ソシオニクス:モデルAの暗示機能とは?
ソシオニクスの暗示機能(第五機能、二重探索機能)は、先導機能と双対の関係にあり、私たちの成長や満足感に大きな影響を与えます。この機能の恩恵を受けることで、自分に欠けているものを取り戻せたような感覚になります。以下に、日本人にとってわかりやすく、3つの主要ポイントに分けて説明します。
1. 暗示機能の基本的な役割
暗示機能は、先導機能を完全に補完し、個人の成長を促進する重要な役割を果たします。この要素が日常生活に存在することで、自然に順応し、癒しの効果をもたらします。
- 先導機能の補完:暗示機能は先導機能を補完し、その活動を支援します。例えば、先導機能がNe(外向的直感)の場合、暗示機能はSi(内向的感覚)となり、バランスを取ります。
- 自然な順応:暗示機能は、日常生活の中で自然に順応することができます。この要素が存在することで、個人はリラックスし、癒される感覚を得ることができます。
- 癒しの効果:暗示機能の存在は、心理的な癒し効果をもたらします。この要素が不足していると感じた場合、個人はそれを自分で補おうとしますが、すぐに疲れてしまうことがあります。
2. 暗示機能の使用とその影響
暗示機能を日常生活で使うことは、個人にとって非常に重要です。この機能は、現実の側面を通して環境から受け取った情報を消化し、先導機能の活動を補完します。
- 日常生活での使用:暗示機能は日常生活の中で自然に使われ、その存在が個人にとって重要な情報源となります。例えば、先導機能がTe(外向的思考)の場合、暗示機能のFi(内向的感情)は、個人の感情的な側面を補完します。
- 満足感の向上:暗示機能の存在は、個人の満足感を向上させます。この機能が適切に使われることで、先導機能の活動がより効果的になり、個人の成長に繋がります。
- 癒しと成長:暗示機能の持続的な存在は、個人にとって癒しの効果をもたらし、成長を促進します。他者からの集中的かつ長期的な支援は、個人にとって肯定的な影響を与えます。
3. 暗示機能と対人関係
暗示機能は、対人関係にも大きな影響を与えます。この機能が満たされることで、個人は自分に欠けているものを取り戻せたような感覚を得ることができ、無自覚ながら価値を置いています。
- 対人関係の補完:暗示機能は、対人関係において重要な役割を果たします。この機能が満たされることで、個人は対人関係においてバランスを保ちやすくなります。
- 欠けているものの補完:暗示機能が満たされることで、個人は自分に欠けているものを取り戻せたような感覚を得ます。例えば、先導機能がNeの人がSiのサポートを受けることで、現実的な視点を補完することができます。
- 無自覚ながらの価値:暗示機能は無自覚ながら価値を置いている要素です。この機能が満たされることで、個人はより充実した生活を送ることができます。
各タイプの暗示機能の具体例と活かし方
Te(外向的思考)
- EII(INFj):暗示機能のTeは、先導機能のFi(内向的感情)を補完します。具体例として、感情的な価値観を重視するEIIが、効率的な情報処理や計画立案をサポートされることでバランスが取れます。
- ESI(ISFj):暗示機能のTeは、感情的な共感を重視するESIを補完します。例えば、効率的な業務遂行や生産性向上のサポートを受けることで、全体的な満足感が向上します。
Ti(内向的思考)
- EIE(ENFj):暗示機能のTiは、先導機能のFe(外向的感情)を補完します。例えば、感情的な交流を重視するEIEが、論理的な分析や判断をサポートされることで、より効果的なリーダーシップを発揮できます。
- ESE(ESFj):暗示機能のTiは、感情的なサポートを重視するESEを補完します。具体例として、日常的な感情表現が豊かなESEが、論理的な枠組みを提供されることで、バランスが取れます。
Fe(外向的感情)
- LII(INTj):暗示機能のFeは、先導機能のTi(内向的思考)を補完します。具体例として、論理的な分析を重視するLIIが、感情的なつながりや交流をサポートされることで、全体的な満足感が向上します。
- LSI(ISTj):暗示機能のFeは、規律や秩序を重視するLSIを補完します。例えば、感情的なサポートや共感を受けることで、対人関係がスムーズになります。
Fi(内向的感情)
- LIE(ENTj):暗示機能のFiは、先導機能のTe(外向的思考)を補完します。例えば、効率的な計画立案を重視するLIEが、感情的な価値観や共感をサポートされることで、バランスが取れます。
- EIE(ENFj):暗示機能のFiは、感情的な交流を重視するEIEを補完します。具体例として、感情的なリーダーシップを発揮するEIEが、個人的な価値観や共感を提供されることで、全体的な満足感が向上します。
Ne(外向的直感)
- SEI(ISFp):暗示機能のNeは、先導機能のSi(内向的感覚)を補完します。例えば、身体的な快適さを重視するSEIが、新しい可能性やアイディアを提供されることで、バランスが取れます。
- SLI(ISTp):暗示機能のNeは、具体的な感覚を重視するSLIを補完します。具体例として、日常的な作業が得意なSLIが、新しい発想や視点を提供されることで、全体的な満足感が向上します。
Ni(内向的直感)
- SLE(ESTp):暗示機能のNiは、先導機能のSe(外向的感覚)を補完します。例えば、現実的な行動を重視するSLEが、長期的な視点やビジョンを提供されることで、バランスが取れます。
- SEE(ESFp):暗示機能のNiは、具体的な行動を重視するSEEを補完します。具体例として、積極的な行動が得意なSEEが、未来のビジョンや長期的な計画を提供されることで、全体的な満足感が向上します。
Se(外向的感覚)
- IEI(INFp):暗示機能のSeは、先導機能のNi(内向的直感)を補完します
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筆者紹介
木村なおき
ソシオニクス歴4年。本業エニアグラムでMBTI®に興味を持つが、権利的な事情で断念。2020年にソシオニクスに出会い独学で勉強。2021年にソシオニクス専門のブロガーさんからソシオニクスの理論を教わり、その後すぐにエニアグラム×ソシオニクスの二刀流でタイプ診断に臨む。
診断実績は200を超える(エニアグラムとセット)
2024年4月に16タイプ相性論の講座を開講したときに、「これ…ソシオニクスでやったほうがよくね!」と気づき、本格的にソシオニクスを取り入れる。
クアドラ診断、タイプ診断、タイプ関係論をセットにすると、日本でいちばんソシオニクスを診断をしてきたい人(他に誰かいたら教えてください)