってしまうのでしょうか?
答えは、タイプ3が一番最初にアクセサリー扱いしているのが、自分自身だからです。
タイプ3の心の奥には、「ありのままの自分には、何の価値もない」という怖れがあります。
成果を出しているから、見た目を整えているから、肩書きがあるから、自分は愛される。
裏を返せば、それがなくなった瞬間に、自分は誰からも必要とされなくなる。
そう本気で信じているのです。
自分の価値を「飾り」で測っている人は、他人の価値も同じ物差しで測ってしまいます。
恋人のスペックを気にするのは、相手を見下しているからではありません。
自分に向けている厳しい目線が、そのまま恋人にも向いているだけなのです。
弱ったときにそばにいた人を、タイプ3は忘れない
そんなタイプ3にも、鎧が外れる瞬間があります。
仕事でつまずいたとき。思うような結果が出ずに、自信を失ったとき。
人前では平気な顔をしていても、心がポッキリ折れている夜があります。
そのとき、成果も肩書きも関係なく「それでも、あなたを応援してるよ」とそばにいてくれた人。
タイプ3は、その人のことを一生忘れません。
「何もできていない自分」を見られても、相手が離れていかなかった。
その経験が、「ありのままの自分には価値がない」という怖れを、少しずつ溶かしていくのです。
そして、怖れが緩んだ相手には、タイプ3は驚くほど自然に心を開きます。
効率も見栄もどこかへ消えて、弱音を吐き、甘え、本音で話せるようになる。
人前で見せる華やかな顔とはまったく違う、素朴で不器用な姿です。
大切な人のためなら、誰よりも結果を出す
弱い自分を受け止めてもらったタイプ3は、その恩をきちんと返そうとします。
ただし、タイプ3らしいやり方で。
言葉で「ありがとう」を伝えるより先に、相手のために結果を出そうとするのです。
仕事を頑張る理由が、いつの間にか「自分が認められたいから」から「この人を幸せにしたいから」に変わっていく。
相手が困っていれば、持てる力と人脈をすべて動かして助けにいく。
タイプ3が本気で誰かを大切にするとき、その達成する力は、自分ではなく相手のために向かい始めます。
恋人を「見せびらかす」本当の理由
最初に、タイプ3は恋人を見せびらかしたがると書きました。
実はこれ、健全なタイプ3でも変わりません。
ただし、その意味がまったく違います。
心に余裕がないときのタイプ3は、「こんな恋人がいる自分」を見せたくて恋人を自慢します。
一方で、ありのままの自分を受け入れてもらったタイプ3は、「この人がいるから、今の自分がいる」ことを世界中に伝えたくて自慢するのです。
同じ「見せびらかし」でも、主語が自分から相手に変わっている。
だから、もしあなたがタイプ3と付き合っているなら、相手の成果や肩書きに感心する必要はありません。
うまくいかない日の相手を、そのまま受け止めてあげてください。
タイプ3にとって最高のパートナーとは、自分を一番輝かせてくれるアクセサリーではありません。
輝けない日の自分を知っていて、それでも隣にいてくれる人なのです。
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