16タイプ診断:INFPのシャドウ(影の人格タイプ)とは?
今回のシャドウ診断の結果、
あなたの基本タイプはINFP…
シャドウタイプはENFJになりました。
シャドウは、私たちの影の部分を表します。
今回のシャドウタイプが、あなたのタイプにどのように影響するのかを、心理機能をベースに見ていきましょう。
気づいたら他人の期待ばかり…
INFPの皆さん、最近こんなこと、ありませんか?
- 友達の誘いを断れず、気が進まないのに参加してしまった
- SNSで「こう思われてるかも…」と過剰に考えてしまう
- 仕事で頼まれると、断れずにキャパオーバー
- 本当はのんびり過ごしたいのに、誰かの期待に応えなきゃと焦る
「自分の気持ちは…?」と思いながらも、 他人の評価や期待ばかり気にしてしまう。
こんな状態が続くと、 本来の自分らしさを見失い、息苦しくなってしまう んですよね。
実はこれ、 INFPがストレスを感じるときに出る“シャドウファンクション” の影響かもしれません。
INFPのシャドウはENFJ
INFPは本来、 自分の内なる価値観を大切にし、自由に創造しながら生きるタイプ。
でも、強いストレスを感じると、 まるで別の人のように、他人軸で動いてしまう ことがあります。
その状態こそが、 INFPのシャドウタイプ「ENFJ」モード。
ENFJは、 人との調和を何よりも大切にし、相手の気持ちを優先する献身的なタイプ です。
つまり、ストレスを感じたINFPは、 自分の気持ちよりも周囲の期待を優先しすぎるモードに入る のです。
- 断ると申し訳ない気がして、頼まれごとを引き受けすぎる
- ふいに「相手を傷つけたらどうしよう」と考えすぎて本音が言えない
- 誰かと話していても、頭の中で「今の言い方、大丈夫だったかな?」と反省会が始まる
いつの間にか、 「みんなに好かれること」が最優先 になり、 自分の本音を押し殺してしまう。
第五機能(対立者):外向感情が内向感情を攻撃する
INFPの主機能である 内向感情(Fi) は、「自分の感情を軸に生きる」 ことを大切にします。
しかし、ストレス下では シャドウファンクションの「第五機能:対立者」 にあたる 外向感情(Fe) に浸食されることがあります。
対立者とは、主機能を真っ向から否定し、メンタルブロックを引き起こす存在。
Feが前面に出ると、INFPはこう変わります。
- 「自分の気持ちより、周囲に合わせるべき」 → Fiの価値観が抑え込まれる
- 「本音を話すと、人を傷つけるかもしれない」 → 正直に生きることへのブレーキ
- 「みんなの期待に応えなきゃ」 → 無意識に演技をする
本来、INFPは 「自分の感情が最優先」 ですが、Feの影響を受けると、 「どう思われるか」が最優先 になってしまいます。
すると、どれだけ人と関わっても 「本当の自分」を出せず、孤独感が増す のです。
Feが支配し始めたと感じたら、まず 「今の私は自分の気持ちを大切にできているか?」 と問いかけましょう。シャドウの影響を理解することで、Fiの感覚を取り戻しやすくなります。
第六機能(毒親):内向直観が外向直観を攻撃する
自分の創造性やアイデアを形にしようとしたとき、心のどこかで 「どうせ無理」「こんなことをしても意味がない」 という声が聞こえたことはありませんか?
それは、INFPの 「毒親機能」 にあたる 内向直観(Ni) の仕業かもしれません。
Niは、INFPにとっての“毒親”
INFPの毒親機能とは…
- 無意識に強く働くが、INFPの本質とは相反する機能
- 補助機能(Ne)が未来の可能性を広げようとするのを否定する
- 幼少期から押さえつけられてきたコンプレックスとして作用する
- 自分に対してだけでなく、他人にもこの視点で批判的になる
つまり、Niは 「お前には未来なんてない」「やっても失敗する」と常に否定的な言葉を投げかける毒親のような存在 なのです。
毒親Niの影響:未来への絶望と創造性の喪失
① 可能性を奪う、悲観的な未来予測
本来のINFPは、Neを使って「未来には無限の可能性がある」と信じられるタイプ ですが、Niが優位になると、極端に悲観的な未来を想定 し、行動できなくなります。
- 「どうせやっても意味がない」
- 「失敗するに決まってる」
- 「この選択をしたら、絶対に後悔する」
Neが広げる可能性を、Niが容赦なく潰してしまうのです。
② 創造的な活動に罪悪感を抱く
Neは本来、自由な発想や創作を楽しむ機能。
しかし、毒親Niが働くと、何かを生み出そうとするたびに「そんなことをして何になる?」と批判する声が聞こえてくる ようになります。
- 創作に対して自信を失い、筆を折る
- 「こんなアイデア、誰も認めてくれない」と諦める
- やりたいことをするほど、罪悪感を感じる(まるで親に怒られるような感覚)
こうして、INFPは自分の創造性を抑え込み、内に閉じこもるようになってしまいます。
③ 他人に対しても批判的になる
Niの毒親機能は、自分に対してだけでなく、他人にもその視点でジャッジ します。
- 「そんな夢みたいな話、うまくいくわけがない」
- 「そのアイデア、意味あるの?」
- 「考えが甘い」
本来のINFPは 共感的で、人の可能性を大切にするタイプ です。しかし、Ni毒親の影響が強まると、自分の未来を否定するだけでなく、他人の夢や努力にも厳しくなってしまう のです。
Niの毒親から自由になるには?
この状態に気づいたら、「これは私の本来の思考ではなく、Niの毒親機能が語りかけているだけだ」 と意識することが大切です。
- Neの「やってみないとわからない」という感覚を思い出す
- 未来を決めつけず、「とりあえず試す」ことを意識する
- 「何をしても意味がない」と思ったら、それが毒親Niの声だと気づく
Niの毒親機能は、過去の経験や恐怖から生まれるもの。
しかし、未来はまだ決まっていないし、あなたの創造性には価値がある ことを忘れないでください。
「やってみる前から、できないと決めつけるのはやめよう」
「私は、自由に考え、試すことができる」
その言葉を、自分自身にかけてあげてくださいね。
第七機能(トリックスター):外向感覚が内向感覚を攻撃する
ENFJのシャドウでは、外向感覚が暴走し、内向感覚を圧倒します。現実を直視する力を奪われ、自分の経験を信じられなくなるのです。
INFPは普段、自分の内なる感覚を大切にしながら、慎重に人生を歩んでいきます。でもストレス下では、目の前の状況に流されるがまま、自分らしさを発揮できなくなります。受け身の人生を送りながらも、夢や理想は諦めきれない。そんな苦しいメンタルヘルスの状態に陥るのです。
現実逃避をするかのように、ファンタジーの世界にのめり込んでいく。でも誰とも本当の意味で心を通わせられない。これは、外向感覚が内向感覚を攪乱している証拠かもしれません。
ポイント
– 外向感覚が暴走し、内向感覚が抑圧される
– 現実を直視する力を奪われ、自分の経験を信じられなくなる
– 受け身の人生を送りつつも、夢は諦めきれずメンヘラ状態になる
– 現実逃避をするように空想の世界に入り込むが、誰とも心を通わせられない
第八機能:内向思考に怯える(悪魔/守護神)
ENFJのシャドウ状態では、最も苦手な内向思考が暴走します。冷静に物事を考えることへの恐怖に襲われるのです。
INFPは通常、感情に寄り添いながら、独自の価値観で生きることを何よりも大切にします。
しかしシャドウ状態では、感情を殺して論理的に考えることを強いられ、戸惑ってしまいます。自分らしく生きられない苦しさに、耐えられなくなるのです。
大切な決断を迫られた時、感情を無視して考えるのが恐ろしくてたまらない。
自分の生きづらさを社会のせいにして、現実から目を背けたくなります。この絶望感から抜け出すすべが見つからないのが、悲しみに拍車をかけます。
理屈で考えればわかることも、感情が否定する…そんな状態になり、自分らしい生き方について考えられなくなります。
ポイント
– 最も苦手な内向思考が暴走する
– 感情を殺して論理的に考えることへの恐怖に襲われる
– 感情を大切にできない苦しさに耐えられなくなる
– 社会に適応できない自分を責め、現実から逃避したくなる
劣等機能(アニマ/アニムス)の克服
INFPの皆さん、ストレス時のシャドウ状態から抜け出すには、普段使わない外向思考を意識的に鍛えることが大切です。
何でもいいので、何かをやりきる!決断をする!最後まであきらめない!を徹底することが大切です。
何かを成しえることで、はじめて自分なりのスタイルが確立でき、自分独自の気持ちや感情を深めることができます。
この状態を維持することで、外向感情や内向直観、外向感覚、内向思考の誘惑に対して、自分の価値観を通して仲良くすることができるのです。
そうやって自分の枠を超えた時、本当の意味で、あなたの人生が幕を開けます。世界を変える独創性を胸に、思い切り羽ばたいていってください。
ポイント
– 劣等機能の外向思考を意識的に鍛える
– まずは周りの期待に少しだけ応えてみることから始める
– 「やってみなければわからない」と一歩踏み出す勇気を持つ
– 自分なりのスタイルを確立することで、様々な脅威を克服できるようになる
– 自分の枠を超えた時、新しい人生がスタートを切る
INFPのシャドウタイプについて、理解を深めることはできたでしょうか。
ストレス時は、自分を見失って生きづらさを感じてしまいがちです。でもそこには、きっと成長のヒントが隠れているはず。弱い自分を受け入れつつ、一歩ずつ前に進んでいくこと。
信頼できる仲間に支えられながら、共に乗り越えていきましょう。あなたの無限の可能性を信じて。最高の作品を生み出せる日が、必ずやって来ます。
本来の自分を取り戻すには?
この状態に気づいたら、一度 「私は今、自分の気持ちを大事にできている?」 と自問してみてください。
そして、 自分が本当にやりたいこと、感じていることを優先する時間を意識的に作ること が大切です。
- 誰にも気を遣わず、ひとりで好きなことをする
- 「今は無理」「それはやりたくない」と言ってみる
- SNSや人間関係から少し距離を置く
「本当はどうしたい?」と自分に問いかける習慣をつけると、 シャドウの影響から抜け出し、本来のINFPらしい自由で創造的な感覚を取り戻せます。
ストレスが溜まると、 無意識に“他人の期待に応える”モード になりがちですが、 それがINFPの本来の姿ではない ということを、どうか忘れないでくださいね。
あなたの世界は、あなたのもの。
大切なのは、「どう思われるか」よりも 「自分がどう感じるか」 です。