ソシオニクス:モデルA/8つの心理機能とは?

みなさんは、自分の性格や考え方について、深く理解したいと思ったことはありませんか?

例えば、営業職の方なら、お客様とのコミュニケーションスタイルを改善したいと考えるかもしれません。

また、部活やサークルのリーダーなら、メンバーの個性に合わせた役割分担を行いたいと思うでしょう。

ソシオニクスのモデルAは、そんな自分自身や他者の特徴を理解するための強力なツールなんです。

モデルAでわかる事

心理機能とは

モデルAは、私たちの情報処理の仕組みを8つの心理機能で表現したものです。

心理機能とは、外界の情報を受け取り、処理し、利用するための機能のことで、それぞれが得意とする領域が異なります。

例えば、外向感覚(Se)は外の世界に直接働きかける機能、内向論理(Ti)は物事の論理的整合性を見抜く機能などがあるんですね。

ポイント: 8つの心理機能が情報処理の仕組みを表現している

モデルAの有用性

モデルAは、自分や他者の特徴を理解するのに非常に役立ちます。

各タイプの得意な機能や苦手な機能、ストレスを感じやすい状況などがわかるので、コミュニケーションや役割分担の改善に活かせるんです。

また、自分の強みを活かし、弱点を補う方法も見えてくるでしょう。

ポイント: 自分や他者の特徴を理解し、コミュニケーションや役割分担の改善に活用できる

タイプ別/モデルA

第1機能 先導機能

第1機能は、そのタイプの中核をなす機能で、自然に発揮される傾向があります。

先導機能は、グローバルな視点から現実を認識し、人生のスタイルを方向付ける役割を果たします。

例えば、外向倫理(Fe)が第1機能のESEやEIEは、周囲の感情の流れを敏感に察知し、人々を巻き込む活動を生み出すのが得意なんですよ。

ポイント: そのタイプの中核をなし、グローバルな視点から現実を認識する

第2機能 創造機能

第2機能は、第1機能をサポートし、具体的な場面で積極的に発揮される機能です。

創造機能は、与えられた状況で適切な解決策を見出すことを目的とし、日常的な場面で表現されやすいんです。

例えば、内向感覚(Si)が第2機能のSEIやIEIは、周囲の感覚的雰囲気に敏感で、心地よさや美的センスを大切にするでしょう。

ポイント: 第1機能をサポートし、具体的な場面で積極的に発揮される

第3機能 役割機能

第3機能は、自分に欠けている部分を補うために、状況に応じて発揮される機能です。

役割機能は、新しい状況や情報に対応するために助けになりますが、長時間集中するのは難しいんです。

例えば、外向論理(Te)が第3機能のESEやEIEは、効率性や生産性を意識しつつも、感情面での優先順位が高い場合は、それに合わせて行動するでしょう。

ポイント: 自分に欠けている部分を補うために、状況に応じて発揮される

第4機能 脆弱機能

第4機能は、最も苦手で問題を感じやすい機能です。

脆弱機能は、関連する情報が歪んで理解されたり、過剰に反応してしまったりすることがあるんです。

例えば、外向感覚(Se)が第4機能のILEやSLEは、人間関係のニュアンスに鈍感で、相手の感情を読み取るのが難しいかもしれません。

ポイント: 最も苦手で問題を感じやすく、関連する情報が歪んで理解されやすい

第5機能 暗示機能

第5機能は、自分では発揮しにくいが、他者からの助言や刺激を受けると発揮される機能です。

暗示機能は、自分に欠けている部分を補ってくれる他者の存在を求める傾向があるんです。

例えば、内向倫理(Fi)が第5機能のLIEやLSEは、信頼できる親密な関係を切望し、明確な倫理観を持つ人に惹かれるでしょう。

ポイント: 自分では発揮しにくいが、他者からの助言や刺激を受けると発揮される

第6機能 動員機能

第6機能は、自分では十分に活用できないが、他者からの支援によって高められる機能です。

動員機能は、関連する情報の取捨選択が苦手で、外部からの評価や助言を必要とするんです。

例えば、外向直観(Ne)が第6機能のSEEやIEEは、アイデアに溢れる人を高く評価しつつも、正しい情報を選ぶ自信がないと感じているかもしれません。

ポイント: 自分では十分に活用できないが、他者からの支援によって高められる

第7機能 制限機能

第7機能は、自分や他者にとって何が望ましくないかを察知し、警告する機能です。

制限機能は、潜在的な危険や問題を回避することに焦点を当てますが、常に発揮し続けるのは苦手なんです。

例えば、内向論理(Ti)が第7機能のLIEやLSEは、論理システムの内部矛盾を指摘することはできても、それに没頭する意義を感じないでしょう。

ポイント: 自分や他者にとって何が望ましくないかを察知し、警告する機能

第8機能 実証機能

第8機能は、状況の悪化を防ぐために素早く行動に移す機能です。

実証機能は、強力な力を持っていますが、その側面について積極的に議論することは避ける傾向があるんです。

例えば、外向倫理(Fe)が第8機能のSEEやIEEは、ポジティブな雰囲気作りは得意ですが、それを最優先課題だとは考えていないかもしれません。

ポイント: 状況の悪化を防ぐために素早く行動に移す機能で、強力な力を持っている

モデルAのまとめ

モデルAは、8つの心理機能から成る情報処理のモデルです。

各機能の特徴や組み合わせを理解することで、自分や他者の性格や行動パターンが見えてきます。

得意な機能を活かし、苦手な部分は他者の助けを借りながら、バランスの取れた生き方を目指すことが大切ですね。

ポイント: 各機能の特徴を理解し、得意な部分を活かしてバランスの取れた生き方を目指す

モデルAを実践

モデルAを日常生活に活かすには、まず自分のタイプを知ることから始まります。

自分の得意な機能や苦手な部分を意識し、ストレス対処法を工夫してみましょう。

また、他者のタイプを理解することで、コミュニケーションのズレを防ぎ、お互いの強みを活かし合える関係性を築くことができるはずです。

ポイント: 自分や他者のタイプを理解し、日常生活に活かすことで、より良い人生を送ることができる

筆者の見解

モデルAについて学ぶことで、人の多様性と可能性の広がりを実感しました。

自分の特性を受け入れつつ、他者の特徴も尊重することの大切さを再認識させられましたね。

モデルAはあくまでも一つの指標ですが、それを上手に活用することで、自分らしく、そして他者とも調和した人生を歩めるのではないでしょうか。

一人ひとりが自分の個性を発揮し、助け合いながら成長していける社会を目指したいものです。

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木村なおき

2024年5月から、主催者:ヤマセミさんのソシオニクススクールでソシオニクスを学ばせてもらっています。また、個人でソシオニクスのテキストを作っています。無料で配布しているので、是非ともLINEオープンチャットにお越しください。

ソシオニクス記事一覧

ソシオタイプ
ILE(≒ENTP)SEI(≒ISFJ)
ESE(≒ESFJ)LII(≒INTP)
SLE(≒ESTP)IEI(≒INFJ)
EIE(≒ESFJ)LSI(≒INTP)
SEE(≒ESFP)ILI(≒INTJ)
LIE(≒ENTJ)ESI(≒ISFP)
IEE(≒ENFP)SLI(≒ISTJ)
LSE(≒ESTJ)EII(≒INFP)
モデルA/心理機能

メンタルブロック

1.先導機能2.創造機能
4.脆弱機能3.役割機能

バイタルブロック

6.動員機能5.暗示機能
7.無視機能8.実証機能
情報要素

合理機能

外向論理(Te)外向倫理(Fe)
内向論理(Ti)内向倫理(Fi)

非合理機能

外向直観(Ne)内向直観(Ni)
外向感覚(Se)内向感覚(Si)

筆者紹介

木村なおき

ソシオニクス歴4年。本業エニアグラムでMBTI®に興味を持つが、権利的な事情で断念。2020年にソシオニクスに出会い独学で勉強。2021年にソシオニクス専門のブロガーさんからソシオニクスの理論を教わり、その後すぐにエニアグラム×ソシオニクスの二刀流でタイプ診断に臨む。

診断実績は200を超える(エニアグラムとセット)

2024年4月に16タイプ相性論の講座を開講したときに、「これ…ソシオニクスでやったほうがよくね!」と気づき、本格的にソシオニクスを取り入れる。

クアドラ診断、タイプ診断、タイプ関係論をセットにすると、日本でいちばんソシオニクスを診断をしてきたい人(他に誰かいたら教えてください)

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