社交家クラブ(SF)|集まること自体が目的の人たち
ソシオニクスのクラブのうち、自我に感覚と倫理を持つ4タイプが「社交家(SF)」に分類されます。この分類を最初に適用したのはアウシュラとレイニン、活動分野への構えという呼び方をしたのはグレンコです。
該当した方へ。あなたの集まりは、4つのクラブのなかで最も楽しい。そして、最も何も生みません。
該当する4タイプ
ESE(ESFj) SEI(ISFp) SEE(ESFp) ESI(ISFj)
盛り上げ役、和ませ役、仕掛け人、守り手。集まると全員が同じ話題に着地します。
この4人が集まると、何が起きるか
原典の記述は、遠慮がありません。
このクラブだけで集団ができると、交流は家族や個人的な人間関係についての会話、料理などの芸術的・感覚的な関心、噂話、そしてパーティ、ダンス、旅行、スポーツといった集団活動を中心に組み立てられる。
そして原典は、これを典型的な女子会の姿として書いています。もちろん男性だけで構成される場合もあり、その場合はスポーツか、年齢層によっては飲みや遊びに寄る、とも補足されています。
要するに、集まること自体が目的になる集団です。
議題はありません。結論も出ません。それでも全員が満足して帰ります。他の3クラブには、これができません。
あなたたちが、そろって苦手なこと
社交家クラブの自我には、直観も論理もありません。
つまり、先の見通しと、仕組み化。この2つが4人全員の空白地帯です。
具体的に書きます。
誰も三年後の話をしません。今日が楽しければ、それでいい。この集団に長期計画が生まれることは、基本的にありません。
誰も仕組みを作りません。毎回、同じ手間を、同じようにかけます。効率化という発想が誰からも出ないので、幹事の負担は永遠に減りません。
そして、いちばん厳しいところを書きます。
この集団は、誰かが沈み始めたことに気づけます。全員が気づきます。空気を読む力では他クラブを圧倒しているからです。
ただし、気づいた先で何をするかというと、慰めます。全員で慰めます。
原因を分析して構造を変える、という手は誰も持っていません。だから同じ問題が、同じ人に、何度でも起きます。
あなたが溺れているとき、隣の3人は必ず気づきます。そして、一緒に溺れながら、あなたの手を握ってくれます。
(それが無価値だとは言いません。ただ、全員で沈んでいることは事実です。)
他のクラブを、あなたはこう見ている
原典に記録されている、社交家の目線です。
研究者(NT):憐れみか、称賛のどちらかです。「もっと外に出て、人と関わったほうがいいのに」と思うか、あるいは、あんなに色々知っていてすごい、と素直に感心するか。両極端に振れます。
実務家(ST):一緒に遊ぶと楽しい相手。実際的な技能も認めています。ただし、言い方がきつくて冷たいところがある。
人道派(NF):理想を語る人たち。ただし、夢を見すぎていて、あまり現実的ではない。
なお、これらの見え方が有効なのは、相手を活動と興味というフィルター越しに見ているあいだだけです。深く付き合うと、クアドラの関係に上書きされます。
この集団は、深まると割れます
社交家クラブも、重い側と軽い側に分かれます。
重い社交家はSEE(ESFp)とESI(ISFj)。ガンマクアドラの鏡像ペアです。軽い社交家はESE(ESFj)とSEI(ISFp)。アルファクアドラの鏡像ペアです。
一緒に旅行に行き、料理を囲んでいるあいだ、この4人は完全な一体です。
ところが、交流が興味の範囲を越えた瞬間、集団はアルファとガンマに割れます。
同じ「人が好き」でも、中身が違うからです。アルファ側は、その場が心地よければいい。ガンマ側は、誰が信頼に値するかを常に判定しています。
長く続いたグループが、ある時期からなんとなく2つに分かれた経験。理論的には、これがその瞬間です。
あなたのタイプを確定させる
クラブは関心の方向であって、動き方は含みません。動き方は気質が担当します。
これで16分の1まで確定します。
まとめ
社交家クラブは、人が集まる場所を実際に作れる唯一のクラブです。他の3つは、場を作ろうとして失敗するか、そもそも作ろうとしません。
だから、あなたの周りにはいつも人がいます。それは能力です。
ただし、この集団はあなたの状況を変えません。
あなたが同じ相手に同じように傷つけられ続けているとき、この4人は毎回あなたの味方をしてくれます。相手を一緒に責めてくれます。そして翌月、あなたはまた同じ話をしています。
構造を指摘する人間が、この部屋にいないからです。
それを言ってくれるのは、たいてい「冷たい」「空気が読めない」とあなたが判定した相手のほうです。
慰めてくれる相手と、状況を変えてくれる相手は、別にいます。
ここまでお付き合いいただき、
本当にありがとうございます。



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