ソシオニクス:モデルAの動員機能とは?
ソシオニクスの動員機能(第6の機能、隠された議題)は、本人が好んで使うが、他人からの過剰な支援を求めない特性を持ちます。
この機能は、暗示機能よりも簡単に満たすことができるが、幼稚と見なされがちです。
動員機能の特徴
1. 動員機能の基本的な役割
動員機能は、個人が好んで使うが、他人からの支援を過剰に求めない機能です。
この機能は、本人にとって重要でありながら、幼稚と見なされることがあります。
- 好んで使う:動員機能は、本人が自然に使うことを好む機能です。例えば、先導機能がNe(外向的直感)の場合、動員機能はSe(外向的感覚)となります。
- 他人からの支援を求めない:この機能は、自分で使うことを好むため、他人からの過剰な支援を必要としません。しかし、適度なサポートはありがたく受け入れられます。
- 幼稚と見なされる:動員機能の使用は、他人から幼稚なジェスチャーと見なされることがありますが、本人にとっては重要な機能です。
2. 動員機能の使用とその影響
動員機能は、散発的に使われることが多く、その使用にバランスが欠けることがあります。
この機能を使うことは、本人にとって満足感を得る手段となります。
- 散発的な使用:動員機能は、日常生活で散発的に使われることが多いです。例えば、特定の状況で一時的に活発に使うことがあります。
- バランスの欠如:動員機能の使用は、無謀に使いすぎたり、逆に軽視したりすることがあります。このバランスの欠如は、個人にとって問題となることがあります。
- 満足感の向上:動員機能を使うことは、本人にとって満足感を得る手段となります。この機能の適度な使用は、自己満足を高めます。
3. 動員機能と対人関係
動員機能は、対人関係にも影響を与えます。この機能が適度に満たされることで、個人の対人関係はより円滑になりますが、過剰な支援は歓迎されません。
- 対人関係の影響:動員機能の使用は、対人関係において重要な役割を果たします。適度な支援はありがたく受け入れられますが、過剰な支援は避けられます。
- 未発達と見なされるリスク:この機能の使用は、他人から幼稚と見なされるリスクがありますが、本人にとっては重要な行動です。
- バランスの取れた使用:動員機能を適度に使うことで、対人関係はより円滑になります。この機能の過度な使用や軽視は避けるべきです。
各タイプの動員機能の具体例と活かし方
Te(外向的思考)
- IEE(ENFp):動員機能のTeは、感情的な価値観や創造的なアイディアを補完します。例えば、計画やデータを効率的に管理することが求められる場面で、Teを活用することでバランスを取ります。
- SEE(ESFp):動員機能のTeは、外向的感覚を補完します。例えば、プロジェクトの実行や成果を重視する場面で、効率的な計画立案を行うことで効果を発揮します。
Ti(内向的思考)
- IEI(INFp):動員機能のTiは、内向的直感を補完します。例えば、複雑な問題を論理的に解決する必要がある場面で、Tiを活用することでバランスを取ります。
- SEI(ISFp):動員機能のTiは、外向的感覚を補完します。例えば、感覚的な状況を論理的に整理する必要がある場面で、Tiを活用することで効果を発揮します。
Fe(外向的感情)
- ILE(ENTp):動員機能のFeは、外向的直感を補完します。例えば、チームのモチベーションを高める場面で、Feを活用することでバランスを取ります。
- SLE(ESTp):動員機能のFeは、外向的感覚を補完します。例えば、リーダーシップを発揮する場面で、感情的なサポートを提供することで効果を発揮します。
Fi(内向的感情)
- ILI(INTp):動員機能のFiは、内向的直感を補完します。例えば、個人的な価値観や感情を重視する場面で、Fiを活用することでバランスを取ります。
- SLI(ISTp):動員機能のFiは、内向的感覚を補完します。例えば、感情的な共感を提供する必要がある場面で、Fiを活用することで効果を発揮します。
Ne(外向的直感)
- ESE(ESFj):動員機能のNeは、外向的感情を補完します。例えば、新しいアイディアや視点を提供する場面で、Neを活用することでバランスを取ります。
- LSE(ESTj):動員機能のNeは、外向的思考を補完します。例えば、革新的な戦略を立案する場面で、Neを活用することで効果を発揮します。
Ni(内向的直感)
- LSI(ISTj):動員機能のNiは、内向的思考を補完します。例えば、長期的な視点で問題を解決する場面で、Niを活用することでバランスを取ります。
- ESI(ISFj):動員機能のNiは、内向的感情を補完します。例えば、未来のビジョンを描く場面で、Niを活用することで効果を発揮します。
Se(外向的感覚)
- LIE(ENTj):動員機能のSeは、外向的思考を補完します。例えば、直接的な行動を取る必要がある場面で、Seを活用することでバランスを取ります。
- EIE(ENFj):動員機能のSeは、外向的感情を補完します。例えば、具体的な結果を求める場面で、Seを活用することで効果を発揮します。
Si(内向的感覚)
- LII(INTj):動員機能のSiは、内向的思考を補完します。例えば、現在の状況に注意を払う必要がある場面で、Siを活用することでバランスを取ります。
- EII(INFj):動員機能のSiは、内向的感情を補完します。例えば、身体的な快適さや健康を重視する場面で、Siを活用することで効果を発揮します。
動員機能を理解し、適度に使うことで、個々の満足感を高め、対人関係を円滑にすることができます。
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2024年5月から、主催者:ヤマセミさんのソシオニクススクールでソシオニクスを学ばせてもらっています。また、個人でソシオニクスのテキストを作っています。無料で配布しているので、是非ともLINEオープンチャットにお越しください。
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筆者紹介
木村なおき
ソシオニクス歴4年。本業エニアグラムでMBTI®に興味を持つが、権利的な事情で断念。2020年にソシオニクスに出会い独学で勉強。2021年にソシオニクス専門のブロガーさんからソシオニクスの理論を教わり、その後すぐにエニアグラム×ソシオニクスの二刀流でタイプ診断に臨む。
診断実績は200を超える(エニアグラムとセット)
2024年4月に16タイプ相性論の講座を開講したときに、「これ…ソシオニクスでやったほうがよくね!」と気づき、本格的にソシオニクスを取り入れる。
クアドラ診断、タイプ診断、タイプ関係論をセットにすると、日本でいちばんソシオニクスを診断をしてきたい人(他に誰かいたら教えてください)