内向倫理(Fi)とは

私たちの人間関係において、相手との心の距離感って、とても大切ですね。

例えば、親しい友人とは心を開いて深く付き合える一方で、あまり親しくない人とは一定の距離を保ちたいと感じるものです。

そんな人間関係における主観的な距離感を感じ取り、大切にする機能が、内向倫理(Fi)なんです。

ソシオニクスでは、この内面の倫理観や価値観を追求する機能を「内向倫理(Fi)」と呼んでいるんです。

内向倫理の概要

合理機能としての内向倫理

内向倫理(Fi)は、人と人との間にある主観的な距離感を感じ取り、それに基づいて判断を下す機能です。

個人的な価値観や信念を大切にし、親密な人間関係を築こうとするのが特徴です。

例えば、大切な人との絆を守るために、自分の心の奥底にある感情を打ち明けたりするんです。 

ポイント: 人と人との間にある主観的な距離感を感じ取り、個人的な価値観を大切にする機能

外向倫理と論理機能との違い

内向倫理は、外向倫理(Fe)や論理機能(Ti, Te)とは異なる特徴を持っています。

外向倫理が集団の調和や全体への影響を重視するのに対し、内向倫理は個人の感情や関係性に焦点を当てます。

また、論理機能が客観的な事実や合理性を追求するのに対し、内向倫理は主観的な価値観や信念を大切にするんです。

ポイント: 外向倫理や論理機能とは異なる視点を持つ

タイプ別/モデルA  

第1機能 Fi(ESI, EII)

ESIやEIIは、内向倫理を最も得意とするタイプです。

静的な個人的倫理観と安定した人間関係を通して現実を見ており、他者の倫理的な質や一貫性を評価するのが得意です。

自分自身の倫理観と人間関係における一貫性は、自己価値感に強く影響するんです。

ポイント: 静的な個人的倫理観と安定した人間関係を重視し、他者の倫理的な質や一貫性を評価する

第2機能 Fi(SEE, IEE)

SEEやIEEは、内向倫理を2番目に得意とするタイプです。

人との個人的な結びつきを感じ取り、築くのが非常に上手ですが、状況によって柔軟に変化させることができます。

親近感を感じさせる表現で人々の間に絆を生み出せますが、状況が変われば、その感情をオフにしてしまうこともあるんです。

ポイント: 人との個人的な結びつきを築くのが得意だが、状況によって柔軟に変化させる

第3機能 Fi(LII, LSI) 

LIIやLSIは、内向倫理を3番目に得意とするタイプです。

人間関係の存在と重要性は認識していますが、あまり親しくない人には慎重に接します。

関係が深まるにつれて警戒心は薄れますが、関係構築を直接迫られると混乱してしまうんです。

ポイント: 人間関係の存在と重要性は認識しているが、関係構築を直接迫られると混乱する

第4機能 Fi(ILE, SLE)

ILEやSLEは、内向倫理が最も苦手な機能です。

人間関係のニュアンスに鈍感で、関係性が明確でないと疑念を抱いたり思い込んだりしがちです。

他者の感情を気にかける必要性をあまり感じず、深い感情表現を不快に感じることがあるんです。

ポイント: 人間関係のニュアンスに鈍感で、深い感情表現を不快に感じることがある

第5機能 Fi(LIE, LSE)

LIEやLSEは、内向倫理に憧れを抱くタイプです。

信頼に支えられた親密な関係を切望し、感情を外に表現せずとも通じ合える絆を求めています。

明確な倫理的原則に従う人を信頼するんですが、相手の感情の変化に敏感で不安を感じやすいんです。

ポイント: 信頼に支えられた親密な関係を切望し、相手の感情の変化に敏感で不安を感じやすい

第6機能 Fi(ILI, SLI)

ILIやSLIは、内向倫理による深い絆を求めるタイプです。

安定した個人的関係の中で、プライベートな感情や経験を分かち合えることを望んでいます。

しかし、自ら関係づくりをする主体性には欠けており、他者からのアプローチを期待するんです。

ポイント: 安定した個人的関係の中で、プライベートな感情や経験を分かち合えることを望む

第7機能 Fi(ESE, EIE)

ESEやEIEは、内向倫理よりも外向倫理を優先するタイプです。

人と人との絆を判断する際、外的な感情表現の有無を重視します。

内面的な感情についての議論は理解できますが、自身の感情状態に焦点を当てることの方が大切だと感じるんです。

ポイント: 内向倫理よりも外向倫理を優先し、人と人との絆を判断する際、外的な感情表現の有無を重視する

第8機能 Fi(SEI, IEI)

SEIやIEIは、内向倫理を真剣に捉えないタイプです。

特定の人間関係の性質を理解する力には長けていますが、より大きなグループの感情的相互作用の方が重要だと感じています。

また、個人的な絆は静的ではなく、状況によって変動するものだと捉えているんです。 

ポイント: 内向倫理を真剣に捉えず、個人的な絆は状況によって変動するものだと捉えている

内向倫理のまとめ

内向倫理(Fi)は、人と人との間にある主観的な距離感を感じ取り、それに基づいて判断を下す機能です。

タイプによって、内向倫理への向き合い方は様々で、得意な人もいれば苦手な人もいます。

人間関係の構築やコミュニケーションにおいて、内向倫理は大きな役割を果たしますが、時には外の世界との折り合いも必要です。

内向倫理の特徴を理解することで、自分や他者の感情や価値観をより深く理解できるようになるでしょう。

筆者の見解

内向倫理について学ぶことで、人間関係における距離感の大切さを再認識しました。

でも、自分の価値観ばかりにこだわるのではなく、他者の感情にも目を向けることが重要だと思います。 

自分のタイプの特徴を理解し、強みを活かしつつ、弱点を補うバランス感覚が求められますね。

内向倫理の視点を取り入れることで、より豊かで満足度の高い人間関係を築けるようになるのではないでしょうか。

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2024年5月から、主催者:ヤマセミさんのソシオニクススクールでソシオニクスを学ばせてもらっています。また、個人でソシオニクスのテキストを作っています。無料で配布しているので、是非ともLINEオープンチャットにお越しください。

筆者紹介

木村なおき

ソシオニクス歴4年。本業エニアグラムでMBTI®に興味を持つが、権利的な事情で断念。2020年にソシオニクスに出会い独学で勉強。2021年にソシオニクス専門のブロガーさんからソシオニクスの理論を教わり、その後すぐにエニアグラム×ソシオニクスの二刀流でタイプ診断に臨む。

診断実績は200を超える(エニアグラムとセット)

2024年4月に16タイプ相性論の講座を開講したときに、「これ…ソシオニクスでやったほうがよくね!」と気づき、本格的にソシオニクスを取り入れる。

クアドラ診断、タイプ診断、タイプ関係論をセットにすると、日本でいちばんソシオニクスを診断をしてきたい人(他に誰かいたら教えてください)

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